とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

転載: イラク最新 ニュース  23(バスラで、治安悪化に抗議デモ)

2008年03月17日 11時39分26秒 | 地理・歴史・外国(時事問題も含む)
URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2008/03/12 (水)

  [飛耳長目録 today's news list]

☆バスラの治安をめぐり抗議が高まる 2008/03/14
☆イラクを生きる女性(4) シュクリヤの話


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☆★バスラの治安をめぐり抗議が高まる
イラク情勢ニュース 速報&コメント 3月14日
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 3月8日、治安情勢に不満を募らせる何千人ものバスラ住民がデモをおこない
、治安改善に動かない州の警察本部長と軍司令官の辞任を要求した。彼らの掲げ
た横断幕には、「バスラで暗殺に関わった者を捕らえて罰せよ」、あるいはアブ
ドル・ジャリル警察本部長と軍のモハン・アル・フィレジ司令官の名前をあげて
「ジャリルとモハンを罷免せよ」と書かれていた。

 IRINはその前後の状況をふくめて、次のように報告している(要旨)。 Protests
mount over insecurity in Basra

 イラク第2の都市バスラの住民と当局者たちは3月11日、IRINの取材に
、バスラは以前として民兵と犯罪者グループに支配されていると語った。

 48歳の数学教師アッバス・モハメッドは、「私たちは地獄のなかで生きてい
る。治安情勢は日々悪くなるばかりで、こんなことが続けば住民は殺されるか市
外に逃げだすしかない」と話した。

 「暗殺、殺人といったさまざまな攻撃が毎日市内のどこかで発生し、治安部隊
はサイレンを鳴らして現れるだけで何もしない」と彼は言う。

 52歳の主婦アリヤ・ラマダーンは、「政府は犯罪者を野放しにしている。安
全な者は1人もなく、全員がなんの前触れもなしに狙われる」と話した。

 3月8日のデモは政府と州当局に、「組織的暗殺・殺人」事件について撤退し
た究明をおこなうよう求めた。

 市内の医師もストライキ態勢でデモに参加し、彼らと家族の安全を守るよう要
求した。

 バスラの医師会長ジュマーによると、バスラ総合病院の精神科医は、正体不明
のならず者に誘拐された翌日、3月10日に銃弾を浴びた死体となって捨てられ
ているのが発見された。医師会長はIRINの電話取材に、「ストを決行するこ
とによって、政府はもとより全世界にイラクの医者の苦境を伝えたい」と語った


 「毎月1人は暗殺か拉致に遭い、あるいは医師自身か家族が殺されている。私
たちにはその理由も、背後に誰がいるのかも判らない」とジュマーは言った。医
者のストライキは、バスラではこの1年間に2度目となる。昨年7月には市内1
50人の医者が3日間のストをおこなったが、「政府はその後も何の対策もしな
かった」とジュマーは指摘した。2003年の米軍侵攻のあと、バスラだけで少
なくとも15人の医者が殺され、何十人もの医師がバスラから去った。

 他方、今年初めに発表された治安レポートによると、昨年、バスラでは少なく
とも133人の女性が、服装を理由に極端な宗教過激派によって殺された。彼女
たちの切断された遺体は、「イスラムの教えにそむいた」というメモと一緒に捨
てられていた。



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☆★イラクを生きる女性(4) シュクリヤの話
イラク情勢ニュース 速報&コメント 3月14日
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 6人の子どもをっかえる抱えるシュクリヤ(50歳)は、窓にガラスのない家
に仮住まいしている。床と壁は土がむきだしだ。寒い気候にもかかわらず、家族
はみな夏服を着ている--彼らには新しい服を買う余裕がないのだ。

 「家にはトイレも浴室もないので、外に出なければなりません」と彼女は言う
。「ヤシの葉でやっと屋根だけは作りましたが、バケツでお湯を沸かしています
」。

 彼らは夜あたたまる布団も毛布も持っていない。雨漏りが少しあるが、他の家
よりはマシだという。

 私はイラク戦争前の暮らしぶりを尋ねてみた。

 「家畜を飼っていたし、野菜やスイカを作っていたので、男たちを手伝って農
作業や収穫、市場への出荷を手伝っていました。自分たちが食べていくには、そ
れで十分でした。それなりの収入があって、支払もできていました」。

 このところ、家族の食事は普段はパンと紅茶だけになって、なにも食べずに寝
ることもしばしばある。毎月の食料配給には登録はしているものの、交換ポイン
トには遠く及ばず、それにシュクリヤには運搬料を払うことができない。

 「子どもが配給物を受取りに行くと言ってくれますが、子どもたちの安全を考
えると怖いので、私が行くことにしています」。

 シュクリヤは口にしなかったが、同じ状況に置かれた多くの女性が出かける途
中で暴力の犠牲になっている。

 「6人の子どもは、私たちのために収入を得て家族を助ようと、働きに出るこ
とを希望しています。しかし彼らは読み書きができないので、残念ながら、この
子たちを雇ってくれる人はいません。彼らはなにかできることないかと出かける
のですが、空しく帰ってくることもしょちゅうです。私も読み書きができないの
で、仕事に就くのは難しいのです」。

 「私がペプシの缶とナイロンを集めて、リサイクル工場に売りに行くこともあ
ります。わずかながらんそうやって収入を得ることができます」。

 パンを焼くときに煙と炎にさらされるため、シュクリヤは喘息(ぜんそく)に
かかっている。家の湿気がさらに体調を悪くさせている。

 「夫はいません。結核で死にました。この頃は子ども世話は完全に私の責任で
す。大きな責任ですが、ほかに何ができるでしょう。義理の妹の面倒もみます。
彼女は動けないので、私たちの暮らしを助けることはできません」。

 「これが私たちを取り巻く環境であり、これが私たちの生活なのです」。





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