URUK NEWS イラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2008/03/10 (月)
[飛耳長目録 today's news list]
☆イラクをめぐる最新ニュース 2008/03/10
・ヒロイン--イラクおける戦争未亡人の日々
・アメリカをイラク戦争に走らせた男--チャラビ&マケイン
☆「イラク」を生きる女性(1) 2008/03/10
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☆★イラクをめぐる最新ニュース 2008/03/10
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1)
Iraqi Resistance Report for events of Saturday, 8 March 2008
イラク・レジスタンス・レポート 2008年3月8日付
http://www.albasrah.net/en_articles_2008/0308/iraqiresistancereport_080308.htm
◆米軍収容所から解放された男を覚醒会議が拉致・殺害
◆タリミヤ:村人が米軍作戦中の盗難と破壊を糾弾
◆ヤスリブ:自宅を捜索されイラク警察が米兵4人を殺傷
◆7日、ディヤラ州でさらに米兵死亡、米軍が確認
◆フワイジャ:レジスタンスを攻撃した覚醒警察が爆弾で死亡
2)
Iraqi Resistance Report for events of Friday, 7 March 2008
イラク・レジスタンス・レポート 2008年3月7日付
http://www.albasrah.net/en_articles_2008/0308/iraqiresistancereport_070308.htm
◆ティクリート:米軍ハンビーのそばで爆弾が炸裂
◆サマッラ:爆弾で米軍ハンビーと戦闘車両破壊
◆ディヤラ州:空襲でアルカイダ指導者死亡と報道
3)
Heroines - the daily life of Iraq's war widows
ヒロイン--イラクおける戦争未亡人の日々
http://www.alertnet.org/db/blogs/49959/2008/02/7-114838-1.htm
イラク国内で難を逃れるために移住している240万人のうち、82%が女性
と12歳以下の幼い子どもたちである。多くの母親たちは宗派主義の暴力で夫を
失った。しかし逆境のなかで生きる彼女たちこそ真のヒロインであることを証明
している。ここに紹介する話は、3月8日の国際婦人デーにむけてイラクの女性
団体が聞き取りをおこなったものである。
4)
The Man Who Pushed America to War
アメリカをイラク戦争に走らせた男--チャラビ&マケイン
http://rawstory.com/news/2008/chalabi_biography__0307.html
イラクの元副首相チャラビの新たな伝記が注目されているが、そこには彼がア
メリカの外交政策に果たしたスキャンダラスな役割が示されている。一部ではネ
オコンの愛人」とも呼ばれたチャラビは、生物兵器貯蔵庫があるなどと主張して
、アメリカをイラク戦争に進ませることになった怪しげな「証拠」を提供した人
物として知られている。
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☆★イラクを生きる女性(1) スハイアルの話
イラク情勢ニュース 速報&コメント 3月10日
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つぎの話は、3月8日の国際婦人デーにむけてイラクの女性団体が聞き取りを
おこなったものの一つで、ロイター通信によっても紹介された。
Heroines - the daily life of Iraq's war widows
なんとか生計を営むために全国からバグダッド郊外に移住してきた戦争未亡人
たちは、毎日が生存のための戦いである。
「ここにいる多くの女性は若く、かつて私たちが未亡人と聞いて想像したよう
な、いわゆる<老女>ではありません」と、そこで暮らす1人の女性スハイアル
は話しはじめた。
「食料と電気がないので、家族を養っていくのはますます困難になっています
。朝起きて最初にすること、それは、もし幾らかでも電気か燃料があったらと思
うことなのです。どうやって食事をテーブルにならべるのかと悩みます」。
彼女たちにできることは、普通の場合、ガムかティッシュの販売なのだが、暴
力のすさまじい真っ直中では、スハイアルのような女性が物売りをするのは大変
なリスクをおかすことになる。
「こんな危険は2003年前には目にすることがありませんでした」とスハイ
アルは話す。「私たち女性は物売りしているときに多くの危険に出会います。子
どもたちの生命、自分の生命が奪われるのという恐怖がずっとあります・・・仕
事にいく途中で近くに車を見かけると、それが爆発するのではないかと怖くて、
理性がストップしていまうのです」。
人々があまりに自動車爆弾を怖がるので、この移住地の入口に通じる道路は車
両を入れないようになっている。
「60度にもなる夏の暑いなかでも、私たちは街頭でガソリンを売りました」
と彼女は言った。「ガソリン・スタンドに行って、何時間も列に並んで、その重
労働と引き替えに得るのはわずかなものです。電気がないので、保存が必要な食
料を買うためには、特に夏場は、毎日市場に出かけなければなりません。冷蔵庫
が本来の目的のために使われることは、めったにありません。今では戸棚がわり
なんですよ」。
恐怖が彼女たちの心を支配していることは、驚く事ではない。特に彼女たちは
生活するために、市場やガソリン・スタンド、大通りの人混みといった、殺害や
爆発で有名になった場所に出かけるのだから。
「自動車爆弾や銃撃の音を聞くと、母親がパニックに襲われるのは当たり前で
しょう」とスハイアルは言う。「自分の子どもが犠牲になったのでは、と思うの
です。母親として、私たちは子どもが死に目にあうという現実を振り払うことが
できないのです。そのような光景が私たちの生活のノルマになってしまいました
」。
「しかし母親として、私たちは子どもにとって平穏と愛情の源(みなもと)な
のです。子どもたちを怖がらせたり心配させたりしないために、私たちは自分の
感情を隠し、子どもたちをしっかり抱きとめなければならないのです」。
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※URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト)
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
メーリング・リストへの参加・退会手続きはここでもできます
※イラク・レジスタンス・レポート
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2008/03/10 (月)
[飛耳長目録 today's news list]
☆イラクをめぐる最新ニュース 2008/03/10
・ヒロイン--イラクおける戦争未亡人の日々
・アメリカをイラク戦争に走らせた男--チャラビ&マケイン
☆「イラク」を生きる女性(1) 2008/03/10
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☆★イラクをめぐる最新ニュース 2008/03/10
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1)
Iraqi Resistance Report for events of Saturday, 8 March 2008
イラク・レジスタンス・レポート 2008年3月8日付
http://www.albasrah.net/en_articles_2008/0308/iraqiresistancereport_080308.htm
◆米軍収容所から解放された男を覚醒会議が拉致・殺害
◆タリミヤ:村人が米軍作戦中の盗難と破壊を糾弾
◆ヤスリブ:自宅を捜索されイラク警察が米兵4人を殺傷
◆7日、ディヤラ州でさらに米兵死亡、米軍が確認
◆フワイジャ:レジスタンスを攻撃した覚醒警察が爆弾で死亡
2)
Iraqi Resistance Report for events of Friday, 7 March 2008
イラク・レジスタンス・レポート 2008年3月7日付
http://www.albasrah.net/en_articles_2008/0308/iraqiresistancereport_070308.htm
◆ティクリート:米軍ハンビーのそばで爆弾が炸裂
◆サマッラ:爆弾で米軍ハンビーと戦闘車両破壊
◆ディヤラ州:空襲でアルカイダ指導者死亡と報道
3)
Heroines - the daily life of Iraq's war widows
ヒロイン--イラクおける戦争未亡人の日々
http://www.alertnet.org/db/blogs/49959/2008/02/7-114838-1.htm
イラク国内で難を逃れるために移住している240万人のうち、82%が女性
と12歳以下の幼い子どもたちである。多くの母親たちは宗派主義の暴力で夫を
失った。しかし逆境のなかで生きる彼女たちこそ真のヒロインであることを証明
している。ここに紹介する話は、3月8日の国際婦人デーにむけてイラクの女性
団体が聞き取りをおこなったものである。
4)
The Man Who Pushed America to War
アメリカをイラク戦争に走らせた男--チャラビ&マケイン
http://rawstory.com/news/2008/chalabi_biography__0307.html
イラクの元副首相チャラビの新たな伝記が注目されているが、そこには彼がア
メリカの外交政策に果たしたスキャンダラスな役割が示されている。一部ではネ
オコンの愛人」とも呼ばれたチャラビは、生物兵器貯蔵庫があるなどと主張して
、アメリカをイラク戦争に進ませることになった怪しげな「証拠」を提供した人
物として知られている。
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☆★イラクを生きる女性(1) スハイアルの話
イラク情勢ニュース 速報&コメント 3月10日
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つぎの話は、3月8日の国際婦人デーにむけてイラクの女性団体が聞き取りを
おこなったものの一つで、ロイター通信によっても紹介された。
Heroines - the daily life of Iraq's war widows
なんとか生計を営むために全国からバグダッド郊外に移住してきた戦争未亡人
たちは、毎日が生存のための戦いである。
「ここにいる多くの女性は若く、かつて私たちが未亡人と聞いて想像したよう
な、いわゆる<老女>ではありません」と、そこで暮らす1人の女性スハイアル
は話しはじめた。
「食料と電気がないので、家族を養っていくのはますます困難になっています
。朝起きて最初にすること、それは、もし幾らかでも電気か燃料があったらと思
うことなのです。どうやって食事をテーブルにならべるのかと悩みます」。
彼女たちにできることは、普通の場合、ガムかティッシュの販売なのだが、暴
力のすさまじい真っ直中では、スハイアルのような女性が物売りをするのは大変
なリスクをおかすことになる。
「こんな危険は2003年前には目にすることがありませんでした」とスハイ
アルは話す。「私たち女性は物売りしているときに多くの危険に出会います。子
どもたちの生命、自分の生命が奪われるのという恐怖がずっとあります・・・仕
事にいく途中で近くに車を見かけると、それが爆発するのではないかと怖くて、
理性がストップしていまうのです」。
人々があまりに自動車爆弾を怖がるので、この移住地の入口に通じる道路は車
両を入れないようになっている。
「60度にもなる夏の暑いなかでも、私たちは街頭でガソリンを売りました」
と彼女は言った。「ガソリン・スタンドに行って、何時間も列に並んで、その重
労働と引き替えに得るのはわずかなものです。電気がないので、保存が必要な食
料を買うためには、特に夏場は、毎日市場に出かけなければなりません。冷蔵庫
が本来の目的のために使われることは、めったにありません。今では戸棚がわり
なんですよ」。
恐怖が彼女たちの心を支配していることは、驚く事ではない。特に彼女たちは
生活するために、市場やガソリン・スタンド、大通りの人混みといった、殺害や
爆発で有名になった場所に出かけるのだから。
「自動車爆弾や銃撃の音を聞くと、母親がパニックに襲われるのは当たり前で
しょう」とスハイアルは言う。「自分の子どもが犠牲になったのでは、と思うの
です。母親として、私たちは子どもが死に目にあうという現実を振り払うことが
できないのです。そのような光景が私たちの生活のノルマになってしまいました
」。
「しかし母親として、私たちは子どもにとって平穏と愛情の源(みなもと)な
のです。子どもたちを怖がらせたり心配させたりしないために、私たちは自分の
感情を隠し、子どもたちをしっかり抱きとめなければならないのです」。
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※URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト)
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
メーリング・リストへの参加・退会手続きはここでもできます
※イラク・レジスタンス・レポート
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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