とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

『いま、イラクを生きる』リバーベンド 10(「ノミネーション」)

2008年04月21日 11時20分50秒 | 地理・歴史・外国(時事問題も含む)
2006年4月2日
     「ノミネーション」(全文引用)
 数日間インターネットとご無沙汰していて、戻ってみたら「おめでとう!!」という件名の何十通ものメールで受信箱があふれていた。3月中旬、「バグダッド・バーニング」が「ブロッギーズ」の「アフリカと中東の部門」でのウェブログ賞を獲得したので、突然の祝賀メールは、その高い評価を受けているブログ賞のためだと思った(この場を借りてご挨拶を――この名誉ある賞をくださった権威ある方々に感謝いたします――本当にアカデミー賞の晴れ舞台に立った気分よ)。

 でも、そうじゃなくて、本の『バグダッド・バーニング』が、ノンフィクションに与えられる、権威あるイギリスの賞、サミュエル・ジョンソン賞で最終候補者リストに残ったからだったの!! 私は候補者リストに上がったことすら知らなかったので、とっても驚いた。リストに載っているほかの名前がすごく著名なものばかりだったので、何かの間違いだと自分に言い聞かせていたけれど、英国のマリオン・ボイヤーズ社から確認を得た。

 それを知ってからというもの、私は少しぼーっとした状態で歩き回っている。なにもかもほかの誰かに起こっていることのように思えて、水のタンクをいっぱいにしたり、石油ヒーターをしまうために掃除をしたり、インコのかごの新聞を取り替えたりしているあいだ、そのことを思い起こそうとし続けなければならないでいる。(あなたのかごを掃除してるのは、サミュエル・ジョンソン賞にノミネートされた人だって知ってほしいな...........)。

 ううん、賞をとるかどうかなんてそんなことまったく気にならない、私のいまの気持ちは、リストに載るだけでも大変な名誉だってこと。

*(訳注「ブロッキーズ」:ブロッギーは、アメリカ・ミシガンに住む23歳の「otaku」失業者が主催する、メール投票でその年のベスト・ブログを選ぶサイト。2001年から。権威も資本も関係ない、と徹底した手作り感覚で、賞金も主催者がその年にちなんだ額(今年は2006セント)を出すほか、賞金貢献参加者を募って出している。リバーベンドが受け取ったのは、あるブログの主催者から贈られた200ドル分のデザイン料(これはこの賞では破格の金額)とまた別のブログの主催者から贈られた10ポンド)
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