電気代は高いし、日用品などの物価が微妙に高くなってきた。息子たちはもっと悲惨だろう。ひどく安い賃金だろうから。
生活できるかどうかスレスレだから、とても結婚どころではない。
いったい誰が儲けているのだろうか?こんなに若者をそまつにする時代になるのなら産まなきゃよかった。人口が減ったって知るものか。
今回は、思いっきり、所帯くさい愚痴を並べよう。
消費税ほんとうにあげるの?ばかだなあ。ますます倹約、倹約で財布のひもはみんながしめるよ。消費は伸びない。まずは給料をあげなさいよ。
あげそうもないなら、こちらはタンス貯金で抵抗。そして消費の倹約に走る。まずは食費の倹約だ。
大鍋に鶏肉といろいろたくさんの野菜を煮こむと大型タッパーに10個はとれる。
これに味付けとして、カレーとシチューの市販の固形ルー2箱を交互にいれ、10個のタッパーを冷凍室に保存しておき毎日食べる。
ごはんは3合炊いて、これもおちゃわん型のタッパー6個に入れて冷凍庫に保存しておいて解凍して毎日食べる。
毎日料理をしなくていいし、楽ちんだ。冷凍室がぱんぱんに詰まっていると安心だ。少なくともあと10日間はお金を使わなくとも食事ができると思うと安心する。
同じ具で10日ごとにカレー、シチュー、カレー、シチューと交互に続けていくと野菜たっぷりでタンパク質も鶏肉がたくさん入っているので
栄養的には満点でなんの心配もなく、安心していられる。食費も2万円あればオヤツも買える。
朝、昼のパスタの冷凍食品も買える。近くのコンビニでは1個148円で売っている。
けれど、或る日シチューとカレーばかり食べていたら悲しくなってきた。寂しくなってきた。
そこでレパトリーをふやすことにした。
参照するのは昔の料理本。
結婚する時にぎりぎりまで学生していてなにも料理できなかったわたしを心配して母が持たせてくれた郷土料理の本と暮らしの手帖版『おそうざい12か月』という本。
具の工夫、豊かな季節感、手抜きなし、なんでも手作り。さすがである。とにかくなんでも載っている。
今となっては貴重な本だ。これがすべておいしいのだ
夏ぞうすいをつくった。水洗いしたごはんにたっぷりのだし汁。具は塩ふりシャケを焼いてほぐしておく。だし汁に生しいたけをいれて少し煮る。次に洗ったご飯を入れて、ほぐしたシャケ、三つ葉、溶き卵をいれて火をとめてふたをして蒸らして半熟状にする。さっぱりしているので夏の食欲がないときにもさらさらと食べられるので「夏ぞうすい」というのだそうだ。
ついでにやはり鶏肉、ネギ(ニラでもいい)、そして水でもどした乾燥しいたけ、当然たっぷりのだし汁。うどん3玉。名前は「肉うどん」
。
なんでも手作りなので「梅干し」の作り方は当然載っている。買うと高いので、今年は自分で作ることにした。
梅は6月に市場に出る。1キロ1500円ちかくしたが和歌山産の立派な青梅をスーパーでみつけた。
こんなみごとな梅は、その後値段は安くなったが、売っていない。ラッキーだった。
今、梅は重石をのせられてカメのなかで塩漬けされて、赤じそを入れられるのと梅雨明けを待っている。
食費倹約し始めたら、ものを大事にするようになったし、昔の人の豊かな空想力、季節感を大事にする気持ちがわかるように
なってきた。旬のものをいかに生かすか。保存食にも力をいれている。おそらく代々伝わってきたおそうざいだろうから知恵が深い。
バッチャンを大事にしないと大事な知恵が伝わってこないので、核家族はものすごく損しているな、と思った。
最後にわたしの生きがい、趣味の園芸をアップして気持ちをやわらげたい。アジサイが咲きはじめてきた。
スパテも白い花を8本もつけ、名前を忘れた植物だが アンスリュームが赤い花をつけ始めた。
これでなにが寂しかろうか。不況でも