とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

「大蛇の唄」再考

2006年11月18日 07時28分06秒 | 読書感想
 昨日は、初めて「大蛇の唄」を書き写してみました。

これは、学生運動が盛んな頃に彗星のごとく現れ、すぐに解散して個別活動に入っていったフォークソンググループ、によって歌われたものです。

 フォーク・クルセイダーズは反体制の「抵抗の歌」にしても、非常に洗練された感覚で歌った京都発信のグループでした。

「大蛇の唄」は、一見ふざけていますが、じっとみつめていたら「恐い唄」に見えてきました。

北山修は知識のある人です。もしかすると早々とサン=テグジュペリの作品の情報を握っていたかもしれませんし、第二次大戦のナチに関する資料を読んでいたかもしれません。あるいは、サン=テグジュペリと同じ発想で、感覚的にオリジナルに「大蛇」を思いついたのかもしれません。結局、何を思って「大蛇の唄」を書いたのかは分かりませんが、一日経ってみたら、こわ~い、こわ~い唄に見えてきました。

オラはょ、あのグループの唄を、無邪気に聞きすぎてたべ。ボケてるだべ。
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