とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

『アー・ユー・ハッピー?』 矢沢永吉著  つづき

2008年06月21日 23時27分50秒 | 読書感想
(要約)オーストラリア事件からオレはなにか変わった。前は銀行が融資してくれるという言うとうれしかった。今でもいつでも融資しますと言ってくるが、オレは「ノー」と言うようになった。
必要があったらお願いします、と言うようになった。
これが事件後の矢沢だ。

 矢沢の言い分はまともだと思う。だって、日本政府はバブルが崩壊して何をしている?税金を投入している。建設会社やでかい企業は銀行になんて言ってる?債権放棄、借金棒引き。だけどそういう体質だから山一證券はふっとんじゃなかったのか?
 オレがもし建設会社と同じように「オレの負債だけど、オレは詐欺・横領の被害者だから、借金返すのやめた。ごめん」ってやったらどうする?大企業がいまやってることを、オレが見習って、住宅ローンを抱えたサラリーマンもみんな見習ったらどうなる。銀行はバタバタつぶれる。日本はおしまいになる。

 人にものを借りたら、返す。百円借りたら、百円返す。銀行から1万円借りたら、1万円に利子をつけて返す。それは社会のルールだ。オレらはそう小学校で教わった。
 ところが、「ないものは返せません」がまかり通っている。
借りた金を返さないのは正義なんですか?でもいまの風潮はそうだよね。金を借りた方が被害者みたいな顔をしている。「金返せって言われちゃったよ」って。返せっていう言い方がきついから、訴えてやる、なんていうのがまかり通っている。
 ここのところをちゃんとしないと、正義はなくなる。金を借りて踏み倒すヤツが正しくて、借金を取り立てるヤツが悪なのか。いまはそうなりつつある。
 もう1回、小学校に戻ろうよ。小学校に戻ろうというのは、人に親切にしなければならない。、人の痛みをわかってやらなきゃいけない、助けられたら自分も助けなきゃならない、借りたものは返さなきゃいけない。
 
 借りたものをなかったことにして「返せないものはしょうがないだろう」っていうことをいま大人たちはやっている。マスコミもそれを助長してる。
 オレたちは本当のことを語るような日本にしなきゃいけないんだ。
 本当のことってなんだ?
 小学校に戻ることだ。百円借りたら、百円返すことだ。借りた方が被害者で、借りた物を返すのはバカみたいにいわない世の中だ。ルールをはっきりさせよう。ルールをちゃんと守ろう。
 日本はそろそろ本当の話をしなくちゃいけない時期に来ている。

 人間の一生ってなんだ?好きな仕事して、メシ食って、酒飲んで、好きなクルマころがして。そして最後には死んで物体になる。そのあいだで、すべった、ころんだ、泣いた、笑ったとやる。そのステージで矢沢永吉という役柄を演じて、最後には消えていく。そういうものだと思う。
 死んだらオシマイだ。
 でも、生きているかぎりは役柄がある。その役柄をちゃんと演じつづける。
 それが生きるってことだ。」


★小泉くん、福田くん、議員くんら、官僚くんなにか質問ありますか?

最後に、矢沢くんから一言ね。
「日本っていうのはクソみたいなところがある。誰かがとことんやらないと、ハゲタカのようなやつらが群がってくる」

 そうですね。中間搾取したり、賄賂とったり、日本には陰湿なハゲタカがたくさん生息していますね。今では日常光景になりました。そのように日本を捉えると生きていくのに役にたつでしょう。きっと何回もハメラれるでしょう。でもね、きれいな鳥たちもいるって信じたいですね。(理科の時間おわり)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『アー・ユー・ハッピー ?』... | トップ | 9・11はアメリカ内部の犯... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読書感想」カテゴリの最新記事