URUK NEWS イラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2008/04/07 (月)
[飛耳長目録 today's news list]
☆サドルの声明をレジスタンス組織が批判 2008/04/07
☆イラクをめぐる最新ニュース・ヘッドライン 2008/04/07
・イラク・レジスタンス・レポート 4月4日~6日付
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☆★サドルの声明をレジスタンス組織が批判
イラク情勢ニュース 速報&コメント 4月7日
--------------------------------------------------------------------
3月29日にアルジャジーラの<公開討論>で放送されたマフディ軍指導者ム
クタダ・サドルへのインタビューについて、イラク・レジスタンス・イスラム戦
線(ジャアマ)が次のように論評している(要旨)。サドル評価についても参考
にできる。
A reply to Muqtada's statements on al Jazeerah TV channel
http://www.iraqirabita.org/index3.php?do=article&id=13301
ムクタダ・サドルはこのインタビューのなかで、世論を彼に都合のよいように
変え事実を隠そうとする意図をもって、偽りの陳述をおこなった。それは彼自身
と彼の民兵を愛国的なイラク・レジスタンス運動の重要な構成要素であるとして
売りこむ安っぽい画策である。さらにそれは正統性を主張するレジスタンスのシ
ンボルであるかのように自分自身を描いている。
サドルと彼の支持者はシーア同盟の誕生と違法な政府のなかでマリキを権力の
座に就けることに貢献し、そのなかで重要な勢力の一つになったが、これは利権
と影響力をめぐる権力抗争であった。
サドルがアルジャジーラでおこなった最近の声明は、サドル派がまったく参加
してないレジスタンスに言及することによって、自分にたいする現政府の統制を
緩め、世論を獲得しようとする策謀である。
事実はまったく正反対で、マフディ軍と呼ばれる暴徒は、イラク・レジスタン
スを攻撃し、正統なレジスタンスつまりイラクにおけるジハード(聖戦)の考え
を潰すことを手がけた、最初の勢力の一つである。
そのことについては、次の事実または真実を指摘しておこう。
1.ムクタダ・サドルとその武装武門であるマフディ軍は、イラクを破壊する
構想を「美化」する行為として、占領者が導入した政治プロセスに従ってこれに
参加した。サドル信奉者はこの政治プロセスの最初の賛同者であり、それにより
影響力と権力を得た。サドル信奉者は議会に20議席を得て幾つかの大臣のイス
も手に入れた。2005年の選挙にも同じシーア同盟に属して参加し、現マリキ
政府のもとでも5つの象徴が彼らの支配下にある。サドルは政治プロセスに参加
し続けることによって、アメリカの占領に正統性を与えることに貢献してきた。
2. マフディ軍はイラクの内戦に火を点けた勢力であり、内戦を支える主柱
の一つである。彼らはイラクの息子・娘の心臓に銃をつきつけ、モスクを破壊し
、何十万人もの人々を移住させ、何百人もの無実の人々を虐殺しており、国民を
殺戮する勢力である。この民兵は宗派によって居住地を分割して住民を分離し、
イラク社会を切り裂いた。彼らの狙いは、首都バグダッドを最終的に支配するこ
とである。
3.マフディ軍の民兵は、ごく稀な出来事を除いて、その銃口をアメリカ占領
軍に向けることはない。稀なケースというのは、マフディ軍が無実のイラク人の
血をあまりに流しすぎて、アメリカ占領軍がそれをとがめるときである。実際、
サドルの民兵は名誉あるイラク・レジスタンスがいつも直面する最大の障害の一
つであった。サドル派民兵は再三再四、レジスタンス戦士を攻撃目標としてバグ
ダッドにおける宗派主義の浄化作戦をおこなってきた。このことは勇敢なイラク
・レジスタンス戦士に、余計な負担を背負わせている。サドル信奉者はアメリカ
占領軍に利用され、のアメリカ軍の代わりにレジスタンス戦士と戦ってきた。
4.サドルおよびサドル支持者を一方とし、マリキおよびその同盟者を他方と
する今回の衝突は、権力と利権、資源をめぐる抗争以外の何ものでもなく、特に
イラク中部と南部における石油資源をめぐるものである。したがって、いかなる
意味においても、彼らが主張しているような占領軍との衝突ではない。今回の衝
突はやがて実施される地方選挙に関する法律が発表されたあとに始まった。それ
を政府内での内部抗争に利用して、サドルは占領と戦う人物として売り出そうと
しているのである。サドルは政府内の他の勢力を孤立させ、アラブおよびムスリ
ムの世論とイラク国内の世論を自分の陣営に獲得することを狙っており、そうす
ることでイラクならびにイラク国民に対する自分の過去と現在の犯罪を覆い隠す
つもりなのだ。
勇敢なイラク・レジスタンスはこのような売り込みを許さず、レジスタンスを
隠れ蓑に使う者を否定する。これはサドルとサドル支持者による見えすいた、安
っぽい、低レベルの試み以外の何ものでもない。
イラク・レジスタンスは、参加する息子・娘が流した貴い血と犠牲によってみ
ずからを証明し、解放への道を切り開いてきたものである。
※訳者註: サドルは4月9日に大規模デモの開催を呼びかけたのなかでも、
アメリカの占領に抗議すると述べ、あたかも「反米・反占領の旗手」のごとく装
っている。米欧メディアもそれを報道するが、レジスタンスや愛国者たちが本当
に占領に反対し占領軍と戦っていることについては、ほとんど取り上げない。
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☆★イラクをめぐる最新ニュース・ヘッドライン 2008/04/07
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1)
Iraqi Resistance Report for events of Sunday, 6 April 2008
イラク・レジスタンス・レポート 2008年4月6日付
http://www.albasrah.net/pages/mod.php?mod=art&lapage=../en_articles_2008/0408/iraqiresistancereport_060408.htm
◆砲撃されたグリーンゾーンで米兵3人死亡
◆米軍とマフディ軍民兵がイラク最大の野菜市場で銃撃戦
◆米軍がサドルシティーに侵攻、マフディ軍と戦闘
◆シャルカト: 爆弾攻撃を受けて米兵が負傷
◆バクーバ: 爆弾攻撃で米兵3人が死亡
2)
Iraqi Resistance Report for events of Saturday, 5 April 2008
イラク・レジスタンス・レポート 2008年4月5日付
http://www.albasrah.net/pages/mod.php?mod=art&lapage=../en_articles_2008/0408/iraqiresistancereport_050408.htm
◆東バグダッド: イラク政府軍の旅団長が射殺される
◆バイジ近郊で米軍が町を1週間も包囲、民家を捜索・焼き討ち・爆破
◆ディワニヤ近くの米軍基地にミサイル攻撃
3)
Iraqi Resistance Report for events of Friday, 4 April 2008
イラク・レジスタンス・レポート 2008年4月2日付
http://www.albasrah.net/pages/mod.php?mod=art&lapage=../en_articles_2008/0408/iraqiresistancereport_040408.htm
◆バグダッド: 爆弾攻撃でアメリカ兵が死亡
◆マフディ軍への攻勢に備えて米軍がサドル地区に兵力投入
◆西バグダッド: 米軍パトロールの近くで爆弾炸裂
◆ディヤラ州: 葬列を襲った自爆で20人死亡
◆バスラ: 米軍攻撃ヘリの銃・砲擊によって死傷者
4)
Shia death squads murder Palestinians in Iraq.
シーア派の暗殺チームがパレスチナ人を殺害
http://aams.blogspot.com/2008/04/iraqi-shiite-militia-slaughter.html
パレスチナ人医師のライラ・アリ・タハと幼い娘が昨日(4日)、イランに支
援されたシーア派の暗殺チームによって、バグダッドのアパートで野蛮に殺戮(
さつりく)された。彼らはナイフで刺し殺されたあと、遺体とアパート全体が燃
やされた。2人の遺体は明日、モスクに運ばれて埋葬される。・・・イラクに住
むパレスチナ人は、パレスチナ人でありシーア派のイラク人ではないというだけ
の理由で、いっそう困難で極度に危険な状態に直面している。彼らはイラク国籍
こそ持たないものの、1948年から60年もイラクに住んで、それなりの財産
と身分証明も持つことを許されていたが、この5年間、シーア派民兵や暗殺チー
ムによる攻撃目標になっている。
5)
22 killed in Sadr City clashes
サドルシティーでの武力衝突で22人死亡
http://wiredispatch.com/news/?id=117069
4月6日--政府とマフディ軍の停戦表明にもかかわらず、米軍に支援された
イラク政府軍はサドルシティーでシーア派民兵と交戦し、その武力衝突で22人
が死亡、数十人が負傷した。2ヶ所の地元病院関係者は、死者22人、負傷者9
2人と匿名で語った。彼らは報道機関に犠牲者の数について語る権限を与えられ
ていない。
6)
Baghdad neighborhoods in need of ‘more military raids’, warns Maliki
マリキ首相の警告に戦慄走る、バグダッドでも「騎士の突撃」作戦必要
http://www.azzaman.com/english/index.asp?fname=news\2008-04-05\kurd.htm
4月5日--マリキ首相がバグダッドの住宅地に新たな軍事攻勢を命令すると
警告したことで、人口60万人以上を擁する首都バグダッドに衝撃が走った。1
年以上になった米軍の増派作戦は成功したといわれてきたが、マリキ首相の発言
は、バグダッドの少なくとも特定地域に以前のような嵐が吹き荒れる予兆と送っ
たのだ。マリキの発言は、「無法者がいるので、バグダッドには<騎士の突撃>
(バスラ作戦の暗号名)が必要な地域がある」というものだった。
7)
Blackwater contract in Iraq renewed for one year
ブラックウォーターがイラクでの契約を1年更新
http://www.uruknet.de/?s1=1&p=42745&s2=05
ワシントン発、4月4日--ブラックウォーター社の警護員(=傭兵)が無実
のイラク人市民17人を射殺する事件が昨年9月に発生したにもかかわらず、米
国務省は4日、アメリカの民間警備会社(傭兵企業)であるブラックウォーター
社との外交官警護契約を更新する、と発表した。
8)
Army Is Worried by Rising Stress of Return Tours to Iraq
米軍はイラク帰還兵のストレス増大に悩まされる
http://www.nytimes.com/2008/04/06/washington/06military.html?ref=washington
イラクに大規模へ威力を維持するという作戦のもとで、何度も繰り返し前線に
呼び戻される兵士の精神衛生は警戒すべき状態になっている--米軍指導部が表
明している。イラク駐留米軍のペトレアス司令官は、既に一部削減が予定されて
いる7月以後には何等の兵力削減も大統領に進言するつもりはないが、長期に繰
り返しイラク派遣を命じられる兵士のストレスは米軍の高級幹部のあいだで重大
な関心事となっている。
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※URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト)
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
メーリング・リストへの参加・退会手続きはここでもできます
※イラク・レジスタンス・レポート
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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[飛耳長目録 today's news list]
☆サドルの声明をレジスタンス組織が批判 2008/04/07
☆イラクをめぐる最新ニュース・ヘッドライン 2008/04/07
・イラク・レジスタンス・レポート 4月4日~6日付
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☆★サドルの声明をレジスタンス組織が批判
イラク情勢ニュース 速報&コメント 4月7日
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3月29日にアルジャジーラの<公開討論>で放送されたマフディ軍指導者ム
クタダ・サドルへのインタビューについて、イラク・レジスタンス・イスラム戦
線(ジャアマ)が次のように論評している(要旨)。サドル評価についても参考
にできる。
A reply to Muqtada's statements on al Jazeerah TV channel
http://www.iraqirabita.org/index3.php?do=article&id=13301
ムクタダ・サドルはこのインタビューのなかで、世論を彼に都合のよいように
変え事実を隠そうとする意図をもって、偽りの陳述をおこなった。それは彼自身
と彼の民兵を愛国的なイラク・レジスタンス運動の重要な構成要素であるとして
売りこむ安っぽい画策である。さらにそれは正統性を主張するレジスタンスのシ
ンボルであるかのように自分自身を描いている。
サドルと彼の支持者はシーア同盟の誕生と違法な政府のなかでマリキを権力の
座に就けることに貢献し、そのなかで重要な勢力の一つになったが、これは利権
と影響力をめぐる権力抗争であった。
サドルがアルジャジーラでおこなった最近の声明は、サドル派がまったく参加
してないレジスタンスに言及することによって、自分にたいする現政府の統制を
緩め、世論を獲得しようとする策謀である。
事実はまったく正反対で、マフディ軍と呼ばれる暴徒は、イラク・レジスタン
スを攻撃し、正統なレジスタンスつまりイラクにおけるジハード(聖戦)の考え
を潰すことを手がけた、最初の勢力の一つである。
そのことについては、次の事実または真実を指摘しておこう。
1.ムクタダ・サドルとその武装武門であるマフディ軍は、イラクを破壊する
構想を「美化」する行為として、占領者が導入した政治プロセスに従ってこれに
参加した。サドル信奉者はこの政治プロセスの最初の賛同者であり、それにより
影響力と権力を得た。サドル信奉者は議会に20議席を得て幾つかの大臣のイス
も手に入れた。2005年の選挙にも同じシーア同盟に属して参加し、現マリキ
政府のもとでも5つの象徴が彼らの支配下にある。サドルは政治プロセスに参加
し続けることによって、アメリカの占領に正統性を与えることに貢献してきた。
2. マフディ軍はイラクの内戦に火を点けた勢力であり、内戦を支える主柱
の一つである。彼らはイラクの息子・娘の心臓に銃をつきつけ、モスクを破壊し
、何十万人もの人々を移住させ、何百人もの無実の人々を虐殺しており、国民を
殺戮する勢力である。この民兵は宗派によって居住地を分割して住民を分離し、
イラク社会を切り裂いた。彼らの狙いは、首都バグダッドを最終的に支配するこ
とである。
3.マフディ軍の民兵は、ごく稀な出来事を除いて、その銃口をアメリカ占領
軍に向けることはない。稀なケースというのは、マフディ軍が無実のイラク人の
血をあまりに流しすぎて、アメリカ占領軍がそれをとがめるときである。実際、
サドルの民兵は名誉あるイラク・レジスタンスがいつも直面する最大の障害の一
つであった。サドル派民兵は再三再四、レジスタンス戦士を攻撃目標としてバグ
ダッドにおける宗派主義の浄化作戦をおこなってきた。このことは勇敢なイラク
・レジスタンス戦士に、余計な負担を背負わせている。サドル信奉者はアメリカ
占領軍に利用され、のアメリカ軍の代わりにレジスタンス戦士と戦ってきた。
4.サドルおよびサドル支持者を一方とし、マリキおよびその同盟者を他方と
する今回の衝突は、権力と利権、資源をめぐる抗争以外の何ものでもなく、特に
イラク中部と南部における石油資源をめぐるものである。したがって、いかなる
意味においても、彼らが主張しているような占領軍との衝突ではない。今回の衝
突はやがて実施される地方選挙に関する法律が発表されたあとに始まった。それ
を政府内での内部抗争に利用して、サドルは占領と戦う人物として売り出そうと
しているのである。サドルは政府内の他の勢力を孤立させ、アラブおよびムスリ
ムの世論とイラク国内の世論を自分の陣営に獲得することを狙っており、そうす
ることでイラクならびにイラク国民に対する自分の過去と現在の犯罪を覆い隠す
つもりなのだ。
勇敢なイラク・レジスタンスはこのような売り込みを許さず、レジスタンスを
隠れ蓑に使う者を否定する。これはサドルとサドル支持者による見えすいた、安
っぽい、低レベルの試み以外の何ものでもない。
イラク・レジスタンスは、参加する息子・娘が流した貴い血と犠牲によってみ
ずからを証明し、解放への道を切り開いてきたものである。
※訳者註: サドルは4月9日に大規模デモの開催を呼びかけたのなかでも、
アメリカの占領に抗議すると述べ、あたかも「反米・反占領の旗手」のごとく装
っている。米欧メディアもそれを報道するが、レジスタンスや愛国者たちが本当
に占領に反対し占領軍と戦っていることについては、ほとんど取り上げない。
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☆★イラクをめぐる最新ニュース・ヘッドライン 2008/04/07
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1)
Iraqi Resistance Report for events of Sunday, 6 April 2008
イラク・レジスタンス・レポート 2008年4月6日付
http://www.albasrah.net/pages/mod.php?mod=art&lapage=../en_articles_2008/0408/iraqiresistancereport_060408.htm
◆砲撃されたグリーンゾーンで米兵3人死亡
◆米軍とマフディ軍民兵がイラク最大の野菜市場で銃撃戦
◆米軍がサドルシティーに侵攻、マフディ軍と戦闘
◆シャルカト: 爆弾攻撃を受けて米兵が負傷
◆バクーバ: 爆弾攻撃で米兵3人が死亡
2)
Iraqi Resistance Report for events of Saturday, 5 April 2008
イラク・レジスタンス・レポート 2008年4月5日付
http://www.albasrah.net/pages/mod.php?mod=art&lapage=../en_articles_2008/0408/iraqiresistancereport_050408.htm
◆東バグダッド: イラク政府軍の旅団長が射殺される
◆バイジ近郊で米軍が町を1週間も包囲、民家を捜索・焼き討ち・爆破
◆ディワニヤ近くの米軍基地にミサイル攻撃
3)
Iraqi Resistance Report for events of Friday, 4 April 2008
イラク・レジスタンス・レポート 2008年4月2日付
http://www.albasrah.net/pages/mod.php?mod=art&lapage=../en_articles_2008/0408/iraqiresistancereport_040408.htm
◆バグダッド: 爆弾攻撃でアメリカ兵が死亡
◆マフディ軍への攻勢に備えて米軍がサドル地区に兵力投入
◆西バグダッド: 米軍パトロールの近くで爆弾炸裂
◆ディヤラ州: 葬列を襲った自爆で20人死亡
◆バスラ: 米軍攻撃ヘリの銃・砲擊によって死傷者
4)
Shia death squads murder Palestinians in Iraq.
シーア派の暗殺チームがパレスチナ人を殺害
http://aams.blogspot.com/2008/04/iraqi-shiite-militia-slaughter.html
パレスチナ人医師のライラ・アリ・タハと幼い娘が昨日(4日)、イランに支
援されたシーア派の暗殺チームによって、バグダッドのアパートで野蛮に殺戮(
さつりく)された。彼らはナイフで刺し殺されたあと、遺体とアパート全体が燃
やされた。2人の遺体は明日、モスクに運ばれて埋葬される。・・・イラクに住
むパレスチナ人は、パレスチナ人でありシーア派のイラク人ではないというだけ
の理由で、いっそう困難で極度に危険な状態に直面している。彼らはイラク国籍
こそ持たないものの、1948年から60年もイラクに住んで、それなりの財産
と身分証明も持つことを許されていたが、この5年間、シーア派民兵や暗殺チー
ムによる攻撃目標になっている。
5)
22 killed in Sadr City clashes
サドルシティーでの武力衝突で22人死亡
http://wiredispatch.com/news/?id=117069
4月6日--政府とマフディ軍の停戦表明にもかかわらず、米軍に支援された
イラク政府軍はサドルシティーでシーア派民兵と交戦し、その武力衝突で22人
が死亡、数十人が負傷した。2ヶ所の地元病院関係者は、死者22人、負傷者9
2人と匿名で語った。彼らは報道機関に犠牲者の数について語る権限を与えられ
ていない。
6)
Baghdad neighborhoods in need of ‘more military raids’, warns Maliki
マリキ首相の警告に戦慄走る、バグダッドでも「騎士の突撃」作戦必要
http://www.azzaman.com/english/index.asp?fname=news\2008-04-05\kurd.htm
4月5日--マリキ首相がバグダッドの住宅地に新たな軍事攻勢を命令すると
警告したことで、人口60万人以上を擁する首都バグダッドに衝撃が走った。1
年以上になった米軍の増派作戦は成功したといわれてきたが、マリキ首相の発言
は、バグダッドの少なくとも特定地域に以前のような嵐が吹き荒れる予兆と送っ
たのだ。マリキの発言は、「無法者がいるので、バグダッドには<騎士の突撃>
(バスラ作戦の暗号名)が必要な地域がある」というものだった。
7)
Blackwater contract in Iraq renewed for one year
ブラックウォーターがイラクでの契約を1年更新
http://www.uruknet.de/?s1=1&p=42745&s2=05
ワシントン発、4月4日--ブラックウォーター社の警護員(=傭兵)が無実
のイラク人市民17人を射殺する事件が昨年9月に発生したにもかかわらず、米
国務省は4日、アメリカの民間警備会社(傭兵企業)であるブラックウォーター
社との外交官警護契約を更新する、と発表した。
8)
Army Is Worried by Rising Stress of Return Tours to Iraq
米軍はイラク帰還兵のストレス増大に悩まされる
http://www.nytimes.com/2008/04/06/washington/06military.html?ref=washington
イラクに大規模へ威力を維持するという作戦のもとで、何度も繰り返し前線に
呼び戻される兵士の精神衛生は警戒すべき状態になっている--米軍指導部が表
明している。イラク駐留米軍のペトレアス司令官は、既に一部削減が予定されて
いる7月以後には何等の兵力削減も大統領に進言するつもりはないが、長期に繰
り返しイラク派遣を命じられる兵士のストレスは米軍の高級幹部のあいだで重大
な関心事となっている。
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※URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト)
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
メーリング・リストへの参加・退会手続きはここでもできます
※イラク・レジスタンス・レポート
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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