「秘密を守る」本田宗一郎

　昨晩は1１１時ごろに寝たというのに、また、ぽっかりと夜中の３時半に目が覚めてしまった。
しかたがないので、そのまま読書にはいり、『やりたいことをやれ』本田宗一郎を読了した。

書いてあること全てに共感し感動した。いろいろ考えさせられた。

読了したときに、ふと目をあげると、ベランダの外で朝日が昇ってきているところだった。

東の空に浮かんだ雲が、緋色に染まって輝いている。朝焼けの空だ。すばらしい瞬間に、思わず、うっとりとして見入る。

よし、今日も、首尾よく太陽が昇ってきてくれた、という気分。

ここで、読了したばかりの本の内容を、あれこれ言えないが、一つひっかかることがある。

それは、「秘密を守る」という章だ。
要約すると、「人生の幸福を支える大きな要素の一つに、人間関係がある。人間関係の最も基本的で、最も洗練されたものが友情だと思う。いうまでもなく、人間関係を支えるものは相互の愛であり、信頼であり、尊敬である。ひっくるめて一言で言えば、秘密を守ることだと思う。社会のルールや人間のモラルに反する秘密は別だが、秘密を守るという行為には、その人の精神的なものがにじみ出ていると思う。お互いに秘密を持ち、守りあう量で、人間関係の質が判断される」

まったく、その通りだと思う。

私は、苦しんだ。昨日、動転していたのか、「人生いろいろ」のなかで、よく考えずに人が苦しんでいる真っ最中に、その人の不幸を書きつらねてしまった。よく考えないというのは、軽薄な行為ではないのか？

悩みあげた末に、昨日ブログを読んでくださった方には、大変申し訳ないが、記事をいったん草稿状態にさせていただくことにした。人が苦しんでいるさなか、あのようにヒラヒラと書いたことに、どうしても、気分の悪さが残ってしかたがないのです。
もうしわけありません。よく考えるお時間をください。

さあ、朝食のまえに、マイルドセブン１ミリグラムと缶コーヒーを買いに、早朝の街の空気をすってきます。
こういう時は、絶対に缶コーヒーです！