(20)ずるいねこのおはなし(1971年刊)表紙裏より;もともとはポターがネリー・ウィーンという幼い・少女にプレゼントした、折りたたみ式の手製本でした。
1906年、出版が検討されましたが、ポターが絵を描き直すのに気が乗らず、取りやめになりました。結局、ポターの死後30年ちかくたった1971年、ネリーのために描かれたオリジナルのスケッチを使って、初めてこの本が出版されました。
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(19)パイがふたつあったおはなし(1905年刊)表紙裏より;ポターがソーリー村にあるヒルトップ農場を購入した年に出版されました。このお話には、ソーリー村に実際にある家々、庭、小道などが、そっくりそのまま描かれていますが、登場する住民たちはみな動物です。ねこのリビーがいぬのダッチェスをお茶の会に招待したことから、こっけいな騒動が始まります。
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(18)カルアシ・チミーのおはなし(1911年刊)
表紙裏より;ポターの小さい絵本のシリーズは、母国イギリスだけでなくアメリカでも大人気になりました。この おはなしで、ポターは、アメリカの読者に読んでもらおうとして、ハイイロリス、シマリス、クロクマなど、アメリカに生息する動物を登場させ、それらの動物たちがイングランド湖水地方の森で楽しく暮らす様子を描きました。 . . . 本文を読む
(17)ジェレミー、フイッシャーどんのおはなし(1906年刊) 表紙裏より;ポターがエリック・ムーワという幼い少年に出した絵手紙がもとになっています。この絵手紙は、ポターが家族と一緒にスコットランドで避暑をしていたときに書かれました。個性あふれる登場人物たちは、ポターの父の釣り仲間がモデルです。たった一日の間に、釣り人として考えられうる限りの不運にみまわれるカエルの姿が、ユーモラスに描かれています。 . . . 本文を読む
(16)ティギーおばさんのおはなし(1905年刊)
表紙裏より;主人公のティギー・ウインクルおばさんは、キティ・マクドナルドという名のスコットランド人の洗濯屋さんがモデルです。ティギーおばさんも、実在のキティ・マクドナルドと同じように、小さくて丸っこい、うでききの洗濯屋ですが、キティとは異なって、ぼうしの下にはとげを生やし、動物たちのきみょうな洗濯物をたくさん引き受けています。 . . . 本文を読む
(15)グロースターの仕たて屋(1903年刊)表紙裏より;ポターが一番気に入っていた絵本です。このお話は、仕立て屋が縫いかけの上着を店において帰ったところ、驚いたことに朝にはそれが仕上げられていたという実話にもとづいて書かれたものです。後になって仕立て屋の弟子たちのしわざとわかったのですが、ポターはそれを小さい茶色のねずみたちがクリスマス・イブにしたことという設定にして、このお話をつくりました。 . . . 本文を読む