潔癖症の西郷

西郷隆盛は、対人関係において、潔癖症であった。狭量であった。度量は広くなかった。

そんな証言もある。

事実だろう。

潔癖症だからこそ、隠遁癖があった。逃走癖がった。死にたくなる癖があった。隠れる傾向があった。

だから、明治6年の政変で、プイッと不貞腐れて、鹿児島に帰っちゃった。

ーーーーーー

日頃からインテグリティばかり言っている自分にも、西郷に似たような潔癖すぎる点があるかも、、、と反省することがある。

5年くらい前、「嘘つきは嫌い」と公言していたし。

その後、MITのデータで、人は、1〜2日に1回も嘘をつく、ってことを知ってから、やや心が広くなったと自覚はしていますが、、、

未完の西郷隆盛: 日本人はなぜ論じ続けるのか (新潮選書) 先崎 彰容 新潮社

有求必応

昨日、岡山で東和空住職から教わった「有求必応」。助けを求められたら必ず応じる。

儒教で言う惻隠の情。

キリスト教から良きサマリア人の教えでしょうか。

私が家庭連合案件を引き受けたのも「有求必応」からでした。

みなさんも、それぞれの立場で、 有求必応してみてください！

返事は、「はいか、イエスか、喜んで」ですね！

CESNUR（フランス・ボルドーの新宗教研究センター）のビデオ

先日行ってきた、フランス・ボルドーの新宗教研究センターのシンポジウム（CESNUR）の、オフィシャル動画が、出ました。

　こちら

まだ英語だけですが、取り急ぎ。

私のパートでは、いつものように自由に歩きながら聴衆の目を見て話すことが実は難しく、眼の前にいる英国アイリーン・バーカーとイタリアのマッシモ・イントロビニエに遠慮しながらのプレゼンでした、、、

『違和感の正体』 先崎彰容

今の日本を覆う「違和感」の正体は。

社会全体から「微笑み」が奪われているということ。

一つのことにつまづきながらも、「含羞の微笑み」を投げかけること。

そう。

含羞、なんですよね。

亀井勝一郎が説く「微笑み」の正体が「含羞」であるということで、私の見解と先崎彰容さんの見解が当たっていたようで、嬉しい。

含羞と品位はほぼ同じ。

自分はひょっとしたら正しくないかもしれない。

そんな含羞が、品位と品性を導く。

そんな含羞のある人でありたし。

違和感の正体 (新潮新書) 先崎 彰容 新潮社

先崎彰容（せんざきあきなか）さんに感動している

西郷隆盛の本を渉猟していたら、先崎彰容さんの本に出会った。

未完の西郷隆盛: 日本人はなぜ論じ続けるのか (新潮選書) 先崎 彰容 新潮社

すごいぞこの分析。量と質とともに。

まだ少ししか読んでいませんが、取り急ぎこの方は素晴らしい方と直感した。

私と同世代の方。

保守の立場の、それなりに立派な論客っぽい。よくテレビにも出ていらっしゃるよう。

ーーーーーー

この西郷本だけで、すごい碩学・博学だなと思ったので、先崎彰容さんの他の本をほぼ全部買って、チラチラ見ていると、

亀井勝一郎の言葉に出会った。

正しい言説も、微笑みを失えば不正となる。

言論も文章も微笑みを失ってはならない。

文脈はやや不明ですが、声高に「正義」をがなり立てるなよ、自分の胸に手を当ててみろよ、みんなちっぽけでスケベでダッサい人間じゃないか。人間みんな糞袋だよ。

っていう「含羞」のことだと思う。微笑みというか、ハニカミというか。

教養にハニカミとルビを触れ。

これは太宰治の言葉。

• 微笑みを讃えよ。
• 含羞を持て。
• はにかみを忘れるな。

「正義」の側に立とうとする全ての人へ。

特に紀藤正樹さんとか鈴木エイトさんとかですけどね、含羞を1番持って欲しいのは。

違和感の正体 (新潮新書) 先崎 彰容 新潮社

亀井勝一郎は、その雷名は聞いたことがあったけど、、、

この「微笑み」論をものすことができるということは、相当の読み手で、相当の書き手ですね。

亀井勝一郎にも興味が出てきた、、、

都知事選 2024

石丸伸二さんの躍進も目立ちましたが、弁護士・医師の石丸幸人（アディーレ）の７万票と安野（あんの）貴博さんの11万票獲得も、ちょっと意外。

あ、今気づきましたが、2人の石丸が出ていたんですね。。

アディーレ石丸さんへの7万票の半分くらいが、「石丸違い」つまり伸二への投票を間違えて書いたっぽい、、、w

安野孝宏は法務サービスのモンテスキュー創業者なんだ。

弁護士・登山家の福永勝也さんは400票だけ。

弁護士・法務絡みの候補者の得票だけ、取り急ぎコメントしました。