若者は「演技」が上手い。
1 on 1 で「頑張ります」って言った数日後にシレッと静かに退職する。
なぜか。
「演技」する大人を見て学んだから。
大人も、演技してきた。キツいこと、波風立てることを言わずに、当たり障りのない、心のこもっていない、美辞麗句を言って、その場をしのいで、逃げてきた。
その「逃げ」のテクニックを、若者が学んだ。
若者を他責すべきではない。
大人は自責すべき。
今の若者の体たらくは、大人の背中を見て若者が学んだ。
世代は、鏡。
大人の、悪い部分を、若者が、模倣しただけ。
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要するに、大人も、若者も、勇気がない。インテグリティがない。
戦前の反動で、戦後は、「勇気」を美徳として来なかった。そのツケが、80年経って、明るみに出てきた。
勇気なく、当たり障りのない、美辞麗句で、逃げてきた、日本人。偽善。うわべだけ。嘘。言い訳。
要は、インテグリティがない。
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じゃあどうやって「勇気」を養うか。
勇気を持っている偉人伝を読むのが一つ。
もう一つは、自信。
「ここまでやっているのは俺しかいない」「私ほど頑張ってきた人は他にいるまい」って自信が、勇気につながる。
だから、
自信がある者は勇気がある。自信がない者は勇気もない。
じゃあどうやって「自信」を付けるか。
努力です。
毎日の努力。
自分はこれ以上できないってまでやった。
毎日毎日、少なくとも自分のベストを尽くしてきた。
誰にも負けないくらい、努力した。
俯仰天地に恥じぬ程度に、しっかり、やり切った。
そんな「圧倒的な努力」が、自信につながる。
その自信が、勇気につながる。
その勇気が、インテグリティある言動を生む。
まとめると、
努力→自信→勇気→インテグリティ
です。
努力が自信を生み、
自信が勇気を生み、
勇気がインテグリティを生む。
ま、この文脈の勇気とインテグリティはほとんど同じなんですけどね。勇気はインテグリティの一つの構成要素。