正しいだけでは不十分。
清く、正しく、美しく。
崇高さ、高邁さ、神聖さに憧れ、醜く卑しい人間が永遠に謙虚にそれを求める。
その過程に美しさがある。
正しさは結果。
美しさはプロセス。
斃れて後已む。前のめりで死ぬ。未完で死ぬ。
永遠に憧れ続ける。「道」を求める。求道者のように。
正しさは、相対的で短期的で世俗的で平面的。ヨコ。
美しさは、絶対的で長期的で精神的で立体的。タテ。
人を相手にするのが、ヨコ的な、正しさ。
天を相手にするのが、タテ的な、美しさ。
Being right is not enough.
Be righteous.
正しいだけでは不十分。
美しくあれ。
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この「正しさと美しさ」は、インテグリティを私が言い出した5年くらい前から多少は使ってきた。インテグリティってのは、かっこいい・美しいことをすることですよ、と。
インテグリティってのは、セコいこと、カッコ悪いことをしないことですよ、と。
最近、私のインテグリティ研修を受講される企業様に、じわりじわりと刺さってきている。昨春に『組織不正はいつも正しい』が出て、「正しさが相対的であること」を私が強調するようになったからも、理由の一つだろう。
だから執筆中の『インテグリティ』第二弾で、この「正しさ」「美しさ」を、正邪と美醜の違いとして、大きく取り扱っている。
昨日の、家庭連合の、富山教会の60分の、拙著『笑って死ねる人生論』出版記念公演でも、この「正しさと美しさ」を強調するような話をさせていただいた。
案外に、ウケがよかった。家庭連合さんの今の状況において、「美しさ」を求めることの大事さを、受け取っていただいた。
企業にも、宗教にも刺さる、「正しさより美しさ」。
私のオリジナルコンテンツとして、もっと伸ばして、深掘りしていきます。