執行草舟の本を読んでいると、宇宙とか魂とか霊魂とかの話が出てくることがある。やや宗教チック。執行草舟さんは神を固く信じている。特定宗教の匂いはしない。
その一連の執行草舟本から、Post-mortal 死後の世界を少し考える。いや、私も、執行草舟に出会う前から、知己を千載に待つとか、蓋棺事定とか、To live in hearts we leave behind, is not to die とか何度も言っていたから、それなりに「死後の世界」はイメージはしていた。
執行草舟や、他の多くの宗教は、以下の3つに分けて考えている。
- Pre-mortal 生前の(文字通り、生まれる前の)
- Secular 世俗世界(肉体が生きている間)
- Post mortal soul 死後の
2の、生きている間だけを考えるのが、俗物で世俗的で、ときに自己中的な我利我利亡者の下品になる。
1とか3を考えるのが、宗教のほとんど本質であって、それは人間を餓鬼道に落とさしめないための工夫の一つといえる。
※ サイエントロジーさんも、3(死後の霊魂)を強く考えていらっしゃる。
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Pre-mortalの、生まれる前の私の魂とかはともかく(まだほとんど関心がない)、Pre-mortalの、私が死んだ後の私の魂のケア(要するに、私が何を遺したいのか)なんかは、もうちょっと深堀りして考えようかと思う。
※ 儒教が宗教か」っていう文脈で、人生すらわからないので、死後の「怪力乱神」を語らなかった論語が「宗教ではない」って言われることがある。
ただ、論語はともかく、儒教全体では、おもいっきり死後の世界を認識しているらしいです。これは最近に加地伸行さんの本で学びました。