川塵録

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袴田巖さんに40人の裁判官が死刑判決を下した

2025年03月08日 | 法律・海外法務
かつて、袴田巖事件で、58年間で、19人の裁判官が、間違えた、死刑判決を書いた、ってブログを書きました。


人数を改めます。

最高裁裁判官は、直接に証拠を見たりせず、部下の最高裁調査官(エリート裁判官)が証拠を見たり、ドラフトしたりします。

最高裁には、15人の裁判官がいて、調査官は40人くらいだそうです。

また、長い袴田裁判の途中で、異動して担当が変わった裁判官もたくさんいるはず。

ですから、袴田巖さんに「死刑」という判断をした裁判官は、部下の調査官の裁判官を含めると、19人どころか、30~40人もいました。

それくらい司法は間違えるんです。裁判官も、間違えるんです。

裁判官も間違えるから、世界中の国が、三審制といって、地裁、高裁、最高栽と、3回のチャレンジができるんです。

「人間が間違える」ことを前提にしているのが、世界の司法制度です。
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