選挙の効果

総選挙の意味

徴兵制  バリケイト伊東

2019-10-09 08:41:07 | 政治
  国会が開かれた。安部は憲法改正に意欲を示してる。しかし、国民は憲法改正に対して全然関心がない。改正も護憲も盛り上がらない。日本国民は最初から政治なんて興味がないのだ。自民党内でも、改正の機運は盛り上がってない。親方の安部が改正したいというから、はいはいと言ってるだけだ。日本人の関心は食い物と芸能人ほれた、はれた、不倫したそんな話ばかりだ。ラクビーで3戦勝って、日本すごいの自画自賛ナショナリズムだけが相変わらず目立つ。愛知トリエンナーレが再開された。日本は増々内向きになってる。日本の国境は、海なのだ。ガラパゴス化の中で日本独特の価値観が熟成されてる。総じて腐った時間がすぎてゆく。前置きが長くなったが、今の日本の現状を理解してないと徴兵制の話を始められない。安部の憲法改正の目玉商品は憲法9条に自衛隊を表記する事だ。憲法には陸海空軍は保持しないと書かれてる。保持しないと書かれてるのに、自衛隊が存在してるのは憲法違反だ。だから、きちんと自衛隊を明記すべしという論理だ。一見すると合理的だが、安部の本心は別のところにある。徴兵制を視野に入れてる。まず自衛隊を合法化する事、次に狙ってるのは、国を守るのを国民の義務にする事だ。日本は出生数の減少、高齢化で若者がいない社会になりつつある。労働力不足が顕著になってる。年間出生数が50万人の時代がすごそこまで来ている。日本政府は外国人労働者の導入を決めた。自衛隊だって隊員集めには苦労している。徴兵制にしないと隊員を集められなくなってるのだ。強制的に軍務を課す事だ。自衛隊を明記する事は、徴兵制への一歩だ。安部は徴兵制なんて今のところ口にしないが、腹の中では考えてる。口にしたら一気に改憲論議なんて警戒され冷めてしまう。閉塞と閉鎖的環境の中で、日本の右傾化は著しい。戦前の雰囲気が日本を包もうとしている。国のやり方に黙って従ってればいいのだみたいな雰囲気が目立つようになってる。従わない人間を非国民呼ばわりするのもあちこちで見聞きする。権力に盲従するのがいいみたいな雰囲気が日本を包む。若者の間に顕著だ。安部が徴兵制を口にしたところで、意外と受けいられるかもしれない。戦争を映画やドラマ、漫画でしかしらない世代にとって戦争の悲惨さは実感できない。だから、日本は強い、日本は負けない、中国や北朝鮮と戦っても負けるはずがないなんて、戦争を知らない世代は考えるのだ。安部も戦後生まれ、戦争に従軍したわけではない。家族が戦死したわけではない。朝鮮民族や中国を見下した考えで日本はすごい、日本は強いと自画自賛なのだ。日本は戦後74年間、実戦経験はない。もし、戦争になれば、中国は圧倒的軍事力で日本を粉砕するだろう。北朝鮮にだって日本は勝てないであろう。徴兵制が施行されれれば、軍隊に生かされるのは若者だ。世界的には、18歳以上40歳ぐらいの男子だ。徴兵期間で戦争が始まれば、戦場に連れてかれ殺され、手足失い、帰国する運命が待ち受けてるのだ。憲法改正論議は慎重にしなければならない。徴兵制が施工された日本は、幸福か、不幸かはあなた次第の判断で決まる。