選挙の効果

総選挙の意味

また雨 バリケイト伊東

2019-10-19 11:02:51 | 政治

 日本列島は良く雨が降る。台風19号の被害地はまだへどろが堆積している。家の家財の廃棄、片ずけも終わっていない内にまた雨だ。水の神様がお怒りのようだ。水なしには人間は生きてゆけない。しかし、水の恵みも多すぎると、害だ。箱根では48時間で1000㎜の雨だ。滝のような雨が降り続いたのだ。気候が変化してきてる。日本は良く雨が降る土地なのだが、最近の気候変動は自然の生理を狂わせてる。日本の治水技術、能力は高いが、最近の河川の氾濫、洪水は能力を超えてしまってる。堤防を高くするにしたって限界がある。ダムもすでに多くある。さらにダムを建設するには、金もかかるし、ダムが環境の破壊原因にもなる。魚は高いダムを登れない。ダムにはたくさんの土砂が堆積してくる。ダムの機能が発揮できなくなる。今も、戦国時代も治水は政治課題なのだ。治水は国家の運命を決めるのだ。大げさな事を言ってるのではない。中国の治水は、時の政権の命運を支配してきた。中国も洪水大国なのだ。中国の二大河川、黄河と長江は洪水を起こしてきた。田畑を破壊し、食料危機をもたらした。そして、民衆の不満が爆発して政権が倒れた。だから、中国の権力者は常に治水には気をくばってきた。日本でも同じようなものなのだが、日本では洪水や自然災害で政権が倒れるというような危機感がない。滝のような雨が降っていても、雨の降らないところでは、バラエティー番組を見てゲラゲラと笑ってるのだ。日本人の危機管理意識は、総じて低い。自然は変わらない、人間の思い、願いなど無視して自然であり続ける。命、財産を守るためには、人間の意識を変えないといけない。金もかからず一番わかりやすいのは、安全なところに早く逃げる事だ。日本中が水没する事はない。安全なところはある。また、滝のような雨がふるだろう。その時あなたはどうするのだ。川の側に住んでる人は、深刻に考えなければならない。自然は人間にやさしくない。