東京は久しぶりにいい天気だ。太陽が出てる。昨日の天皇の即位の儀式は、夜遅くまで行われた。安部も新天皇もさぞかし疲れただろう。新天皇は自分の立場をよく理解しているようだ。象徴とか、平和とかを語られてる。戦前に徹底的に天皇の権威を軍国主義者に利用されたことを念頭に語ってるのだろう。安部政権に対しての牽制とも取れる。以前に弟の秋篠宮も大嘗祭を天皇家の金でやったほうがいいと、異例の発言した。天皇家のほうが安部らに対して警戒感を持ってるようだ。安部が天皇に心酔しているのか、それとも、権力を維持するのに天皇を利用したいのかは微妙だ。いずれにしろ、今の憲法で天皇の地位、存在を象徴の天皇と書かれてるのは、いい。早い話、お飾りなのだ。天皇に政治力を持たせない、政治利用させないのだ。安部は憲法の精神を無視して天皇を政治利用している。日本会議などの右翼の連中は、ほんとうに日本を天皇を中心にした国にしたいようだ。戦前回帰の天皇制国家は、日本人を不幸にするだけだ。今の日本人には戦前のひどさが全然理解してない。だから、天皇という絶対者に依存すれば、安心できる幻想を抱かされるのだ。草食化した日本では、強い人間に依存したがる傾向がある。特に若者に顕著だ。安部の支持者の半数が若者なのだ。政治力のない天皇に依存したところで、何も変わらない。芸能アイドルに依存、熱狂するようなもんだ。天皇家自体も今後、存在があぶなかしい。男子しか天皇になれないとすると、高齢の常陸宮を除くと、天皇になれるのは、現天皇と弟の秋篠宮、秋篠宮の子供の3人しかいない。これで天皇家を維持できるのか。天皇といえども人間なのだ。病気にもなるし、事故によって亡くなる可能性はある。現天皇が退位した後、誰が天皇になるのだ。候補者が非常に少ないのだ。これでは後60年ぐらいで自然消滅するのではないか。それに加えて、50年後には政治情勢も変わるだろう。今の天皇人気も薄くなってるかもしれない。今後も天皇家と日本の政治は、リンクして動いていく。どうなるのか興味がそそられる。