日本の今年の出生数が発表された。864000人だ。90万人を割った。本当に日本では子供が生まれない。死亡数は年間130万人ぐらいだ。生まれる人間より死ぬ人間が多いのだから人口が減るのだ。このままの経過だと、年間出生数、50万人を割る事態もすぐそこまで迫ってる。この数字は危機的数字だ。高齢者ばかり減って若者がいない日本になる。高齢者だって110歳以上はほとんど生きない。日本はどんどん人口が減ってゆく国になってる。今の人口減少率では、人口はゼロになるのではないか。人間のいない国など存在しないのだ。ネット上の仮想国家ではないのだ。国家を形成するのに人間と土地は絶対的必要要件だ。その人間がいなくなるのだから、国が滅んで消えてゆくのではないか。その前に労働力不足が顕在化するだろう。今も日本では労働力不足だ。多くの分野で人手不足だ。出生数が20万人になったら工事現場も工場も、介護現場でも、警察、消防、自衛隊、すべての職種で人手が足りない。社会が機能しなくなる。労働移民を大量に入れないと国が崩壊する。今みたいに技能実習生だ、特定技能だとちびりちびり制約の多い労働政策では、まったく労働力不足は解決しない。今後10年以内に労働力不足で国家の崩壊現象が顕在化するだろう。今を正すと言ったところで、政府が戦前のように生んでください、増やしてくださいと奨励するのは国家主義的でよくない。結婚するか、しないか、生むか、生まないかは個人の勝手だ。国が干渉する事ではない。LGBTは生産的ではないなんて言ってる政治家の考え方は、差別的で時代遅れだ。今の危機的状況を多くの日本人は、危機と感じていないようだ。日本中で人口減少で町が消えていってる。そして、空き家がどんどん増えてゆく。東京でも豊島区は消滅都市に予想されてる。北朝鮮や中国より、少子化、高齢化、人口減少のほうがはるかに危機的だ。結婚や出生を国家は強制できないが、生みやすい、育てやすい環境を国家は作るべきだ。労働環境は悪いし、保育所も足りないでは子供は増えない。それと大幅な労働移民政策を考える時期に来ている。いつまでも島国の閉鎖的環境で日本人だけの世界を維持するのは、困難な時期に来ている。日本が消える前に真剣に考えなければならない。