今日は即位礼正殿(そくいれいせいでん)の儀だそうだ。この難しい漢字は聞きなれない。新天皇の誕生を社会に公言する儀式なのだ。あいにく天気は新天皇の即位を祝ってないようだ。東京は雨だ。日本各地、雨の所が多い。朝からどこのテレビも新天皇の即位を伝える。日本のメディアは、新天皇の誕生を好意的に伝える。批判するメディアは少ない、共産党の赤旗ぐらいだ。本来、天皇家の儀式を政府が主導し、巨額の金を使って行うのは、法的に問題がある。日本人の誰もが祝ってるわけではない。安部は内外に天皇の存在、権威を誇示したいのだ。日本は天皇の国の印象を与えたいようだ。憲法で天皇の地位は象徴と記されてる。政治にタッチできないのだ。戦前に天皇を神格して、軍人は政治利用した。その反省から天皇の政治力を大幅に制限したのだ。安部は派手な演出で天皇を政治利用したいのだ。今の日本には、天皇アレルギーなんてほとんどない。戦後生まれが80%ぐらいの国で、戦前の悪夢のファシズム時代を記憶してる人は少ない。安部も戦後生まれ、戦前のひどい生活を知らないのだ。だから戦前の政治システムを復活させたいのだ。日本は新天皇の誕生に伴って令和時代の扉を開けたが、日本人の心は平成、昭和にとどまってる。日本は、閉塞と虚構の中で腐ってゆくだけだ。天皇退位、新天皇誕生に伴う虚構の演出に多くの日本人はだまされてる。こんな儀式は天皇家で内内でやればいいのだ。国の巨額の金でやるべきではない。日本人よ!しっかりしてくれよ、また戦前みたいな自由もなければ、人権もない、平和もない、貧乏、そんな時代に逆戻りするぞ。
ラグビー、ワールドカップでの日本チームが南アフリカとの対戦で負けた。しかし、さわやかな印象を残した。日頃、私はラグビーの試合をほとんど見ないし、細かいルールもわからないが最後まで見た。選手達の必死のプレイは、元気のない日本に元気と勇気を与えた。ナショナリズムの高揚感に、私もふるい立った。慢性的な曇り空の日本に久しぶりに太陽が顔を出した。日本人はおとなしくなったが、熱はあるようだ。政治的暴動なんて日本では起きないが、マグマは冷えてない。ヒットラーみたいな政治家が出てくれば、日本人も政治的に活発化するかもしれない。人間の心なんて東も西も同じだ。人間はあやつられやすい。いい意味で政治が活性化してくれればいい。ナショナリズムの高揚感は危険な面も合わせ持ってる。ラグビー、ワールドカップを機に日本は一つになろうとか、まとまろうとかの言葉があちこちで聞かれる。1億2千万500万人が全員同じ価値感を持つのか、国家主義的発想に恐怖を感じる。多様性を認めない国、社会は不幸だ。日本のように日本人でこり固まった国でも、多様な考え方、価値観、感性が存在しているのだ。日本人でも外国人チームを応援したら、あいつは非国民だなんて排除、いじめをするのは良くない。あくまでも、スポーツでのナショナリズムの高揚感だ。イギリス、韓国、香港での政治的分裂、ナショナリズムの高揚感とは違う。日本では、スポーツでのナショナリズムの高揚感が政治的高揚感に結びつかない。日本はたくさんの政治的問題を抱えてるが、政治暴動なんて起きない。ラグビーを見て一時的にナショナリズムに酔っただけの話だ。日本では、政治は動かない、国民は政治に関心がない。関心あるのは、食いものと芸能人、美容だ。日本は女の感性で動いてる。ラグビーは男性的スポーツだが、日本社会は女性的だ。スポーツイベントは政治的ナショナリズムの高揚感には結びつかない。そもそも順序が逆なのだ。政治的ナショナリズムの高揚感の上でスポーツのナショナリズムの高揚感が出てくるものなのだ。仲の悪い国同士でスポーツ試合をすると、スタジアムが熱気に包まれる。日本でも韓国とのスポーツ対戦で会場が熱くなる。私が政治を熱く語ったところで日本人は政治には関心がない。語るだけむなしくなる。日本人選手の皆様、お疲れ様でした。ゆっくりお休みしてください。
日本列島は良く雨が降る。台風19号の被害地はまだへどろが堆積している。家の家財の廃棄、片ずけも終わっていない内にまた雨だ。水の神様がお怒りのようだ。水なしには人間は生きてゆけない。しかし、水の恵みも多すぎると、害だ。箱根では48時間で1000㎜の雨だ。滝のような雨が降り続いたのだ。気候が変化してきてる。日本は良く雨が降る土地なのだが、最近の気候変動は自然の生理を狂わせてる。日本の治水技術、能力は高いが、最近の河川の氾濫、洪水は能力を超えてしまってる。堤防を高くするにしたって限界がある。ダムもすでに多くある。さらにダムを建設するには、金もかかるし、ダムが環境の破壊原因にもなる。魚は高いダムを登れない。ダムにはたくさんの土砂が堆積してくる。ダムの機能が発揮できなくなる。今も、戦国時代も治水は政治課題なのだ。治水は国家の運命を決めるのだ。大げさな事を言ってるのではない。中国の治水は、時の政権の命運を支配してきた。中国も洪水大国なのだ。中国の二大河川、黄河と長江は洪水を起こしてきた。田畑を破壊し、食料危機をもたらした。そして、民衆の不満が爆発して政権が倒れた。だから、中国の権力者は常に治水には気をくばってきた。日本でも同じようなものなのだが、日本では洪水や自然災害で政権が倒れるというような危機感がない。滝のような雨が降っていても、雨の降らないところでは、バラエティー番組を見てゲラゲラと笑ってるのだ。日本人の危機管理意識は、総じて低い。自然は変わらない、人間の思い、願いなど無視して自然であり続ける。命、財産を守るためには、人間の意識を変えないといけない。金もかからず一番わかりやすいのは、安全なところに早く逃げる事だ。日本中が水没する事はない。安全なところはある。また、滝のような雨がふるだろう。その時あなたはどうするのだ。川の側に住んでる人は、深刻に考えなければならない。自然は人間にやさしくない。
神戸での教師によるいじめ事件は詳細が報道される度にひどさが明らかになる。いじめられていた教師は、遺書まで書いていたそうだ。自殺寸前まで追い込んでいたのだ。4人のいじめ教師は相手の痛みにまったく気づかないのだ。事件が発覚しなければ自殺していたに違いない。この学校の校長は管理能力がまったくない。いじめを把握していても、何の改善策もしない。未だ、いじめ教師の名前も顔写真も公表しない。プライバシーを尊重するとかの問題ではない。悪質ないじめを行った加害者の人権は守られ、被害者の人権は守られないのか。いじめ教師達は子供時代で成長が止まってる。おたまじゃくしが脱皮しないで、かえるになれず巨大おたまじゃくしのままだ。最近の日本の若者の幼稚性、ちゃらさは、著しい。30、40歳になっても、精神年齢は低いままだ。いじめを悪ふざけぐらいの感覚で行ってる。外国の成熟した若者とは、精神性が全然違う。香港では、高校生までが、自由や民主主義を守るために、戦ってる。日本で若者の政治暴動なんて全然起きない。若者の半数が安部を支持している。権力者に依存する傾向が強い。世界的にみると、若者は権力や権威に反抗するものだ。日本の若者は、幼稚性ゆえに様々な問題を起こす。相手を自殺に追い込むようないじめも悪ふざけぐらいの感覚なのだ。見た目は30、40歳だが、心は子供なのだ。子供では社会を運営してゆけない。日本の地盤低下は避けれれない。日本はすごい国だと、自画自賛ナショナリズムが横行しているが、国を作ってる人間が幼稚で脆弱では、国家は衰退してゆばかりだ。いじめが蔓延する国は、沈没しかけてる日本を象徴しているのだ。いい大人が不安やストレスをいじめで発散する社会は、今の日本の閉塞感を物語ってる。閉塞の中で日本はひたすら腐ってゆく。いじめ教師達よ、隠れていないで謝罪会見をやれ!おまらがやった犯罪行為は、許されない。いじめ被害者に心よりお詫びしろ!馬鹿野郎、日本はいい事なにもないね。脱出する時期が来てる。日本を変えられるのは、大自然災害だ。日本は立ち直れないような大規模災害を経験するだろう。
自民党の二階幹事長の「まずまずでおさまった」発言は、かなり被災者の心を傷つけただろう。昨日撤回し、謝罪した。台風19号の被害を過少評価している。時間が達つにつれ被害の大きさ、深刻さが明らかになりつつある。二階さんの選挙区、和歌山県は今回の台風でほとんど被害を受けなかった。東京も大きな被害を受けなかった。だからこんな発言がでるのだ。二階さんの親族や友人が死んだり、大きな被害を受けたりしたら、上目線の他人事発言はしなかっただろう。19号の被害は、2011年の東日本大震災についでの大規模災害ではないのか。政府も激甚災害に指定する方向で動いてる。自民党幹事長という立場での発言は、慎重にしなければならない。二階さんの考え方は、政府の考え方と同一視されかねない。二階さんの心中を察すると、たいした被害ではない、がたがた騒ぐな、またマスコミが大きく報道している、長く要職についてると、おごりが目につく。世間を甘く見ているのか。日本人はバカじゃないぞ。被災者の心に寄り添った発言ができないのか。「被害が大きいですから、政府は全力で被災者を救済します。今、家族を失ったり、家を失ってつらい時間をすごしたり人が多くいると思いますが、絶望しないでください」ぐらいの発言をすれば二階さんの評価もあがるのだ。政治家の発言、自民党幹事長の発言は重いのだ。慎重に考えた発言をしなければならない。今、被災地では多くの人が先も見えず、途方にくれてる。政府は復興、復旧を急がなければならない。早く元の生活が戻るように祈ります。亡くなられた方のご冥福を祈ります。今、どん底でも光が差します、元気だしてください。言葉だけの励ましで恐縮しています。 バリケイト伊東より