屋上とか屋根が未完成の工事現場は 雨降りの日は大変だ。
高層ビルになると、下のほうの階(外壁のサッシが付いて、ガラスが
入っている)では 内部の仕上げ工事をやっている。断熱、設備・電気配管、
ユニットバスの据付、間仕切り工事、ボード貼り 等々。だから、雨水が
流れ込まないように、途中の階で止水・排水しなければ いけない。
ELVとかパイプの縦シャフトは ずぼっと孔になってるから、この止水が
結構 大変なんだ、ボードを濡らすとカビの原因になるし、いろいろと
品質に不具合を生じることがある。大抵 予算は少ないから転用を考えた
仮の設備で やりくりするよう上司から指示がある。
嵐のときは さらに大騒ぎ、普通の職業なら、みんな帰宅するのに
現場は泊り込みで 管理するように命令が出たりする。
こんな努力もしているんだけれど、それが当たり前の建設業。
逆にいえば、以前にも 書き込みしたけれど
マンションを購入予約した方(あるいは予定の人)は こういう天気のときに
その現場に行ってみると、どんな品質管理をしているか、どんな雨漏り
対策がされているか よくわかると思いますよ、突然行っても 中に
入れてもらえないかも知れないが・・・。