本当の自分を見つけるのはもっとずっとずっと先の話。今することは一生懸命迷うこと。

　本日３月２３日は、ベトナムで胡キリが少帝から皇位を簒奪して陳朝が滅亡した日で、天正遣欧少年使節がローマ教皇グレゴリウス１３世に公式謁見した日で、江戸幕府が奉書船以外で海外渡航した日本人の帰国を禁止した日で、パトリック・ヘンリーが「自由を与えよ。然らずんば死を与えよ」の演説を行った日で、ロシア皇帝パーヴェル１世が暗殺された日で、ソビエト連邦が満州国に東清鉄道を有償譲渡する協定の調印がおこなわれた日で、ひめゆり学徒隊に動員令がくだった日で、解散寸前のプロ野球団広島カープが広島県・中国新聞などの再建策提出で存続を決定した日で、中国からの引揚げ第一船・興安丸が舞鶴に入港した日で、児玉誉士夫邸セスナ機特攻事件があった日で、パラグアイの副大統領ルイス・マリア・アルガーニャが暗殺された日で、能登半島沖不審船事件があった日です。
　今この時、星辰は正しい位置に付き、ルルイエは浮上する。

　本日も倉敷は晴れていましたよ。
　最高気温は十五度。最低気温は三度でありました。
　明日も予報では倉敷は晴れとなっております。



　昨日・今日と倉敷美観地区周辺は倉敷音楽祭と倉敷春宵あかりのメインの日でありました。
　お祭りはみんなが笑顔になるので大好きです。
　私も外をふらふらと歩きたかったのですが、お祭りの日はお仕事なので無理であります。
　霞を食べて生きていけるのならふらふらしますがこれも憂き世の習い。指を咥えてぢっと我慢でありました。
　おぜぜをかせぐのじゃぁ。おぜぜを。
　が、頑張ります。

３月３０日に倉敷市芸文館で骨董市『倉敷・懐かしマーケット』がありますよ。

　お知らせです。

　倉敷市芸文館の広場で年に４回・第５日曜日に開催している骨董市『倉敷・懐かしマーケット』。
　今年最初の開催は今月の３０日です。
　時間は８時から夕刻まで。

　県内外から約６０店舗出店。
　和洋アンティーク・古道具・骨董品・古布・レトロ雑貨などが販売されます。

　興味がおありのお方は是非是非行ってみてくださいませ。

『異人たちとの夏』

　昨日の夜は、映画『異人たちとの夏』のＤＶＤを観ていました。




　シナリオライターの原田は妻子と別れてマンションで一人暮らしをしている。
　夜は原田の部屋と３階の一部屋しか明かりが灯らない。

　ある日、原田は幼い頃に住んでいた浅草で父親とよく似た男と出会う。
　原田の両親は原田が１２歳の時に交通事故でなくなっている。
　彼に誘われるまま浅草の路地を進んでいると、そこには……。

　翌日、原田は同じマンションに住む女性と仲良くなる。
　のだけれども……。


　監督は、大林宣彦。
　原作は、山田太一の小説。
　脚本は、市川森一。
　出演者は、風間杜夫、中山吉浩、片岡鶴太郎、秋吉久美子、名取裕子、永島敏行、入江若葉、林泰文、川田あつ子、奥村公延、角替和枝、原一平、栩野幸知、桂米丸、柳家さん吉、笹野高史、ベンガル、明日香尚、草薙良一、北見マキ、本多猪四郎、竹内力、峰岸徹、高橋幸宏、松田洋治、時本和也、小形雄二、高城淳一、石丸謙二郎、ほか。




　怪異譚です。
　ふっと異界に入り込んでしまうかのような気分にさせてしまう少し昔の都会の怪異譚。
　製作者側が一番描きたかったのは両親とのくだり。物語を閉める役割は桂という女性。
　ラストの部分はもっと抑えた演出のほうが凄味を増すような気がする。でもそれは私の趣味の問題かもしんない。
　ありえない事に入って行く時の何気ない描き方と我に返った時に主人公がゾッとしながらも両親に魅かれてしまう描写は凄いっす。くらっとしてしまいました。
　面白かったですよ。
　不思議な気分に浸れました。