狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

常識とは人が18歳になるまでに集めた偏見のコレクションである。

2015年02月23日 17時43分05秒 | その他の日記




 本日2月23日は、藤原道隆の娘である定子が一条天皇に入内した日で、グーテンベルク聖書の印刷が開始された日で、アラモの戦いが始まった日で、キューバがアメリカ合衆国にグァンタナモ米軍基地の永久租借を承認した日で、日韓議定書が締結された日で、グレン・シーボーグらが94番元素のプルトニウムを世界で初めて合成した日で、竹槍事件が起こった日で、硫黄島の戦いで米兵が擂鉢山山頂に星条旗を掲揚した日で、シリアでバアス党左派が軍事クーデターを起こした日です。

 本日の倉敷は晴れたり曇ったりしていましたよ。
 最高気温は十三度。最低気温は九度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れたり曇ったりするとなっております。







 今日はブログの記事のネタが無いので、学生の頃にしていた小論文のテストに挑戦してみようと思います。

 お題に従って800字の文章を書く。時間制限は15分。
 お題は昔々に使っていた問題集から適当に選んでみた。テーマは「部屋」。

 ではやってみよう。





 「常識とは人が18歳になるまでに集めた偏見のコレクションである」

 子供の頃から読書好きで小学生の低学年まで食事をしている時も本を手放さなかった書痴だったらしい。
 小学生の高学年に入ると食事をしながら本を読むようなお行儀の悪いことをすると鉄拳制裁を喰らったのでそんなことはしなくなったが、読書好きは今も変わらない。
 そして昔から読んだらすぐにその本の内容を忘れてしまうあんぽんたんだった。それも今と同じ。
 今も昔も私の居住空間には本が床に山積みになっている。その光景は壮観ならしく私以外の人間がそれを見ると必ず絶句する。
 そして彼ら彼女らは必ずこう言う。「これでは何処に何があるのか分からないのではないかね?」「床は抜けないの?」
 一見乱雑に積まれているように見えるのだけれども私には何処に何があるのか分かっているのだよ。そして床はまだ抜けません。
 そう申しても彼ら彼女らは聞き入れてくれない。「片付けなさい!」と必ず言う。
 しかし本棚には本がぎっしりと詰まっていてもう本が入る余地はない。そして本棚を新たに設置するスペースは無い。他に置き場所が無いから本が床に山積みになっているのだよ。片づけようがないのだよ。
 「捨てればよい」と言う人もいる。軽々しく「要らないものがあるでしょう? 処分しなさい!」と言う人もいる。しかし本を捨てるなんて恐ろしいことはしたくないし、今のところ不要な本というものは無い。
 つまり現状の状態が最も片付いている状態なのであって機能的で便利なのです。
 私以外の人が見るとそうは見えないかもしれないけれども、私にとってはベストに近い状態なのです。

 それぞれの場所に住んでいる人にはローカルなルールがあり常識が異なりそれは尊重されなければならないと思うのですが、ついつい自分の常識に囚われて他の場所で暮らす人達を自分の常識で判断してしまうことを私もやってしまうことがあります。
 そんなことをしないよう、私も気を付けたいと思っております。




 あれ?
 少し時間制限をオーバーしちゃった。orz。
 しかも字数も少しオーバーしている。orz。
 この程度の字数オーバーならすぐに削れるけど時間制限をオーバーしているからアウトだ。orz。
 課題なら確実に不可。orz。

 でもって内容も展開が強引で変。でもってオチていないような気がする。小論文で展開するような論ではないし。何か変。
 それに言葉使いも小論文で使うような言葉使いではないかもしんない(このあたりの事は最近、よく分かんなくなってきた)。
 う~む。時間制限と文字制限をクリアしていてもアウトだなぁ、これは。orz。
 駄文だ。






 しかし、私はもうテストを受ける身ではない。私は自由だ! 
 だから出来の悪い小論文を書いたところでやいのやいのと言わることは無い。
 無事に(曲がりなりにもではあるのだけれども、ぽんこつではあるのだけれども)大人になれて良かったとしみじみと思っているところでございます。

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『ボルベール(帰郷)』

2015年02月23日 14時37分46秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『ボルベール(帰郷)』のDVDを観ていました。



 ライムンダとソレの姉妹は3年半前の火事で両親を失っている。
 故郷のラ・マンチャの小さな村の出身でそこに両親の墓がある。
 普段は別々にマドリッドで暮らしているが定期的に両親のお墓を掃除する為にラ・マンチャを訪れている。
 その村には高齢で身寄りのない叔母がいてライムンダはマドリッドで一緒に暮らすよう叔母に提案しているのだが、叔母は聞き入れてくれない。

 両親のお墓を掃除してライムンダがマドリッドの家に帰宅すると、居間で夫のパコが飲んだくれている。
 パコは「仕事をクビになった」と言う……。

 翌日。仕事の帰り道に娘のパウラが立っていて母親のライムンダを待っている。
 ライムンダが家に帰ると、夫のパコはナイフで刺されていて血を流して倒れて死んでいる……。

 ほぼ同時刻に、姉のソレのもとに叔母の訃報が届く。
 ソレはライムンダに電話で叔母の急死を伝え、お葬式へ出席するためラ・マンチャに出発する段取りを決めようとする。
 しかしライムンダは「行けない」と言う。
 仕方なく独りでラ・マンチャに行きお葬式が行われている亡き祖母の家に入るのだが……。
 そこには亡くなったはずの母親が居て、娘であるソレを呼ぶ……。



 監督は、ペドロ・アルモドバル。
 出演者は、ペネロペ・クルス、ロラ・ドゥエニャス、ヨアナ・コボ、カルメン・マウラ、チュス・ランプレアベ、ブランカ・ポルティーヨ、など。

 祖母・母親・娘の三世代の人間ドラマです。


 私、てっきり「夫のパコの遺体をどうにかするお話なのであろう」と最初は思っていたのです。
 すんません。サスペンス莫迦ですんません。
 誰もが人に言えない秘密や不安を抱えているものなのだろうけれども、そんな秘密や不安を話しても信じてもらえて聞いてもらえて味方になってくれる存在が欲しい、という多くの人が持っているであろう願望を突いてくるお話でありますね。

 苦労して今まで生きてきて、ある日突然、嵐のように様々な事が押し寄せる。
 それでも日常は続く。悩んだりパニックに陥ったり不安に思っても日常は否応なしに続く。
 祖母・母親・娘はそれぞれにヘヴィな秘密を抱えていて間違ったこともする。
 でも一生懸命誠実に生きている。それ故、秘密を分かち合える人を欲していて……。と言うお話。

 ヘヴィなお話が複数絡み合っているのだけれども、ゆったりとしていてでもスリリングで時にユーモラスで素敵な映画でありましたよ。
 面白かったです。

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百貨店の懸垂幕を見ると時々無性に懸垂幕を書きたくなる時がある。

2015年02月23日 12時34分31秒 | その他の日記




 少し前に廃止となってしまったのだけれども『J's GOAL』というJリーグの公認ファンサイトがあって、そのサイトでファジアーノ岡山担当のライターさんが毎年この時期にファジアーノ岡山のサポーター達の段幕を作っている様子を記事にしていました。
 私は前の職場の看板屋さんでプロとして段幕と似たようなものを作っていたので、毎年今の時期に恒例のその記事を興味深く読んでおりました。

 もし私がその作業に参加したら、と考えたことがあります。
 もし私がその作業に参加したら、おそらく大きな戦力にはなるでしょう。しかし私のようなものは絶対にあのような作業に参加してはいけない。
 あの作業は多くの人が一緒になってわいわいと楽しく作業するから意味があるのであって、スピードやクオリティーは求められていない。
 あの作業量なら私一人で大半の作業をこなしてしまう。大勢の人がすることがなくなってどん引き。そんな光景が目に浮かびます。そうなっては意味が無い。

 プロだとスピードとクオリティ(&できるだけ低単価であること)が求められてあの作業量だと1人でこなしてしまうと思うのですが、それ故、私はあれだけ大人数でわいわいと楽しく作業するという経験をしたことがありません。
 何だか羨ましいなぁ。と思いながら読んでおりました。

 『J's GOAL』というサイトがなくなって今年はどのようにしているのか分かりませんが、多分、今の時期にファジサポ達は集まって段幕を作っているのだろうなぁ。
 あの作業は楽しいのだろうなぁ。
 羨ましいなぁ。と思っております。

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