狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

深夜の集会その4。

2016年10月18日 19時52分12秒 | 知人、友人に関する日記




 本日10月18日は、イギリス軍が清による捕虜殺害の報復として円明園を焼き払った日で、アラスカがロシア帝国からアメリカ合衆国へ720万ドルで売却された日で、板垣退助らが日本初の政党・自由党を結成した日で、大隈重信が玄洋社の来島恒喜に手投げ弾を投げつけられ片足を失う重傷を負った日で、リヒャルト・ゾルゲがソ連のスパイ容疑で逮捕された日で、東ドイツの国家評議会議長・エーリッヒ・ホーネッカーが失脚した日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十五度。最低気温は十九度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。





 「では皆さん、こういふふうに主人の役割を演じる者と奴隷の役割を演じる者に分かれて互いの合意のもとに性的な快楽を得ることを目的としたロールプレイを何と言ふか御承知ですか?」
 知人は卓上に置かれた映寫機が映している映像を指しながら、皆に問ひをかけました。
 一人の友人が手をあげました。それから三人手をあげました。狐も手をあげようとして急いでそのまま止めました。
 映像には、(以下十数文字映像に関する描写。自主検閲にて消去)が映し出されています。
 確かあのロールプレイは○○であるといつか雑誌で讀んだことがあるのでしたが、狐はそのようなことは人前で言えないと思ひそしてそのやうなことを知人が問ひかけたりはすまいと思ひ何だかどんなこともよく分からないといふ氣持がするのでした。

 いやいやいやいや。これはあかんやん。この集会は下品と下品でないものの境界線をぎりぎりで攻めるのがお約束なのにこの映像はモロですやん。モザイクがかかっているけれどもモロやん。
 これはあかんこれはあかんこれはあかん。

 ところが知人は早くも狐のその狼狽えた様子を見附けたのでした。
 「狐さん。あなたは分かつてゐるのでせう?」
 狐は勢いよく立ち上がりましたが、立つてみるとはつきりとそれを答へることができないのでした。
 狐の友人のうちの一人がふりかへつて狐を見てくすつと嗤ひました。
 狐はもうどぎまぎしてまつ赤になつてしまひました。
 知人はまた云ひました。
 「御存じないのですか? 知っているでせう?」
 狐は今度も直ぐに答へることができませんでした。

 知人はしばらく困つたやうすでしたが、「知らないのならば仕方ありません。教えて差し上げませう。その身に」と狐に近づいてきます。
 「何事も実践は大事ですよ」
 え?
 「一度経験したら病みつきになりますよ」
 いやいやいやいや。一寸待つて一寸待つて一寸待つて。
 「めくるめく快楽を君に。さあ皆さん。狐さんの服を脱がせてあげてください」
 いやいやいやいや。一寸待つて一寸待つて一寸待つて。この集会はそんな直接的な行為はなしだったはずではないですか。待つて待つて待つて。
 「皆さん。最初は優しくしなくてはいけませんよ」
 話を聞いてお願いだから。待つて待つて待つて。後生ですから。
 「最初はソフトに。誰か縄を持つてきてください」
 いきなりですか! いきなりハードではないですか! いきなり上級編ではないですか!
 「安心して。この程度は上級編ではないのよ」
 できないできないできない。安心できない。いやいやいやいややめてやめてやめて。
 「いやよいやよも好きのうち。照れることはないのよ」
 照れてない照れてない照れてない。ギブギブギブ。
 「さあ、皆さん。やっておしまい」
 ふぎゃああああああああああ!!!




 そこで目が覚めました。
 狐は何時の間にか眠つていたやうです。
 周囲の者達は知人のお話をぢつと聴いています。知人は何やら銀河のお話をしています。
 体を調べましたが何も変化はありません。
 夢?

 知人は言いました。
 「では今日の集会はここまでです」
 知人のお宅の中はしばらく片付けの音がいつぱいでしたが、まもなく皆はきちんと禮をして知人のお家を出たのでありました。

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集中力の基盤になるのは根気であり、その根気を支えるためには体力が必要だと思っている。

2016年10月18日 17時40分33秒 | その他の日記





 昨日の記事の続きです。


 日が暮れて宿に入りました。
 場所は知多半島の先端だそうです。
 目の前が海の宿。海です! それも太平洋の海!
 瀬戸内の海とは何だか雰囲気が違います。遥か遠くに広がる水平線!
 
 まずはお風呂をいただきました。
 嗚呼。気持ちいい。
 日中は友人のお子様達を相手にしていて精神と肉体がへとへとだったので余計に湯船に浸かって気持ちいい……。
 しかし夕食の時間が迫っていたのでのんびりとお風呂に入っているわけにはいきませんでした。残念。

 夕食は、喰らえこの野郎感がたっぷり。
 品数が多くて大盛り山盛り。こんなに食べられないよぉ。
 私は出されたものは残さず全て食べなくてはならないと教えられて育ったのですが、こんなに多くては無理です。
 くらくらしてしまいましたよ。
 食事中も友人のお子様達はテンションが高い。
 君達。本当に凄いな。ペース配分を間違えていると思ったけれども夕食までハイテンションを持続させるとは。なんという体力。御見逸れしました。


 夕食が終わって部屋に戻って、やっと大人タイムになる、と思っていたのです。
 友人達と歓談しながらゆっくりのんびりできると思っていたのです。
 しか~し、早々にお寝むとなると思っていたお子様達はなおもハイテンションで私達の部屋に乱入してきて「トランプをしよう!」と仰せになる。orz。
 かなり遅い時間までババ抜き大会でありました。
 お子様達。本当に凄いな。ペース配分を間違えていると思ったけれども丸一日ハイテンションを持続させるとは。なんという体力。御見逸れしました。

 旅行2日目はふらふらの状態で眠りについたのであります。

 まだ続きます。


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『私は貴兄のオモチャなの』/岡崎京子

2016年10月18日 16時18分55秒 | 漫画・ゲームに関する日記





 昨日の夜は、岡崎京子の漫画『私は貴兄のオモチャなの』を読んでいました。
 「でっかい恋のメロディー」と「虹の彼方へ」と「私は貴兄のオモチャなの」と「3つ数えろ」の4編が収められている短編集です。

 私はこんな風に他人に執着できないなぁ。
 今は昔には他者に執着していた時があったけれども、執着し過ぎて身動きが取れなくなって何も行動できないまま終わってからは、淡泊になってしまいました。

 面白かったですよ。
 楽しめました。

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