10日以上、お絵かきに熱中して、ようやく一応、絵が完成したのです。
しか~し。
リテイク26修正1を更にラフにではあるが修正した絵に未練があったこと。
ミリペンを使えばペン描きが可能であること。ミリペンは容易に入手可能であること。
以上のことから、リテイク26修正1を更にラフにではあるが修正した絵を完成まで導こう。という気になってしまったのです。
0.03ミリと0.05ミリと0.1ミリのペンを買ってきてペン描きを試してみました。
ペン描きが上手く行かなかったら、ここで断念しようと思っていたのです。
上手くは行かなかったのですが、上手く行きそう……。
で、ミリペンに慣れる為に落書きを鉛筆で大量に描いてミリペンでペン描きをしていました。
私は、絵を描く習慣がほとんどなかったので落書きでさえも描くのは遅いのですが、私で5分くらいで描ける落書きを鉛筆で描いてそれにペンを入れていたのです。
でも、上手く行かない……。
線がガタガタする……。
これはミリペンに慣れていない所為なのだろうと思い、鉛筆の下絵無しで色々な落書きを描いてみました。
落書きなので線を間違えてもOK。
補助線を付けたままでもOK。
気楽にミリペンで落書きをしてみました。
ミリペンは、線を大量に平行に引いた場合でも、線が潰れません。
そして微妙な腕の動きを拾ってしまいます。
迷ったり止まったりするとその跡が出てしまいます。
大量にミリペンで落書きしてみて、今迄、鉛筆で描いていたものは、きちんと細かく描いていない場合があった。と気が付きました。
自分では描いているつもりでも、ペンを入れる時に分からなくなる場所がある。そんな時は、そこはきちんと描いていないということ……。ふうむ。
鉛筆では下手でも誤魔化しがきく。きちんと描かなくても誤魔化せてしまう。
しかし、ペンを入れるとその部分が顕になってしまう……。ふうむ。
ミリペンでは鉛筆では出来なかった表現が出来ることも分かり、少しわくわく。
ただ、その表現は大量描き込みとなるので、今の私の技量では局所的にしか使えない。
今の私の技量では単純な線での絵の方がよい……。
それと、私は鉛筆を使った際は、筆圧が高いみたいで線を間違えて消しゴムで消した時に、紙に凹凸が出来てしまう。
ペン描きの際にその凹凸にペンが入り込んで線がガタガタになりやすくなってしまう……。
鉛筆描きの時から気を付けるか、別の方法を考えるか……。
鉛筆描きをスキャナーで取り込んで鉛筆の色を薄くしてプリントアウトしてそれにペン描きをしてパソコンで鉛筆描きの線を飛ばす……。という方法がベストかもしんない……。
と、考えながらせっせとペンを動かしていたのです。
今回はミリペンで落書きをたくさん描く。という目的なので、今迄のA4サイズの紙ではなく葉書サイズの紙に描いていたのです。
ようやく、ミリペンに少しだけ慣れてきて、葉書サイズで簡単な絵ならある程度のラインが出せるようになってきたのです。
で、思ったのですが……。
構想段階だと、まず、葉書サイズで描いてみるというのは正解なのではないか……。
いきなり、A4サイズで描こうとしたのは大きな間違いだったのではないか?
簡単に早くたくさん描いてイメージを固める。この段階だと小さいサイズで描くのが正解なのではないか?
大きいサイズでいきなり描くと、混乱してしまうのではないか?
ふうむ……。
で、さらに思ったのですが……。
絵葉書サイズで延々と落書きをしてみて……。
私は、絵を描きたいわけではない。落書きがしたかったのだ。と気が付きました。
うん。
落書き、楽しい……。
今迄、私は落書きというものをほとんどしてこなかったのですが、落書きは楽しい……。
勿論、落書きをしていて、その中の一つが気に入ってそれを絵にしたい、と思ったならそれを絵にすればよい……。
で、「アマビエ様」の絵は不満は大いになるものの一応は完成したのだから、もういいじゃん。という心境になりました。
あそこがあの時の私の限界点。それをきちんと認めよう。という気持ちになりました。
ミリペンの表現方法はたくさんあって、それを習得するのは時間がかかりそうだし、何よりも私は落書きを描きたい。
まだまだ下手だけれども、下手なりに楽しむことを優先したい。
気楽に落書きを楽しんで、その中からもし絵にしたいと思えるものがあったら、絵にしてもよい。それに、ミリペンで絵として完結させることも可能な気がする……。という心持なのであります。
いずれにしても、何か沼に足を突っ込んだ感があり、これで良いのだろうかとも思うのですが、私の中のお気楽極楽な御大尽が「よいではないかよいではないか」と云うので、良いということにいたしましょう。
最近、お絵描きに没頭して本を読んでいないので本の神様が激怒してそうな気がする……。
本の神様を怒らせると怖いので、今日はお仕事が終わったら本を読もう、と思っているところなのでございます。