昨日の夜は、緑川ゆきの漫画『夏目友人帳』の第5巻と第6巻を読んでいました。
主人公の少年・夏目貴志は高校一年生。
幼いうちに両親を失い、親戚に盥回しにされてきた。
幼い頃から妖が見える体質。だけど気味悪がられるので周囲にはそのことを隠している。
今は遠縁の藤原夫妻に引き取られて暮らしている。
妖が見える彼は祖母の遺品の友人帳を持っている。
その友人帳は強力な妖力を持っていた祖母が妖怪達をいじめ負かして妖怪達の名前を奪ってその名前を書き留めた妖怪達との契約書だった。名前を奪われた妖怪達は友人帳を持つ者に従わなければならない。
夏目は名前を取り返そうとする妖怪達に付きまとわれ、友人帳を奪って強大な力を得ようとする妖怪達から付け狙われて……。
異質な者とどのように関わるか、というお話。
妖なので人の倫理や常識は通用しない。でも理解できる部分や共感できる部分もある……。
異質なものを拒絶するのかそれとも受け入れるのか? 二者択一でもない。
描き方が優しいです。
5巻は、陣を使って妖を見ることが出来る夏目の同級生の少女が登場したり、レイコさんのお話が出てきたりしています。
6巻は、4巻に出てきた子狐が特別編で再登場。健気で反則級に可愛いです。
面白かったですよ。
まだまだ続きがあるので読んでみることにいたします。