アメリカーナは、アメリカのゴールドスミスプランツ社で作出されたゼラニウムの園芸品種です。
園芸品種名はアメリカーナ ライトピンクスプラッシュです。
寒さ暑さに強い丈夫なゾナル系のゼラニウムで、乾燥に強く多湿に弱いところがあります。
アメリカーナは発色のいい花色をしており、八重咲きや半八重咲きの大輪の花を花茎の頂部に
ボール状に咲かせる姿は遠くから見ても目立つでしょう。スプラッシュと名が付くのは花弁にブロッチ
(斑紋)が入ったものです。
開花期間も三月頃から十二月と長くとても優秀な花です。
ある程度の暖かさがあれば、1年を通して花が楽しめます。生育おう盛で育てやすい品種です。
日当たりと風通しのよい場所で育てます。性質自体は丈夫で育てやすいですが、高温多湿を嫌がり
ますので、鉢植えは高温を避け、夏は明るい日陰に移動させてもよいでしょう。
雨に弱い所があります。雨にあたらず日当たりのいい場所で育ててあげましょう。暖地では屋外で
越冬できます。平地でも凍結や霜に気をつければ屋外での冬越しは可能です。
寒冷地では屋内で管理したほうがよいでしょう。寒さで葉が紅葉したり、落ちることがありますが
株が生きていれば春に復活します。水は土の表面が乾いたら与えるようにします。
冬は寒さでほぼ生長しないので、水やりを減らして乾かし気味に管理します。私は同じ場所で
ビニールをかけております。3月も霜が降りることがありますので外す時は注意をします。
1回の霜で見事に枯れますので、予報に気を付けておきます。
ビニールをかけていても花が咲いています何しろ風通しも日当たりも良い特等席です。
最初と最後の写真が本日の撮影です。もう下にはツボミが沢山でています。
(他は10月27日・11月6日の撮影です。)
ゼラニュウムの育て方
学名:Pelargonium zonale group 'Americana light pink splash' 科名:フウロソウ科
属名:ペラルゴニウム属の非耐原産地:南アフリカ・ケープ地方 寒性多年草 草丈:30cm
開花期:3~12月 日照:日なたを好む
鉢植えのランなどと同じように過湿を嫌いますので素焼き鉢が適しています。
プラスチックの時はバーミキュライト・パーライト等を入れ水はけを良くします。
用土:酸性の強い土を嫌うため、弱酸性度の赤玉土を使う。赤玉土7腐葉土3、または赤玉土を
6にしバーミキュラを1入れると水はけも良くなります。苦土石灰を混ぜておきます。
他に、ふかふかの土にはコガネムシの幼虫が付きやすいので、オルトランDXも混ぜて使います。
置き場所:半日以上日が当たるところが理想です。
今回のアメリカーナ ライトピンクスプラッシュは1日、日が当たっていますが、暑さに弱い、
アイビーゼラニュウムやサクラサクラ等は日陰に移動します。
冬:その年により違います。暖冬の時は戸外の軒下でも大丈夫ですが、寒波が来る時は室内に
移動します。霜に当たらなければ大丈夫ですので、ビニールなどをかけても良いです。
水遣り:過湿を嫌いますので、春から秋は土が乾き始めたら与えます。
冬は表面全体が乾いた時に与えます。
肥料:花を咲かせるためには、肥料が入ります。リン酸分の多い肥料が花付きが良くします。
効果的なのは液肥です。夏・冬は置き肥を置いておきます。
挿し木:春と秋に、切った枝を用いて天芽ざしまたは管ざしをすることができます。
用土は赤玉土の小粒を使います。1cm位の浅めに挿します。(8月に挿し木をした投稿もしています。)
※ 真夏に、葉の色が白っぽくなることがあります。これは高温による生理障害です。
秋になれば自然に葉色が緑に戻ります。ゼラニュウムは常に葉が1枚1枚枯れますがこれも
ゼラニュウムの自然現象です。心配はいりません。
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