とある高校に転校した僕。
転校初日、初対面の僕に親しげに話しかけてくるクラスメイトの男がいた。
放課後、彼に呼び出された僕は、一目惚れをしたと言われる。
同性から告白されることなど初めてだった僕は、戸惑いを隠せない。
僕がその場を立ち去ろうとすると、彼は僕の腕をつかんだ。
その手を見た僕は、更に驚くこととなった。
彼の手は、どの指も第一関節より先が無かったのだ。
驚愕のあまり言葉を失った僕は、逃げ . . . 本文を読む
うわ~、おそばって美味しいなあ!
俺はこの村一番のそば食い男。
この村のそばは全部俺のもの!
みんなのおそばを独り占めにしてやる!
へっへへー、今日も早速おそばを食ってやる・・・
・・・な、何なんだ!
体が動かない!
まるで全身が石臼になったようだ。
一体どういうことだ?
こ、これはまさか・・・
俺がみんなのおそばを独り占めしたから罰が当たったのか!?
いや、きっとそうに違いない!
何だよ、こんな . . . 本文を読む
何人かの友人には話したことのある話ですが、一年前に見た夢があまりにもインパクトあったので、文章にまとめました。
「木の手」
ある日、子供たちが森で遊んでいた。
その森には、決して人が触れてはならないとされている一本の木があった。
何も知らない子供たちは遊びに夢中になるうちに、その木に登ってしまった。
子供たちの中の一人の少女が、不吉な予感を感じた。
舞い落ちる木の葉たちが一斉にこちらを睨 . . . 本文を読む
「地球お箸で食べたい」
宇宙なう。
やっと地球に帰れるぞー!
惑星探査の仕事って、移動時間の方が長いんだよな。
親父と喧嘩して家を飛び出して、スペースレンジャーに入隊して地球も飛び出した。
仕事で宇宙に行けるのは嬉しいけど、これじゃ退屈すぎて発狂するかもな。
昔は無重力ってだけで興奮してたのに、今では重力も親父の石頭も懐かしい。
自動操縦に切り替えて、宇宙食でも食って寝るか。
地球出る日に . . . 本文を読む