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1/30(木)、ゆいぽーとにて、オウ・ユー・チー(王有慈)成果発表展「波の糸(浪潮的絲線)」を見に行ってきました。
ゆいぽーとが行っている、ゆいぽーとアーティスト・イン・レジデンス、自主活動プログラム2025冬季の中の一つです。
オウ・ユー・チーさんは台湾のアーティストで、絹糸を使った作品を作っています。
蚕から生まれた絹糸に生命力を見出し、さらにその糸と糸の結びつきによって、生命の繋がりや、人と自然、人と人の結びつきを表現しているとのこと。
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今回、オーユー・チーさんは、新潟に滞在しながら広大な海に惹かれたとのことで、まずは海で拾った石や貝殻などをスケッチ。
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そして、砂を敷き詰めた上に、海岸の石や貝殻と一緒に絹糸で作った自分の作品を並べて、それがまるで新潟の海岸に生えた植物のようでした。
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さらに、砂の上に絹糸の大きな作品を乗せると、まるで海岸に寄せる波の一瞬を絹糸で再現したようでした。
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他にも、透明なケースの中にも絹糸で作った作品が並び、海の中の水の流れを閉じ込めたようでした。
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また、壁にも絹糸で作られた作品が飾られ、風に揺れるほど繊細な作品でありながら、それが本当に寄せては返す波のように見えました。
そもそも絹糸という細い材料でここまで繊細な作品を作るだけでもすごいのですが、それが本当に波を表現しているようで、その再現性の高さにも驚かされました。
会場では日本海の映像を映したモニターも置かれ、まるでゆいぽーとの展示室と日本海が繋がったような感動がありました。
そしてその日本海はオウ・ユー・チーさんの生まれた台湾まで続いているわけで、まさに自然にも芸術に国境はない!という気持ちになりました。
そしてゆいぽーとでは、オウ・ユー・チーさんと一緒に、同じく台湾のプーチョウ・アート・グループ(噗啾社)という人達も滞在しています。
オウ・ユー・チーさんの成果発表会は2/3(月)までですが、プーチョウ・アート・グループの成果発表会は2/6(木)~12(水)まで見られるそうで、こちらも楽しみです。