
3/7(金)、ギャラリーみつけ「第14回 白雪ノ会展」を見に行ってきました。
長岡造形大学絵画・版画OB展として毎年開催されていて、ここ数年は毎年見に行っています。
せっかくなので感想を書いていきます。

さかいともみさん
白い和紙のキャンバスに淡くて優しい色で、ちょっと抽象化したような風景、風や水の流れを感じる。

小川しほさん
桃の静物画と、桃を持った少女の絵で、人間の感情の起伏を表現したそうです。

星奈緒さん
人間の両手と、野原の植物を、緻密な色を組み合わせて写実的に描き、優しさが伝わってくる。

相川恵子さん
どこか歪んだ人間の顔、「一番近く、一番遠いもの」というタイトルで自分自身を表現したそうです。

高橋沙織さん
様々な絵具を複雑に塗った地面の上によく見ると足跡が描かれた「跡」、消えて行っても何かが残るのかもしれない。

小林留奈さん
黄色い背景に黒で囲まれた人間の顔、心の中を描いているようだ。

新田絋平さん
オレンジ色でちょっと抽象化されたような雲を描き、本当に夕焼け空を眺めたような気持ちになる。

塚田詩保乃さん
「トイレ」と机の上の「りんご」、風景画、静物画だが独特の色使いと筆使いでちょっと不思議な世界のようだ。

加藤えみさん
普通に友人だし、可愛い動物たちを写実的に、またはキャラクター的に描く作風には親近感を覚えます。

長谷川恭子さん
小さなキャンバスに丁寧に描かれた「白蛇」と椿の花、生命に対する敬意を感じます。

上村有実花さん
冬を擬人化したような切ないファンタジーの物語を、見開き2ページで5組、合計10ページ分の漫画にという、個性的な形態で展示。

山田モモさん
「近い」と書かれたりんごが遠ざかり「遠い」と書かれたレモンが近付いてくる写真と、テキスト、そしてイラストによって、独特の世界を表現。

吉村英里子さん
白いキャンバスに凸版で植物の形を描き、その上でシルクスクリーンで植物を描くという方法で、自然を心象風景のように描く。

岩本彩花さん
白い紙の上に水彩の淡い色を並べ、まるで雪や雲の中の光の輝きのような世界を表現。
どの作品も作者の人達が自分の個性を大切にしてとても心を込めて描いたのが伝わり、刺激をもらえました。