
10/09(月)、燕市文化会館、「笛人本宮宏美ふるさとコンサート2023Final」へ。
燕市出身のフルート奏者、本宮宏美さんの毎年恒例のふるさとコンサート、なんと今年でFinal。
もともと僕が本宮さんと出会ったのは2012年、こわれ者の祭典の月乃光司さんと本宮さんのツーマンライブでスタッフをした時。
当時まだ本宮さんはデビュー一年目で、僕はもちろん初対面でしたが、若い頃に足を手術した体験や、月乃さんの朗読に合わせたフルートの演奏が印象に残りました。
その後、本宮さんはどんどん活躍し、映画「夢は牛のお医者さん」テーマ曲、FM PORTの天気予報BGM、Negicco「ルートセブンの記憶」への参加など、身近な音楽としてよく耳にすることに。
2018年12月に曽我・平澤記念館のコンサートを観に行って久し振りにお会いして、そこで買ったベストアルバムは今でも聴いています。
そんな本宮さん、年内を最後に12年間の活動を終了することを発表し、ふるさとコンサートも今回でFinalに。
これは絶対見たい!!

というわけで、越後線と弥彦線を乗り継いで、電車で初めて燕駅で降り立ちました。

その後、中ノ口川沿いに歩いて燕市文化会館へ。

しかし、入り口がどこか分からずに建物の周りを歩くと、横の公民館を通って入れることが判明。

そして、ついに会場へ。



ロビーにはたくさんのお花が並ぶ。

家族である本宮家からもお花が届いている温かさ!

三条市のピアニスト、佐藤ひらりさんからもお花が届いていました。
ちなみにNegiccoからもお花が届いていたんですが写真を撮り忘れてしまった!
Negiccoの事務所の会長、熊倉さんも来ていてお会いしました。
本宮さんへのメッセージを緑の付箋に書いて木の絵に貼っていくという面白い試みも。
僕も書かせていただきました。
会場に入ると、広い会場はほとんど満席!
待っていると幕が開き、いよいよスタート!
最初は本宮さんが一人でデビュー曲「息吹」を披露。
ソロのフルートだけでここまで世界を表現できる本宮さんの実力に、一気に引き込まれました。
続いて、ピアノの演奏に合わせて、中島みゆきさんの「時代」をカバー。
本宮さんのフルートは本当に歌っているようです。
そしていよいよバンドメンバーが大集合。
初期のちょっとカッコつけていたと自ら語る曲から、次第に自分の心と向き合って作ったという曲まで、たくさんの曲を順番に披露。
最初は一人から始まったフルートが、次第に仲間が増えて大きな音楽になっていく、12年間の歩みをそのまま表現しているようなコンサート。
しかも、すべての楽器の音楽が時にさり気なく、時に大胆に本宮さんのフルートを引き立て、音楽の中にも一人一人が支え合うような温かい魅力がありました。
個人的に好きな「笑顔招福」がバンド編成で聴けたのも本当に嬉しかったし、間奏でメンバーを一人ずつ紹介しながらソロを披露していたのもみんな楽しそうで、まさに笑顔が福を招く素敵なコンサートでした。
最後はFM PORTでお馴染みの「天真爛漫」で、ステージを自由に動き回りながらの本当に楽しいコンサートでした。
その後、アンコールでは最後の新曲「笛人」、そして最初にも披露したデビュー曲の「息吹」を、バンド編成で披露。
MCでは、12年間の中でたくさんの経験をして出産して家族も増えて、最後に一周して原点回帰して活動を終えたいと言っていたのですが、ソロで始まった「息吹」で始まりバンド編成の「息吹」で終わる今回のコンサートがまさにそれを体現していました。

また、ロビーで展示されていたメッセージの木は、葉っぱが増えて最後にステージにも登場していました。
そして最後に出演者にお花の贈呈では、本宮さんのお子さんや後輩である若いフルート奏者の方も登壇していて、本当にアットホームで温かいコンサートでした。

飾られていたお花は終了後に2輪まで持って帰れるという温かいシステムになっていて、せっかくなのでもらってきました。
帰りの電車にも同じようにお花を持っている人がいて、もしかしてコンサートの帰りですか?なんて話ができたのも嬉しかったです。
12年間の活動の最後に素晴らしいコンサートを見られて本当に幸せでした。
伸びやかに歌う自由な風のような本宮さんのフルートが、これからもずっと好きです!今までお疲れ様でした!




ちなみに、燕市文化会館の帰りに、燕駅前の純喫茶ロンドンへ。
ここに来るのは3回目ですが、いつ来ても昭和から時間が止まっていて本当に落ち着きます。
いつまでもこのまま時間が止まっていてほしい。
でも時間を忘れて長居しすぎると帰りの電車がなくなるので、あんまりのんびりできなかったのが悔やまれる…
今度はコーヒーだけじゃなくてゆっくり食事も楽しみたい。
また来ます、燕市!