
2/1(土)、NSG美術館「粛粲寶(しゅくさんぽう)の鳥展」を見に行ってきました。
粛粲寶は新潟出身の日本画家で、仏教や中国古典をテーマに、人物や動植物などを大胆な構成、筆遣いでユニークに遊び心たっぷりに描いてきました。
新潟出身ということもあって毎年ここNSG美術館で様々な切り口で展覧会が開催されていますが、今年は鳥にスポットを当てる。

鶴、

カササギ、キツツキ、

ウグイス、

ササゴイ、

キジバト、

ムクドリ、

鳩、

フクロウ、

モズ、

カワセミ、

ツバメ、

鶏、

八咫烏(伝説の3本足のカラス)、

ウズラ、

千鳥、

カッコウ、

カケス…
どの鳥も生き生きと描かれているので見ていて楽しくなります。
人物や植物、風景、または書との大胆な組み合わせ方もまさに粛粲寶!という世界があって引き込まれます。
絵本のキャラクターのように可愛らしくデフォルメしつつも、それぞれの鳥の種類ごとに特徴を的確に捉えた作風も見事です。
例えるならさかなクンの描く魚のイラストに通じる魅力があるなと思いました。

こちらは鳥ではなく、粛粲寶が描いた中国の伝説の妖獣、白澤。
この絵は、同時開催中の渡邉桜子作品展ともちょっとだけ繋がる作品だったりします。


どっぺり坂の横の坂道と、雲が沸き立つ山肌の風景画。
こちらの2枚は、粛粲寶ではなく池田美弥子さんの絵ですが、同じ会場に飾ってあったので、せっかくなので載せておきます。