
11/28(土)深夜から、29(日)早朝にかけて行われた、シネ・ウインド35周年企画「ティモシー・シャラメ特集~シャラメと夜更かし~」に行ってきました。
ティモシー・シャラメの出演した4作品のオールナイト上映で、4作品とも面白かったので、せっかくなので感想を書いていこうと思います。
「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」

郊外の名門大学に通うカップル。
主人公は金持ちの家柄が嫌でギャンブルばかりしている。
彼の恋人がNYで映画監督を取材することになり、NY生まれの主人公はタイミングを合わせてNYで彼女とデートを計画するが、彼女はイケメン俳優に誘われてしまい、主人公とどんどんすれ違っていく。
一方で主人公もどんどん不思議な人達に巻き込まれ、最後に彼にも意外な出会いが…という王道ラブロマンス。
観るの2回目だったけどやっぱり面白い。
チャラくてやさぐれたシャラメが楽しめます。
「マイ・ビューティフル・デイズ」

高校の女の先生が3人の生徒を引率して一泊二日の演劇大会に参加するんだけど、生徒の一人の男の子が先生に恋心を抱いている。
しかも彼には行動障害があり学校からも警戒されていて先生は困惑するが、同時に彼には才能もあり先生は彼を応援する。
そんな、29歳という絶妙な年齢の高校の先生から見た、若者達の恋と友情と成長を描いた青春映画。
初見でしたが、思春期の微妙な心境を表現していて面白かったし、登場人物が主人公を最後にたすけてくれる下りで感動した。恋するシャラメが見られます。
「ホット・サマー・ナイツ」

父を亡くし、親戚のクラス海辺の町で一夏を過ごすことになった主人公。
夏になると観光客が大量に訪れるその海辺の町で、主人公は町一番の不良と大麻を売りさばいたり、彼の妹で「絶対に手を出すな」と言われてる町一番の美少女とまさかの恋に落ちたりするという、危険で刺激的な夏の日々を過ごす。
やがて終わっていく刹那的な青春の輝きと切なさ。儚く危険で複雑な心境のシャラメの演技力が光る傑作。
観るの2回目だけどやっぱり面白いですねえ…。
「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」

4姉妹の日々を描いた有名な小説「若草物語」の物語を、後日談も含めて次女のジョーを主人公に映画化。
幼少期と大人になった自分、そしてその日々を「若草物語」として出版するまでを時系列を行ったり来たりしつつ描く。
どんな人生にも色々なドラマがあるし、それが主人公の書く本の物語になっていくという内容は感動的でした。
そしてやっぱり、作家が主人公の物語には感情移入してしまう部分があるんですよね。
シャラメは脇役だけど、ジョーにとっても4姉妹にとっても重要人物。
観るの2回目だったけど、時系列が複雑なこの作品をより深く知ることができて、観られて本当に良かった!
いやー、4作品とも面白かったです!
オールナイト上映なんて久し振りでしたが、眠かったけど頑張って起きて全部観られて良かったです!

上映前は深夜だったのが…

4作品見終わって外に出たら朝になっていて謎の達成感がありました。