舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

「MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021」、全作品観てきました!

2021-07-27 23:46:04 | Weblog


「MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021 新潟編」の上映が、7/24(土)から一週間、シネ・ウインドで始まりました。





予告編はこちら。



2012年から始まり新潟では毎年シネ・ウインドが上映してくれていた映画と音楽の祭典MOOSIC LAB、今年も開催され、今年も全作品を観ることができました。
毎年見続けていると今まで色んな映画や音楽に出会ったなあと感慨深いですね…というわけで感想を書いていきます!





「光の輪郭と踊るダンス」

ウイルス禍の世界を「感染者は口から光線が出る」という突飛な設定で視覚化するアイディアに低予算ながら強い表現力を感じる。感染が呪いとされる世界で、幽霊のような日下七海さんが魅力的。また、感染を恐れながらも触れ合うことを止められない人間くささの描写も良かった。





「さつきのマドリ」

男との出会いを求め、不動産で働く主人公。ある日、男性の顔が不動産やの間取り図に見える現象が!しかもそこには男のスペックが!異性をスペックで図る主人公の格好悪さをコミカルに描きつつ、最後はそんな自分から解放される様子を感動的に表現し、爽やかな気持ちになれました。





「POP!」

10代で女優を志し20歳目前にチャリティ番組の司会をしながら駐車場でバイトして暮らす主人公。「アルプススタンドのはしの方」でも印象的だった小野莉奈さん、何事にも無駄に真面目で世界平和を本気で願いつつも空回りして周囲から浮いてしまう飄々とした女の子を好演していて可愛かった。





「泣いたことがないなんて、嘘つきめ」

人付き合いが苦手で職場の喫茶店の紙コップに絵を描くことを楽しみに生きる主人公が、謎の女性と出会い不思議な交流をする。思いがけず他者の内面に触れて変わっていく姿と、ちょっと報われるラストが感動的。今川宇宙さんのミュージカル風の歌も絵も良かった。





「僕たちは変わらない朝を迎える」

かつての恋人と再会し結婚すると告げられた映画監督の主人公は、彼女にうまく気持ちを告げられず悩み、新作映画でも行き詰まる中、新人女優との会話でふと何かに気付き、ある行動に出る…人生の後悔と自分の素直な気持ちと向き合うことの大切さを表現した王道ドラマ。





「アポトーシス」

人類が皆同じタイミングで死を迎えることが決まっている世界、退廃的なセックス、胸糞悪いYouTuber、怪しいセミナー等々、死までの日々を目的もなく生きる人達の群像劇。全体的に荒い映像が不穏な雰囲気の中、最後に一人生き残る主題歌の珠鈴さん演じる不思議な少女だけが妙に美しい。





「彼女来来」

彼女と同棲中の主人公、ある日帰宅すると彼女が違う女性に変わっていた。いなくなった彼女を探し、家に勝手に居ついた女性に戸惑う主人公だったが、次第にその女性と当たり前のように恋人のような関係に…最後まで謎は残るけど、恋愛ってそういうとこあるよね…と妙にリアルな作品でした。





「絶滅動物(VACATION)」

鳥類研究をしている主人公は、幽霊の声を聞ける謎の装置を手に入れ絶滅したトサカオオギドリの生態を探る。一方トサカオオギドリの剥製のあるスタジオに集まったミュージシャン達の音楽制作もフェイクドキュメンタリー風に進行。そこで完成した超カッコいい音楽が彼女を変える!



以上です!皆さんお疲れ様でした!
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