普段大人しい人がたまにちょっと面白いことを言うと、それだけで物凄く面白いことがあります。
自分のように常にボケようとしている人間には無縁の話だと思っていました。
そんな自分も、職場ではほとんど人と話さずに作業をしています。
ましてやウケを狙うことなどあるはずもないのです。
恐らく周りからは無口で大人しい人だと思われていることでしょう。
昨日の昼過ぎのこと。
ちょうど忙しさが一段落した時間帯で、職場には珍しく和やかな空気が流れていました。
殆どの人が休憩に入っていて、職場には俺と副店長とベテランのパートさんの3人しかいませんでした。
副店長とパートさんは、忙しさの反動なのか、チーフのいない開放感なのか、非常に楽しそうに話していました。
どうやら、やたらと女に手を出す男はロクな目を見ない、みたいな話をしているようでした。
そして、チーフはやたらと女に手を出しそうだみたいな話になっていったのです。
おいおい、何だかんだで結局チーフの悪口か!
面白そうだったのでそのまま聞いていました。
その時、不意に副チーフが俺に話を振ってきたではないか!
副チーフ「簡単に女に手出しちゃダメだよ。手出したいならチーフに聞きな」
……職場では世間話の一つでも話しかけるだけでも、返答に困るくらい大人しい俺。
そんな俺に、まさかの男と女のラブゲーム方面のキラーパスだ!
普段の俺なら確実に拾って話を発展させるところだが、今の俺はそんなキャラじゃない。
だが見方を変えれば、これはどんな返しでも比較的ウケが取りやすい美味しいパス。
そうだ、今の俺に、いや今の俺だからこそ出来る返しがあるはずだ……
俺「…あ、はい、そうしてみます」
……おお!俺にしては珍しい静かな返し!
が、普段の大人しい俺ならせいぜい「…え、あ、はい…」程度しか返って来なさそうなところ。
そこで敢えての「そうしてみます」、抑え目ながらも小さく肯定するという意外さ。
いや、寧ろその小ささによって返って意外さを引き立てる。
しかも、抑え目に言うことによって、出しゃばってる感を限りなくゼロに近付けるというバランス。
結果は……
副「ハハハハ!何言ってるだ!ハハハハ…」
やった、ウケた!
「大人しい人が小さくボケる面白さ」って、自分には一生無縁のネタだと思っていたのです。
まあ、この先使えることは無いだろうけどな……
……だから何なんだよ!!
自分のように常にボケようとしている人間には無縁の話だと思っていました。
そんな自分も、職場ではほとんど人と話さずに作業をしています。
ましてやウケを狙うことなどあるはずもないのです。
恐らく周りからは無口で大人しい人だと思われていることでしょう。
昨日の昼過ぎのこと。
ちょうど忙しさが一段落した時間帯で、職場には珍しく和やかな空気が流れていました。
殆どの人が休憩に入っていて、職場には俺と副店長とベテランのパートさんの3人しかいませんでした。
副店長とパートさんは、忙しさの反動なのか、チーフのいない開放感なのか、非常に楽しそうに話していました。
どうやら、やたらと女に手を出す男はロクな目を見ない、みたいな話をしているようでした。
そして、チーフはやたらと女に手を出しそうだみたいな話になっていったのです。
おいおい、何だかんだで結局チーフの悪口か!
面白そうだったのでそのまま聞いていました。
その時、不意に副チーフが俺に話を振ってきたではないか!
副チーフ「簡単に女に手出しちゃダメだよ。手出したいならチーフに聞きな」
……職場では世間話の一つでも話しかけるだけでも、返答に困るくらい大人しい俺。
そんな俺に、まさかの男と女のラブゲーム方面のキラーパスだ!
普段の俺なら確実に拾って話を発展させるところだが、今の俺はそんなキャラじゃない。
だが見方を変えれば、これはどんな返しでも比較的ウケが取りやすい美味しいパス。
そうだ、今の俺に、いや今の俺だからこそ出来る返しがあるはずだ……
俺「…あ、はい、そうしてみます」
……おお!俺にしては珍しい静かな返し!
が、普段の大人しい俺ならせいぜい「…え、あ、はい…」程度しか返って来なさそうなところ。
そこで敢えての「そうしてみます」、抑え目ながらも小さく肯定するという意外さ。
いや、寧ろその小ささによって返って意外さを引き立てる。
しかも、抑え目に言うことによって、出しゃばってる感を限りなくゼロに近付けるというバランス。
結果は……
副「ハハハハ!何言ってるだ!ハハハハ…」
やった、ウケた!
「大人しい人が小さくボケる面白さ」って、自分には一生無縁のネタだと思っていたのです。
まあ、この先使えることは無いだろうけどな……
……だから何なんだよ!!