舞い上がる。

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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

映画「森の学校」観てきました。

2021-07-30 23:41:11 | Weblog




7/30(金)、シネ・ウインドで「森の学校」を観てきました。





予告編はこちら。



2002年の映画ですが、当時まだ小学生で子役をやっていて、昨年2020年に亡くなった三浦春馬さんのデビュー作であり、追悼の意味を込めてシネ・ウインドで上映。
なんでも、ソフト化もしておらず三浦春馬さんのファンの間では幻の映画と言われているようで、そういう意味で非常に貴重な上映でした。

そのためか連日満席が続き、最終日に観に行ったら結局そこも満席だったという。
やはり三浦春馬さんがそれだけ愛されているということなのだろうと感じました。

なんでもこの映画、世界的な霊長類学者で今年97歳で亡くなった河合雅雄さんの自伝的小説「少年動物誌」が原作だそうです。
河合さんが幼少期を過ごした昭和10年代の兵庫県丹波篠山の田舎を舞台に、小学生時代の三浦春馬さん演じる男の子が、自然の中で遊ぶ中で、大切なことを学び成長していく姿が描かれます。

まず、冬から始まり春夏秋と、美しい自然の変化を大きなスクリーンで見るだけで、本当にそこに季節が流れてるような感動があり、もうそれだけで観に来て良かったと思いました。
実際、スクリーンでこの感動を味わってほしいという気持ちからソフト化をしていないとのことで、そんなこと言ったってなかなか上映される機会がないじゃないか…と突っ込みたくなってしまう気持ちもありますが、自分はこうして見られて本当に良かったです。

で、そんな自然の中を元気に遊び回る三浦春馬さんをはじめとする子供達も、本当に演技が自然というか、今まさにそこにそのまま生きているかのような存在感があり、引き込まれました。
子役にありがちな作られたような違和感のある演技を見ることって時々ありますが、そういうものが全然ない、本当に演技なのか素なのか分からないくらい自然な演技を子役達がやっているのは本当にすごいなあと思いました。

元気に遊んだり喧嘩したりする子供達を見ているだけで本当に面白くて、時々笑ってしまうほどでした。
バカなことをやって失敗したり、時には喧嘩をして大人達の間で問題になったりもするのですが、その度に子供達は大切なことを学んでいきます。

また終盤では、主人公が大切な人との別れや、家族の死を体験するという場面もあり、それも本当に彼にとって貴重な経験となっていくんだろうなと思いました。
自然の中で、人との出会いの中で、人間らしく成長していく子供達の姿は、それだけで感動的で、自分も精一杯人間らしく生きたい、そんなことを思わされる、本当に素晴らしい映画でした。
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