羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダードライブ 3

2015-09-01 22:33:12 | 日記
チェイスは空を見ていた。
『約束の地』の捜索が行われる中、街は緊急警戒態勢が敷かれ、人の気配が無くなっていた。ピットではりんなと西城が『手作業』で夜なべして小型ピコピコを量産していた。
そして、ロイミュードのアジトでは「バカなッ! 正気か?!」投降してしまったブレンに激昂するハート!「正気ですとも、蛮野博士には敵いません。降参し、屈伏し、崇拝することにしました!」蛮野を拝むブレン!「お前!」掴み掛かるハートに肘打ちを放つブレン! トレーラー砲のダメージの癒えないハートはよろめいた。「傷を治してあげませんことよ、愛するハート様」変わらず正気ではないメディック。蛮野達は笑い、004は開発した球形の装置、シグマサーキュラーを浮かび上がらせた。「4人の超進化体の全パワー発動のリスクを軽減する制御装置だ」「何と素晴らしい、最高峰です博士!」持ち上げるブレン。「ブレン、お前だけは俺を裏切ることはないと信じていたのにッ!」「私は賢いのですよ、あなたと違って」ハートを見下ろし笑うブレン!「何よりだブレン。さあ、行こう。約束の地へ!」蛮野は悔しがるハート以外を引き連れ、アジトの外へ向かった。ハートも結局立ち上がり、ついてゆくより他に無かった。(ロイミュードは汗などかかない。今こそ、冷徹な機械に戻ろう!)ブレンは『ハンカチ』を自ら投げ捨てた!!
ベルトが進ノ介と霧子が結ばれることを願っているが、「それを見届けることはできないだろうがね」と呟いていると、まだ変身スーツが脱げず、りんなと西城に外装を剥がして貰っているが電動工具を使われ「怖い! 怖い!」と悲鳴を上げる本願寺から『約束の地』の情報が入ったと連絡が入り、進ノ介は急行した! 現場は湖畔だった。進ノ介、剛、チェイス、ピコピコ装備の
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仮面ライダードライブ 4

2015-09-01 22:33:02 | 日記
追田や警官達も来ていた。情報は『ミスターX』からきていた。視線が集まると、「いや違うって」剛は否定した。湖畔には蛮野達や残存の下位ロイミュード達が集まっていた。シグマサーキュラーを湖の中心辺りの中空に放つ蛮野! 焦るベルト!(蛮野のことだ、これを成功させても俺達に取っといい結果にはならないはずだ。やるしか、ないのか?)苦悩するハート。ハート以外の3体の超進化体は躊躇無く力をシグマサーキュラーに注いだ! ハートも遅れて力を注ぐ!「ゲンさん達はここに! 行くぞッ!」「OK!」進ノ介は突入し、剛と無言のチェイスも続いた!
「変身!」「変身!」「変身!」進ノ介達3人はそれぞれ変身し、斬り込んだ!「現れたか」余裕の態度の蛮野。下位ロイミュード達は剛が、死神ロイミュードはチェイスが、004は進ノ介が対峙した!「コイツだけは許せないっ、運転を替わってくれ!」ベルトは進ノ介から主体を譲って貰った。互いによく似た几帳面で正確なファイトスタイルのベルトと004! 交戦する中、力を注ぎ終えた超進化体4体は消耗して倒れ込んだ! 意外とすぐ済む、シグマサーキュラー!!「俺達も加勢するだ!」超進化体が弱ったと見て、特殊部隊を率いて突入してくる追田! そこでシグマサーキュラーがエネルギー派を放ち、一同を吹っ飛ばした!!「いかん、始まった!」焦るベルト!「全てはハート様の為に!!」消耗し、混乱しているメディックに、シグマサーキュラーから突然エネルギーが逆流してきた!!
「ああ、ああッ!! ウウッ、あああッ!!!」苦しむメディック!「メディック!!」駆け寄ろうとするが、消耗し過ぎて動けないハート!「ハート、心配するな。ただメディックが死ぬだけだ」言い放つ蛮野!「シグマサーキュラーは制御装置ではない、4人の超進化体の力を吸収、再現する為の装置だ。
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仮面ライダードライブ 5

2015-09-01 22:32:47 | 日記
ここに全ての力が宿り、これからは私だけで自由に真のグローバルフリーズを起こせる!! 問題は一つだけ、吸収した余剰エネルギーの処理! それがメディックに逆流するよう、彼女をプログラミングさせて貰った!」笑う蛮野!!「貴様ぁッ!」怒るハート!「彼女がいなければ誰も君らを回復できまい! 例え私に牙を剥いたところで倒すのは容易い!! クリムの頭脳を持つ004だからこそ、この装置を作れた! 私は幸運だ。今、全ての流れが! 私に味方している!!」笑いが止まらない蛮野。「メディック!」ハートはのたうち回るメディックに這い寄ろうとした。「メディック、メディック」ブレンはそれを見ていた!「やはり彼女は貴方の宝、なのですねハート! ううーッ!!」ブレンが指先に力を込めると、メディックの体から、以前侵入させた毒? が浮き出し、ブレンの体に移った! 途端、逆流するエネルギーはメディックではなく、ブレンに注がれ始めた!!「うわああああーっ!!!」絶叫するブレン!「何ッ?!」驚く蛮野!「うう、お忘れですか蛮野! 私の名はブレン、頭脳! あなたの仕組みに逆らう、それなりの知恵があったということですよ!! うわあッ!!!」全てのエネルギーの逆流を受け、爆発するブレン!!
「ブレン!」「ブレン!」人間体に戻ったハートとメディック。ブレンも戻っていた。「バカなッ!」呻く蛮野!「よかった、正気に戻りましたね。メディック」ブレンは笑顔で言った。「プログラムごとあなたの負担を私に移せば、意識も戻ると読んでました」「なぜですの? あれほど酷い仕打ちをした私の為に!」メディックとハートは何とかブレンに這い寄ろうとしていた。「知りたいのはこっちですよ。あんなに妬んだあなたを。たぶん、あなたの一途な思いに共感したからですかな」「ブレン」「それに、
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仮面ライダードライブ 6

2015-09-01 22:32:36 | 日記
ハートが一番愛している仲間は、あなただ」ブレンの傍まで這ってきたハートとメディック。「彼の笑顔を取り戻したかった」「お前、わざと」泣いているハートは、ブレンに触れようと手を伸ばした。メディックもあと少しでブレンの手に届きそうだった。「ええ、いいアシストだったでしょう? やはり私は、優秀で、誠実で」ブレンは満足した笑顔を見せた。ハートとメディックの手もブレンの体に届いた。(優秀で、誠実で)「おい、どうした?」問い掛けるハート。ブレンの体は錆びたようになり、散り散りに砕けて消えていった。「3つ言えよ!」ハートは叫び、メディックと共に声を上げて泣いた。
蛮野は笑って立ち上がった。「許さんぞ、蛮野! ベルトさん、運転を変わってくれ!!」「わかった」立ち上がった進ノ介は主体をベルトから交代した! 突進すると同じく復旧した004がこれを阻止してきた! 剛とチェイスも下位体達と死神達と再戦し出した!「俺はロイミュードに同情なんてしない! そう思ってたけど、今は超頭にきてるぜ!!」荒ぶる剛! アックスを振り回すチェイス! 進ノ介は004を湖に蹴り飛ばし、カキマゼールでアタック1、2、3を装備! 決めの蹴りを打ち込み004を爆発させた!! 剛もゼンリンシューターの決めの銃撃で下位体達を仕止め、チェイスもアックスの決め技で斬り払って死神達を倒した!!
ずっと笑い、異様な様子の蛮野に向かう進ノ介、剛、チェイス!「泊進ノ介、コイツだけは、お前に倒させない!!」ハートは立ち上がった!「ハート」「蛮野は、俺が倒す!」「倒す!」メディックも立ち上がった! その時、湖の中から004が再び現れた!!「無理だね! ここは約束の地ではない。蛮野様に力を授けるただの儀式の場だ」「そう、約束の地は別にある」安定し、光るシグマサーキュラーを手にする蛮野!
     7に続く

仮面ライダードライブ 7

2015-09-01 22:32:25 | 日記
「私が君達をここに誘き寄せた!」ミスターXも蛮野だった! 上空へ、一瞬で飛び上がり、放電を伴う旋風を巻き起こす蛮野!!「いかん、電磁フィールドに捕まった!」警戒するベルト!「私に従わない者は、全てこの場で消えてもらおう!! さらばだクリム、仮面ライダー! ロイミュード達ぃ!!」ふらふらと一同の中に歩み寄っていた004。「私とここで死にたまへ、グッバイ」004は全員を巻き込んで自爆した!!「進ノ介ぇ! 皆ぁ!」茂みから顔を出し叫ぶ追田!「目的は果たした! あとは真のグローバルフリーズを、行うだけだ!!」光るシグマサーキュラーを手に、蛮野は勝ち誇った!
・・・ブレン、逝く! これで、これを経てハートとメディックを倒すというのは何ともはやかなぁ。次は失恋したチェイスがッ!! ロイミュードの性質を超え、人間以上に人間らしくなっちゃうからね。いやはや。
しかしさすがにもう一人くらい悪役いないと、蛮野が一人で処理しなけりゃならない件がもう多過ぎて、あの人のスケジュール「ええと、ここでアイツとアイツとアイツを騙して、ここで裏切って、ここで始末して、この辺で一回勝てそうと錯覚させてから、軽く絶望させて、ちょっと尺が余るから2分くらい高笑いして、あとは流れでお願いします」みたいな忙しさ! 歴代でもかなりの働き者のラスボスだな。