「大丈夫だよ、大和さんはお前が好きだよ」「ありがとうな」砂川はまた笑った。「俺もお前が悩んでたら、笑ってやるからな!」「笑わないよ、お前は」二人は暫く海辺にいた。
会場では、一之瀬が道具一式店に忘れていた!「無理だ、おしまいだ!!」膝をつく一之瀬! 店長に店を放って持ってきてくれとは言い出せない意外と気を使う一之瀬!「諦めないで下さいっ! 頑張ってきたじゃないですか?!」一之瀬の肩を揺さぶる大和!(オレのミューズ、強くね?)「ウチ、こういう時、何とかしてくれそうな人、知ってますっ!」「え?」悪い予感がした一之瀬。「もしもし? 猛男君?!」大和はバスで帰る途中だった猛男に事情を伝えた。「必ず届ける! 心配すんな!! 砂っ、行ってくるっ!」「会場の場所メールするから」「おう!!」猛男はバスを降り、走り出した!
一之瀬は困惑していた。「彼、来ないと思うよ」「大丈夫です! きっと何とかしてくれます!!」大和は確信していた。猛男は爆走して店にたどり着くと、道具の入ったケースを店長から受け取り、店長がタクシーの手配をする前に店から物凄い勢いで飛び出して行った! 程無く、「ウオオオォォッ!!」雄叫びを上げて、会場スタッフを動揺させながらケースを担いだ猛男が会場に飛び込んできた! 一之瀬にはその姿が飛脚に見えた!!「頑張って下さいッス」「あ、ありがとう」ケースを受け取った一之瀬。そのまま作業場に行こうとしたが一之瀬は振り返った。「君も居てくれないか? 金賞取ってみせるから」「うッス」コンクールの調理作業は始まった!
作業に集中する一之瀬。(なぜだか、頑張ってくれと思われてる気がする。バカじゃねぇの? 金賞取って、凛子に告白するって言ったのに)チラリと、客席の猛男を見る一之瀬。砂川もシレッと客席にいた。猛男の顔は完全に自分を応援していた。
6に続く
会場では、一之瀬が道具一式店に忘れていた!「無理だ、おしまいだ!!」膝をつく一之瀬! 店長に店を放って持ってきてくれとは言い出せない意外と気を使う一之瀬!「諦めないで下さいっ! 頑張ってきたじゃないですか?!」一之瀬の肩を揺さぶる大和!(オレのミューズ、強くね?)「ウチ、こういう時、何とかしてくれそうな人、知ってますっ!」「え?」悪い予感がした一之瀬。「もしもし? 猛男君?!」大和はバスで帰る途中だった猛男に事情を伝えた。「必ず届ける! 心配すんな!! 砂っ、行ってくるっ!」「会場の場所メールするから」「おう!!」猛男はバスを降り、走り出した!
一之瀬は困惑していた。「彼、来ないと思うよ」「大丈夫です! きっと何とかしてくれます!!」大和は確信していた。猛男は爆走して店にたどり着くと、道具の入ったケースを店長から受け取り、店長がタクシーの手配をする前に店から物凄い勢いで飛び出して行った! 程無く、「ウオオオォォッ!!」雄叫びを上げて、会場スタッフを動揺させながらケースを担いだ猛男が会場に飛び込んできた! 一之瀬にはその姿が飛脚に見えた!!「頑張って下さいッス」「あ、ありがとう」ケースを受け取った一之瀬。そのまま作業場に行こうとしたが一之瀬は振り返った。「君も居てくれないか? 金賞取ってみせるから」「うッス」コンクールの調理作業は始まった!
作業に集中する一之瀬。(なぜだか、頑張ってくれと思われてる気がする。バカじゃねぇの? 金賞取って、凛子に告白するって言ったのに)チラリと、客席の猛男を見る一之瀬。砂川もシレッと客席にいた。猛男の顔は完全に自分を応援していた。
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