『大和さん 先日はありがとうございました。大和さんと猛男くんのおかげで』ここからも長めの文が続く悠紀華からのメール。要は砂川と出掛ける時の服を選ぶの手伝ってくれよ、といった内容だった。待ち合わせると、「可愛いとか思われたいよね!」「あわよくば好きだと思われたいです!」相変わらずハミ出し気味の悠紀華だった。猛男に聞いてみようとメールすると猛男はそのまま砂川に服の好みを聞き、砂川は「普通で」と例によって気の無い回答。「普通の日本人に似合う服、和服かぁ!」「そこは洋服で」「誰にでも似合う洋服っつたら」猛男は考え、『制服だそうだ』と返信した。「制服にしますっ!」「きっと普通の服ってことだよぉ」察して、フォローする大和だった。
当日、悠紀華は制服ではなく、ふんわりしたワンピースに短袖のカーディガンといった服装。前髪はピンでぴっちり止め、毛先は両サイドで巻いて結んでいた。一同は悠紀華の提案で動物園に向かった。「どうして動物園にしたかっていうと小学校の遠足で」理由を猛男と大和に解説する悠紀華。当時、砂川が知らなかったキリンの名前の由来を知っているのに教えられなかったからだと語るが、当の砂川はなぜか別行動で聞かせられてない。「だからそれを砂に話せ!」猛男のツッコミに「ですよねっ」と焦る悠紀華。「今思うと、ドッジボールで庇って貰った時がPRIME TIMEでした。最高の時」「早過ぎんだろっ、PRIME TIME!!」猛男はツッコミが追い付かない程だったが、砂川とはどうにも上手く話せない悠紀華。
「あの鳥いいよね」と砂川が関心を示した目元が青く、羽先が黒の白い鳥の名前も、照れてしまって上手く教えることができなかった。園内を見て回る中、「おっ、悠紀華ちゃんっぽいのもいるぞ?」猛男がリスザル? を差すと悠紀華は落ち込んだが、
2に続く
当日、悠紀華は制服ではなく、ふんわりしたワンピースに短袖のカーディガンといった服装。前髪はピンでぴっちり止め、毛先は両サイドで巻いて結んでいた。一同は悠紀華の提案で動物園に向かった。「どうして動物園にしたかっていうと小学校の遠足で」理由を猛男と大和に解説する悠紀華。当時、砂川が知らなかったキリンの名前の由来を知っているのに教えられなかったからだと語るが、当の砂川はなぜか別行動で聞かせられてない。「だからそれを砂に話せ!」猛男のツッコミに「ですよねっ」と焦る悠紀華。「今思うと、ドッジボールで庇って貰った時がPRIME TIMEでした。最高の時」「早過ぎんだろっ、PRIME TIME!!」猛男はツッコミが追い付かない程だったが、砂川とはどうにも上手く話せない悠紀華。
「あの鳥いいよね」と砂川が関心を示した目元が青く、羽先が黒の白い鳥の名前も、照れてしまって上手く教えることができなかった。園内を見て回る中、「おっ、悠紀華ちゃんっぽいのもいるぞ?」猛男がリスザル? を差すと悠紀華は落ち込んだが、
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