ハルは鞄から出したデスノートを月に渡した。「キラには逆らえないんですよ。ご苦労様でした」ハルは無表情でバイクまで引き返し、走り去った。ハルは魅上に書かせたデスノートの書き込みに操られていた。月にデスノートを渡し、自分は人知れず自殺するよう指定されていた。
「うふふ、ふふ、ははははっ、ハッハッハッ! やっと戻ってきたぁ」異様な様子で喜ぶ月。「新世界が、もうすぐ!」「月」笑っていると後ろから総一郎が声を掛けてきた!「父さん」青ざめる月。咄嗟にデスノートを背に隠す月。「どうしたの? ずっとそこにいたの?」「お前がキラだったのか、月」月に歩み寄る総一郎。「何言ってるんだよ? 疲れが溜まってるんじゃない? 早く家に帰ろ」「お前がキラ何だろ?」「違うって」「月!」「違うよ」「じゃあ、今お前が手にしている物は何なんだ?」答えられない月。「全てを認めて罪を償え」「違う」「何が違うんだ?」総一郎は目の前に来ていた。「メロだ、メロだよ!」ノートを差し出してみせる月。「アイツが俺に渡せって、日村に言ったんだ! くそぉ、ハメられた。俺をメロにハメられたん」「月ッ!!!」総一郎は叫んだ。
「お前は、誰だ? 私の知ってる息子の夜神月はどこに行ったんだ? いつからそんな平気な顔で嘘をつけるようになったんだ。Lが死んだ時も嘘をついていたのか?」泣き喚いてみせていた月。「お前の心はどこにあるんだ? どれが本当のお前何だ?」笑ってしまう月。「それを持って、一緒に出頭しよう」さらに歩み寄ると、月はデスノートを両手で抱え込んだ。「自首しよう月」デスノートを掲げる月。「これは、これ。デスノートじゃないよ? 違うよ。もう止めよ、父さん。ね? 早く帰ろうよ。粧裕も待ってるからさ」総一郎はむごんでデスノートを奪った。「何、すんだ」「これが
7に続く
「うふふ、ふふ、ははははっ、ハッハッハッ! やっと戻ってきたぁ」異様な様子で喜ぶ月。「新世界が、もうすぐ!」「月」笑っていると後ろから総一郎が声を掛けてきた!「父さん」青ざめる月。咄嗟にデスノートを背に隠す月。「どうしたの? ずっとそこにいたの?」「お前がキラだったのか、月」月に歩み寄る総一郎。「何言ってるんだよ? 疲れが溜まってるんじゃない? 早く家に帰ろ」「お前がキラ何だろ?」「違うって」「月!」「違うよ」「じゃあ、今お前が手にしている物は何なんだ?」答えられない月。「全てを認めて罪を償え」「違う」「何が違うんだ?」総一郎は目の前に来ていた。「メロだ、メロだよ!」ノートを差し出してみせる月。「アイツが俺に渡せって、日村に言ったんだ! くそぉ、ハメられた。俺をメロにハメられたん」「月ッ!!!」総一郎は叫んだ。
「お前は、誰だ? 私の知ってる息子の夜神月はどこに行ったんだ? いつからそんな平気な顔で嘘をつけるようになったんだ。Lが死んだ時も嘘をついていたのか?」泣き喚いてみせていた月。「お前の心はどこにあるんだ? どれが本当のお前何だ?」笑ってしまう月。「それを持って、一緒に出頭しよう」さらに歩み寄ると、月はデスノートを両手で抱え込んだ。「自首しよう月」デスノートを掲げる月。「これは、これ。デスノートじゃないよ? 違うよ。もう止めよ、父さん。ね? 早く帰ろうよ。粧裕も待ってるからさ」総一郎はむごんでデスノートを奪った。「何、すんだ」「これが
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