主人公の気遣い方が同じアーティストの同志としての気遣いで、夫が求めていた出口ではなかった感じ。休め、と言っても休み明けにアーティストとして結果出せ、と圧迫している形にもなっていて、それに耐えられなくなっている相手にはちょっとキツそうだ。夫が活路を見出だそうとし始めている一般向けの制作の道も結果的に塞いじゃおうとしちゃってるしね。それが『銀座の個展』で通用するかどうかは別として。対して微妙な間合いを微かに取り始めた弟子は躊躇なくポーンと正解を出してきた。出来ないことを知っているから、出来ない人間の戦い方を普通に出してくる。それも自分の失恋や足で見付けた答えで実体がある。先に夫が目指していたアーティストとしての方向性や改善策もポーンと見抜いていて、それを拒否られてもちょっと雑に扱われても全く気にしないし、相手のコンプレックスにも全く動じない。これは強い。義理の妹や息子の解答もシンプルで夫の今の気持ちにピッタリとハマっていた様子。気質や状態は違うが、同じ土俵にきた妻とのズレが如実になってきた。弟子の出方を含め、益々油断ならないぜ。
復元できるんかーいっ。ハッキングされてないから~、と言った側から事前にデータを書き換えられていた形跡が~と解説されたりして、どっちやねんっ、となった。また暴走した切っ掛けが、実はこっそり事前に指導を受けていた時のトラブルだったとはっ。描写も匂わせもない原因っ、これはエスパーしか予見できない『ステルス伏線』だっ! いずれにせよ後に冷静になって話し合えば解決できるレベルの互いの屈折だったか。ふ~む? 暗躍していた新幹部は怪人化、というよりライダーの出来損ないを作ってる感じ。目的不明で今のところ嫌がらせぐらいの犯行だが。それとは別にあったキー無しで発生する怪人群の件もあるからちょっとややこしい状況になってきている。1000%社長(実は中年)の真意も未だ不明。映画を別にすれば色々極端な対応をしているが一応怪人暴走&テロの騒動の事態収拾をしている、とできないでもない流れだがやっぱ色々不穏過ぎるか? 共通の敵は出てきたがまだハッキリしない進行の中、1号も2号も何と戦えばいいのか困惑している様子だ。
ういが失踪する中、きのこが自分探しを始めた・・・。組織のブラックぶり、というか新上司がサイコパス過ぎてもはやこれまで、とようやく思い至ったようだ。遅っ。ショータイムの人は生き残りチャレンジには参加せずに最後に一花咲かせるつもりか?? カナロの着地点が一応提示された回でもあった。あの不器用らしい元婚約者は数十年後に全く別の道で納得して海に帰りそうに見えた。今回意外と死ななかったウデンだかサデンだかは妙に小慣れた戦いをするヤツだったなぁ。レンジャーの方は素面アクションで派手な立ち回りかありつつ、スーツパートではパイセン一人を犠牲にした鎧フォームが若干余剰になってることが改めて目立つ形にもなっていた。中間フォーム、とも言い切れないレッド限定後半フォームという微妙な立ち位置だ。