9月 19日(日)晴時々曇
曾 倉
早朝探鳥は、昨年雨のため白樺峠行を断念して行った、曾倉の畑へ行くことにする。
5時に外へ出ると、空には星が瞬いている。久し振りに見る星座の数々、T氏が詳しく説明してくれる。
宿から坂道を上がり、集落を通り過ぎ、四面林に囲まれた傾斜地の畑地へ出る。
大半が蕎麦畑で、早くも刈り取られている畑もあり、一面に花が咲いている畑もある。

*
昨年数多く見られた野鳥は、何故か少ない。
ようやく日が昇り、上空の雲が赤く染まってくる。
遠くの穂高連峰にも日が差し始めている。
畑の畦に咲いている雑草の花々が目に止まる。
[穂高連峰] [シラヤマギク]

*
畑の一番奥にある杉林の梢に野鳥が飛来して止まる。
プロミナーで確認するとエゾビタキだ。何羽かが梢を行ったり来たりしている。
ホオジロやイカルの鳴声も聞こえてくる。
帰りがけにはノビタキが2羽、モズが樹に止まり、どうにか我々を楽しませてくれる。
その他、カケスが、ビンズイが、そしてキジバトなどが飛び回っている。
時間になり、草花を楽しみながら宿へと戻る。
[トウガン] [ナンバンハコベ]



*
[ソバナ] * [ブットレア]



*
白樺峠
朝食の後、宿から30分ほどで白樺峠の駐車場に到着。
昨日より1時間早かったが、それでも駐車場は満杯で、今日も路上駐車となる。
日曜日とあって、この後多くのマニアが来ることと思われるが、車の駐車場所確保が問題になりそうだ。
峠への道を登って乗鞍眺望広場に到着。
振り返ると今日は乗鞍岳がハッキリと見えている。これは幸先が良いと、早速カメラに収める。
しかしながら、ここで気がついたことは、昨年より空気が澄んでいないことだ。全体に薄くモヤが掛かっているようで、相変わらず今年の高温現
象が続いているようだ。
*

*
観察広場へ着き、先ず昨日の渡りの情報を掲示板で確認すると、合計、約1100羽と記録されている。
内訳は、サシバ、約750羽、ハチクマ、約300羽、その他、約50羽となっている。
我々の見たところでは、ハチクマが圧倒的に多かったが、この数字のような数ではなかった。
また、サシバが少ないと感じていたが、これほど多いとは思わなかった。
*
今日も観察場所は昨日と同じ右手の林の陰とする。
ここで観察の準備をしていると、突然名前を呼ばれる。何と同じグループのM氏だ。単独で昨日から来ているとのこと。昨日はお互いに気がつか
なかったのだ。車の中で寝泊まりしているというからお若い!
今日は朝早く、ある程度の渡りがあったとのことだ。
[観察広場] [ツルリンドウ]

*
腰を落ち着けて前方を眺めると、昨日のような雲も無く、今日は大いに期待が持てそうだ。
間もなく1のピーク付近からタカが飛び出し、次々に数を増やして20羽ほどがタカ柱を作り、舞い始める。
それが次第に近づいて来ると、大分上空になり、やがて早いスピードで飛び去って行く。大半がサシバだ。
その後も10分おきぐらいに10羽前後のタカ柱ができ、次々に飛来する。
10時過ぎにできたタカ柱は26羽余りとなり、今までのなかでは最大の規模になった。
やはりサシバが多く、ハチクマが混じり、時折小さなツミも目につく。
*
ところが、その後タカ柱がサッパリできなくなってしまった。
たまに、1羽か2羽が飛来する程度で、気が抜けてしまう。
宿の握り飯の昼食を採るうちに、上空に雲が広がりだし、昨日と同じような天候になってきたので、この辺りが限度と引き上げることにする。
*
駐車場へ戻ると、バスを含めた車が、道路端に延々と駐車している。これでは車のすれ違いもできない。
年々観察する人が増えてきているが、これ以上になると車の規制が必要になるのでは。または、駐車場を増やさなければと思われるが、ここの自
然を壊すようなことをしてまでも拡張することであろうかとも考えるが……。
*
車が野麦街道から上高地線に出ても意外と道路は空いている。
1時間20分ほどで松本ICから長野道に入る。
今日は上信越自動車道経由で帰ることにして、長野方面に向かう。
左手の北アルプスは、雲が多くほとんどの山は見えないが、常念岳のすっきりした三角形は良く分かる。
長野自動車道をスムースに走り、更埴JCTから上信越道に入り、最初のP.A.『千曲川さかき』でトイレ休憩。
ここはトイレだけの簡単な設備しかない。
*
八風山トンネルを過ぎ、横川付近から妙義山の奇怪な岩峰を眺めながら進むと、〈富岡~吉井間6K渋滞〉の標識が出ている。ここから渋滞の連続と
なる。
『甘楽P.A.』でトイレ休憩、そして藤岡JCTから関越道に入ると、事故の影響もあったようでノロノロ運転の連続となる。
止むを得ず『高坂S.A.』で夕食を採る。
ここのレストランは大混雑、我々はセルフサービスを利用する。
*
この後は渋滞も無くなり、スムースに走り、9時半を過ぎて我が家に到着。
長距離の運転でさぞかしお疲れのことと、T・S両氏に感謝。
5時00分 … 探鳥(曾倉)… 7時00分 朝食 … 8時00分 亀遊館 → 8時30分 白樺峠駐車場 … 白樺峠・探鳥 …
13時40分 白樺峠駐車場 → 15時00分 松本IC → 15時50分 千曲川さかきPA 16時00分 → 17時20分
甘楽PA 17時30分 → 19時40分 高坂SA(夕食)20時10分 → 21時40分 自宅着
*
【観察した野鳥】 24種類
1.ハチクマ 2.オオタカ 3.ツ ミ
4.ノスリ 5.サシバ 6.キジバト
7.アマツバメ 8.コゲラ 9.イワツバメ
10.キセキレイ 11.ビンズイ 12.モ ズ
13.ノビタキ 14.ウグイス V 15.エゾビタキ
16.ヤマガラ 17.シジュウカラ 18.メジロ
19. ホオジロ V 20.イカル V 22.カケス
23.ホシガラス 24.ハシブトガラス
曾 倉
早朝探鳥は、昨年雨のため白樺峠行を断念して行った、曾倉の畑へ行くことにする。
5時に外へ出ると、空には星が瞬いている。久し振りに見る星座の数々、T氏が詳しく説明してくれる。
宿から坂道を上がり、集落を通り過ぎ、四面林に囲まれた傾斜地の畑地へ出る。
大半が蕎麦畑で、早くも刈り取られている畑もあり、一面に花が咲いている畑もある。


*
昨年数多く見られた野鳥は、何故か少ない。
ようやく日が昇り、上空の雲が赤く染まってくる。
遠くの穂高連峰にも日が差し始めている。
畑の畦に咲いている雑草の花々が目に止まる。
[穂高連峰] [シラヤマギク]


*
畑の一番奥にある杉林の梢に野鳥が飛来して止まる。
プロミナーで確認するとエゾビタキだ。何羽かが梢を行ったり来たりしている。
ホオジロやイカルの鳴声も聞こえてくる。
帰りがけにはノビタキが2羽、モズが樹に止まり、どうにか我々を楽しませてくれる。
その他、カケスが、ビンズイが、そしてキジバトなどが飛び回っている。
時間になり、草花を楽しみながら宿へと戻る。
[トウガン] [ナンバンハコベ]



*
[ソバナ] * [ブットレア]



*
白樺峠
朝食の後、宿から30分ほどで白樺峠の駐車場に到着。
昨日より1時間早かったが、それでも駐車場は満杯で、今日も路上駐車となる。
日曜日とあって、この後多くのマニアが来ることと思われるが、車の駐車場所確保が問題になりそうだ。
峠への道を登って乗鞍眺望広場に到着。
振り返ると今日は乗鞍岳がハッキリと見えている。これは幸先が良いと、早速カメラに収める。
しかしながら、ここで気がついたことは、昨年より空気が澄んでいないことだ。全体に薄くモヤが掛かっているようで、相変わらず今年の高温現
象が続いているようだ。
*


*
観察広場へ着き、先ず昨日の渡りの情報を掲示板で確認すると、合計、約1100羽と記録されている。
内訳は、サシバ、約750羽、ハチクマ、約300羽、その他、約50羽となっている。
我々の見たところでは、ハチクマが圧倒的に多かったが、この数字のような数ではなかった。
また、サシバが少ないと感じていたが、これほど多いとは思わなかった。
*
今日も観察場所は昨日と同じ右手の林の陰とする。
ここで観察の準備をしていると、突然名前を呼ばれる。何と同じグループのM氏だ。単独で昨日から来ているとのこと。昨日はお互いに気がつか
なかったのだ。車の中で寝泊まりしているというからお若い!
今日は朝早く、ある程度の渡りがあったとのことだ。
[観察広場] [ツルリンドウ]


*
腰を落ち着けて前方を眺めると、昨日のような雲も無く、今日は大いに期待が持てそうだ。
間もなく1のピーク付近からタカが飛び出し、次々に数を増やして20羽ほどがタカ柱を作り、舞い始める。
それが次第に近づいて来ると、大分上空になり、やがて早いスピードで飛び去って行く。大半がサシバだ。
その後も10分おきぐらいに10羽前後のタカ柱ができ、次々に飛来する。
10時過ぎにできたタカ柱は26羽余りとなり、今までのなかでは最大の規模になった。
やはりサシバが多く、ハチクマが混じり、時折小さなツミも目につく。
*
ところが、その後タカ柱がサッパリできなくなってしまった。
たまに、1羽か2羽が飛来する程度で、気が抜けてしまう。
宿の握り飯の昼食を採るうちに、上空に雲が広がりだし、昨日と同じような天候になってきたので、この辺りが限度と引き上げることにする。
*
駐車場へ戻ると、バスを含めた車が、道路端に延々と駐車している。これでは車のすれ違いもできない。
年々観察する人が増えてきているが、これ以上になると車の規制が必要になるのでは。または、駐車場を増やさなければと思われるが、ここの自
然を壊すようなことをしてまでも拡張することであろうかとも考えるが……。
*
車が野麦街道から上高地線に出ても意外と道路は空いている。
1時間20分ほどで松本ICから長野道に入る。
今日は上信越自動車道経由で帰ることにして、長野方面に向かう。
左手の北アルプスは、雲が多くほとんどの山は見えないが、常念岳のすっきりした三角形は良く分かる。
長野自動車道をスムースに走り、更埴JCTから上信越道に入り、最初のP.A.『千曲川さかき』でトイレ休憩。
ここはトイレだけの簡単な設備しかない。
*
八風山トンネルを過ぎ、横川付近から妙義山の奇怪な岩峰を眺めながら進むと、〈富岡~吉井間6K渋滞〉の標識が出ている。ここから渋滞の連続と
なる。
『甘楽P.A.』でトイレ休憩、そして藤岡JCTから関越道に入ると、事故の影響もあったようでノロノロ運転の連続となる。
止むを得ず『高坂S.A.』で夕食を採る。
ここのレストランは大混雑、我々はセルフサービスを利用する。
*
この後は渋滞も無くなり、スムースに走り、9時半を過ぎて我が家に到着。
長距離の運転でさぞかしお疲れのことと、T・S両氏に感謝。
5時00分 … 探鳥(曾倉)… 7時00分 朝食 … 8時00分 亀遊館 → 8時30分 白樺峠駐車場 … 白樺峠・探鳥 …
13時40分 白樺峠駐車場 → 15時00分 松本IC → 15時50分 千曲川さかきPA 16時00分 → 17時20分
甘楽PA 17時30分 → 19時40分 高坂SA(夕食)20時10分 → 21時40分 自宅着
*
【観察した野鳥】 24種類
1.ハチクマ 2.オオタカ 3.ツ ミ
4.ノスリ 5.サシバ 6.キジバト
7.アマツバメ 8.コゲラ 9.イワツバメ
10.キセキレイ 11.ビンズイ 12.モ ズ
13.ノビタキ 14.ウグイス V 15.エゾビタキ
16.ヤマガラ 17.シジュウカラ 18.メジロ
19. ホオジロ V 20.イカル V 22.カケス
23.ホシガラス 24.ハシブトガラス
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます