9月 18日(土)晴後曇
4年前の感動をもう一度、と期待してT氏の誘いで早暁4時に我が家を出発する。
3連休の初日なので、早めに家を出たため、高速道路は混雑しないと予想してのとおり、途中鳳凰三山や甲斐駒ケ岳などの眺望を楽しみながら順
調に走り、『八ヶ岳P.A.』で朝食。
そのP.A.の展望台から見る山々は、山頂付近の雲が邪魔をして、甲斐駒ケ岳も八ヶ岳もすっきりした姿を見せてくれなかった。
[甲斐駒ケ岳] [八ヶ岳]

松本 I .C.で降りて直ぐの所にあるコンビニで、お弁
当を買うことにしたが、何とお弁当の棚には何も残
っていない。これには驚かされた。交通の便の良い
場所にあるため、既に売り切れてしまったのだ。
仕方なしに暫く走った先にあるコンビニへ。ここで
も品数が少なかったが、皆さんどうにか買い求めら
れた。
*
昨年は交通事故のため、ノロノロ運転を強いられた『上高地線』は、何事も無くスムースに走り、9時半過ぎに白樺峠に到着。
ところが、駐車場は満車、はみ出した車が道路端に何台も止まっている。
昨年を上回る人たちが押し寄せているようだ。車のナンバーは全国区だ。
*
展望台への登りに汗を流し、乗鞍眺望広場に到着して振り返ると、いつも見えている乗鞍岳が、上半分ほど雲に覆われている。こんなことは初め
てだ。
中央道を走行している時から気になっていたのは、上空は青空が広がっていたが、山々の頂上付近は雲に覆われていたことだ。ここでも同じよう
な状態だったのだ。
[タカ見広場への道] [タカ見広場]
観察場所は既に満員の状態で、今年も右側の木陰に
腰を落ち着ける。
そして前方を見ると、大気全体に薄くモヤが掛かっ
たような状態で、遠くアルプス方面には入道雲が連
なり、近くの山々にも雲がかかって見通しが良くな
い。まだまだ今年の夏の異常な高温状態が残ってい
るようだ。
今年のこれまでのタカの渡りの数が少ないのは、こ
の暑さが原因なのではないのだろうか。
今日は晴れているので、多くの渡りを期待してきた
のだが、どうもあまり飛んでいないようだ。
[タカ見広場への道] [タカ見広場]
本格的に観察を始めると、正面の『一のピーク』付
近からポツン、ポツンと姿を現すようになる。
ハチクマが多く、ついでサシバ、時折ノスリとツミ
が混じる。
大半は前方右手へと流れて行くので満足な観察がで
きない。
空には秋らしく巻雲が流れてくる。
たまに上空を通過するタカがいると、その下面の状
態から種別の判定ができる。
*
今年もS氏が作成した、『タカの渡り探鳥会』の小冊子が大いに参考になる。
タカ見広場の眺望図からタカの種類別の特徴図まで、飛来したタカの種別判定に役立つ資料だ。
[S氏作成の小冊子] [広場眺望図]

*
*
*
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*
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*
*
また、ツバメ類が空高く飛び交い、ホシガラス、カケス,キジバトなどが前方を横切り,時折アサギマダラがひらひらと上空を舞い、少ないワ
シ・タカ類を補ってくれる。
*
昼食が終わる頃から、数は10羽程度と少ないが、タカ柱が見られるようになる。
前方、肩の付近から1羽、叉1羽と飛び出し、輪を描いて次第に上空に上がり、それが右手へと流れて行くのだ。
午後1時前後には、15羽余りのタカ柱と25羽余りのそれができて、ようやく渡りの観測らしくなり、皆さんの期待度がさらに高まったが、そ
れ以後は上空に雲が広がりだし、サッパリ飛ばなくなってしまった。
前山に止まっていたノスリの頭部から胸にかけてが黄色く見え、しばし皆さんの観察対象になったのが、せめてもの退屈しのぎになってくれた。
*
皮肉なことに、前方遥かに見える松本市内は、日が当たっている。
午前中から気になっていたとおり、山々に雲が掛かった状態になってしまった。
その遥かに見える日の当たる場所で、10羽余りのタカ柱がゴマ粒のように見えたのを最後に、今日の観察を終え、峠を降りる。
* [亀遊館]
今日の宿は野麦街道と木曾福島への分岐点にある民
宿の「亀遊館」。
築百年の古い民家を改装した趣のある建物だ。
我々のために4つの部屋を用意してくれて、ゆった
りと過ごすことができた。
*
夕食までの時間、宿の前を流れる川でカワガラスとキセキレイを観察。
熱い風呂で汗を流した後の夕食は,山菜料理が主体で、豚のしゃぶしゃぶがメイン。
渇いた喉にビールが染み渡り,すっかり良い気分になる。
食後、締めくくりにS氏お手製のパンフレットを参考に,今日の鳥合わせをして解散、早めに床についた。
4時00分 自宅 → 6時40分 八ヶ岳P.A.(朝食)7時10分 → 9時30分 白樺峠駐車場 … 白樺峠・探鳥 … 15時30分
白樺峠駐車場 → 16時00分 民宿・亀遊館 泊 (電話 0263 -79 -2652・一泊三食 6700円)
【観察した野鳥】 23種類
1.カワウ 2.ハチクマ 3.ト ビ
4.オオタカ 5.ツ ミ 6.ハイタカ
7.ノスリ 8.サシバ 9.キジバト
10.ハリオアマツバメ 11.アマツバメ 12.アカゲラ
13.イワツバメ 14.キセキレイ 15.ヒヨドリ
16.ウグイス V 17.コガラ 18.ヒガラ
19. シジュウカラ 20.メジロ 21.カケス V
22.ホシガラス 23.ハシブトガラス 24.カワガラス
4年前の感動をもう一度、と期待してT氏の誘いで早暁4時に我が家を出発する。
3連休の初日なので、早めに家を出たため、高速道路は混雑しないと予想してのとおり、途中鳳凰三山や甲斐駒ケ岳などの眺望を楽しみながら順
調に走り、『八ヶ岳P.A.』で朝食。
そのP.A.の展望台から見る山々は、山頂付近の雲が邪魔をして、甲斐駒ケ岳も八ヶ岳もすっきりした姿を見せてくれなかった。
[甲斐駒ケ岳] [八ヶ岳]


当を買うことにしたが、何とお弁当の棚には何も残
っていない。これには驚かされた。交通の便の良い
場所にあるため、既に売り切れてしまったのだ。
仕方なしに暫く走った先にあるコンビニへ。ここで
も品数が少なかったが、皆さんどうにか買い求めら
れた。
*
昨年は交通事故のため、ノロノロ運転を強いられた『上高地線』は、何事も無くスムースに走り、9時半過ぎに白樺峠に到着。
ところが、駐車場は満車、はみ出した車が道路端に何台も止まっている。
昨年を上回る人たちが押し寄せているようだ。車のナンバーは全国区だ。
*
展望台への登りに汗を流し、乗鞍眺望広場に到着して振り返ると、いつも見えている乗鞍岳が、上半分ほど雲に覆われている。こんなことは初め
てだ。
中央道を走行している時から気になっていたのは、上空は青空が広がっていたが、山々の頂上付近は雲に覆われていたことだ。ここでも同じよう
な状態だったのだ。
[タカ見広場への道] [タカ見広場]


腰を落ち着ける。
そして前方を見ると、大気全体に薄くモヤが掛かっ
たような状態で、遠くアルプス方面には入道雲が連
なり、近くの山々にも雲がかかって見通しが良くな
い。まだまだ今年の夏の異常な高温状態が残ってい
るようだ。
今年のこれまでのタカの渡りの数が少ないのは、こ
の暑さが原因なのではないのだろうか。
今日は晴れているので、多くの渡りを期待してきた
のだが、どうもあまり飛んでいないようだ。
[タカ見広場への道] [タカ見広場]


近からポツン、ポツンと姿を現すようになる。
ハチクマが多く、ついでサシバ、時折ノスリとツミ
が混じる。
大半は前方右手へと流れて行くので満足な観察がで
きない。
空には秋らしく巻雲が流れてくる。
たまに上空を通過するタカがいると、その下面の状
態から種別の判定ができる。
*
今年もS氏が作成した、『タカの渡り探鳥会』の小冊子が大いに参考になる。
タカ見広場の眺望図からタカの種類別の特徴図まで、飛来したタカの種別判定に役立つ資料だ。
[S氏作成の小冊子] [広場眺望図]


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また、ツバメ類が空高く飛び交い、ホシガラス、カケス,キジバトなどが前方を横切り,時折アサギマダラがひらひらと上空を舞い、少ないワ
シ・タカ類を補ってくれる。
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昼食が終わる頃から、数は10羽程度と少ないが、タカ柱が見られるようになる。
前方、肩の付近から1羽、叉1羽と飛び出し、輪を描いて次第に上空に上がり、それが右手へと流れて行くのだ。
午後1時前後には、15羽余りのタカ柱と25羽余りのそれができて、ようやく渡りの観測らしくなり、皆さんの期待度がさらに高まったが、そ
れ以後は上空に雲が広がりだし、サッパリ飛ばなくなってしまった。
前山に止まっていたノスリの頭部から胸にかけてが黄色く見え、しばし皆さんの観察対象になったのが、せめてもの退屈しのぎになってくれた。
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皮肉なことに、前方遥かに見える松本市内は、日が当たっている。
午前中から気になっていたとおり、山々に雲が掛かった状態になってしまった。
その遥かに見える日の当たる場所で、10羽余りのタカ柱がゴマ粒のように見えたのを最後に、今日の観察を終え、峠を降りる。
* [亀遊館]


宿の「亀遊館」。
築百年の古い民家を改装した趣のある建物だ。
我々のために4つの部屋を用意してくれて、ゆった
りと過ごすことができた。
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夕食までの時間、宿の前を流れる川でカワガラスとキセキレイを観察。
熱い風呂で汗を流した後の夕食は,山菜料理が主体で、豚のしゃぶしゃぶがメイン。
渇いた喉にビールが染み渡り,すっかり良い気分になる。
食後、締めくくりにS氏お手製のパンフレットを参考に,今日の鳥合わせをして解散、早めに床についた。
4時00分 自宅 → 6時40分 八ヶ岳P.A.(朝食)7時10分 → 9時30分 白樺峠駐車場 … 白樺峠・探鳥 … 15時30分
白樺峠駐車場 → 16時00分 民宿・亀遊館 泊 (電話 0263 -79 -2652・一泊三食 6700円)
【観察した野鳥】 23種類
1.カワウ 2.ハチクマ 3.ト ビ
4.オオタカ 5.ツ ミ 6.ハイタカ
7.ノスリ 8.サシバ 9.キジバト
10.ハリオアマツバメ 11.アマツバメ 12.アカゲラ
13.イワツバメ 14.キセキレイ 15.ヒヨドリ
16.ウグイス V 17.コガラ 18.ヒガラ
19. シジュウカラ 20.メジロ 21.カケス V
22.ホシガラス 23.ハシブトガラス 24.カワガラス
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