nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

香川・徳島紀行 1

2018-11-21 15:40:17 | 旅行記

平成30年11月10日(土)

 かねてから念願の『鳴門の渦潮』を見るためにクラブツーリズム社の『ロマン溢れる瀬戸内の旅』に参加することにし

 ました。このところ天候が不順でしたが、幸いにも好天に恵まれ羽田空港を出発する事ができました。

 空路も揺れることもなく快適な空の旅、1時間20分ほどで高松空港に着きました。

  

 ここで待ち受けていた『琴参バス』で高松港へ向かいました。

高松港

 備讃瀬戸東部の中央部に位置しており、本州や小豆島、直島諸島などの離島と四国を結ぶ海上交通の要衝で、入港船舶

 隻数、フェリー旅客数およびフェリー貨物トン数が全国第2位(2004年度)という日本屈指の旅客港である。

 特に宇高航路の旅客及びトラック輸送が利用客の大部分を占める。

     *

 高松空港から高松港までは40分ほどで到着しました。

 我々の乗るフェリーは『しょうどしま丸』ですが、出航までは時間がありましたので、埠頭の近くを歩くと右手に特徴

 的な『屋島』が見えていました。

  

  

 バスがフェリーに乗り込むと、我々は2階の客室に落ち着き、昼食のお弁当を頂きました。

  

 食事が終わり、上部の甲板に出て降り注ぐ陽光を浴びながら、瀬戸内の景色を楽しみました。

 フェリーが大分進むと船尾から『屋島』を見ることができました。

  

 1時間ほどで『土庄港』に到着。バスは港近くにある『平和の群像』(二十四の瞳の大石先生と生徒たちの像)の前を

 通っていよいよ小豆島の観光が始まりました。

  

       

 バスは国道436号を東へ向かって走り、50分ほどで最初の観光地『二十四の瞳映画村』に到着しました。  

国道436号

 本州と四国を結ぶ一般国道の一路線で、姫路市から瀬戸内海・播磨灘を海上区間(64.1㎞)として、瀬戸内海に浮かぶ

 小豆島を縦断しながら、対岸の高松市とを結ぶ。陸上区間の実延長は30.4 kmで、そのうち29 km強が小豆島にある。

二十四の瞳映画村 

 映画「二十四の瞳」のロケに使ったオープンセットが残されています。一歩村の中に足を踏み入れると、そこはまるで

 昭和初期。壺井栄文学館』や「二十四の瞳」を上映する『ギャラリー松竹座』アルマイトの食器が懐かしい給食

 セットがある『キネマの庵』など充分楽しめる。また、1950年代、日本映画黄金期ギャラリーや、映画「八日目の蝉」

 の展示もあり、季節を彩るお花畑もあります。  

     *
 映画村へ入ると、観光客が多い。お土産屋が並んでいるところから海辺にある『苗場小学校田浦分校』の広場へ出る。
    
 あの子供たちが通ったた教室がある。大石先生の乗った自転車、その隣には男先生のいた部屋も、それぞれ映画のシー 
 ンが蘇ってくる。
  

  
 前面には瀬戸内海をバックに『小豆島』の看板があり、遠く四国が霞んで見えている。
  
 展望所の建物の中には『大石家先祖代々之墓』があり、その先には『せんせあそぼ』と題した大石先生と生徒たちの遊
 んでいる像がありました。
   

  
 その隣に『ギャラリー松竹座 映画館』があり、『二十四の瞳』が上映されていました。
 ツアーの参加前にビデオで木下恵介監督、高峰秀子(大石先生)出演、木下忠司作曲の映画を再見して、2度目の小豆
 島でしたが、全くその頃のイメージは残っていませんでした。
  
 気温も高く、汗をかいての見物に、珍しい『醤(ひしお)の佃煮アイス』で喉を潤しました。
 ホテルへの道の途中に、映画のロケがあった『分校』の前を通りました。
  
 40分ほどで今日の宿『小豆島国際ホテル』に到着。部屋に入りベランダから見ると、ちょうど干潮なので『エンジェル
 ロード』が見え、大勢の観光客が見物に来ています。我々も直ぐに現場へと向かいました。
 ホテルからは庭を伝わって行けるので大変好都合です。夕刻なので太陽からの光が周囲をオレンジ色に染めており、一
 段と美しい景観になっていました。
  
 ホテルも夕日を浴びてオレンジ色になっています。
  
エンジェルロード
 ホテルの南側にある小さな島を“弁天島”といい、そこから砂浜で繋がった 4つの島を総称して“余島”と呼びます。
 この連なる 4つの島へは、1日2回の引き潮の時だけあらわれる砂浜の道を歩いて渡るのですが、姿を見せては消える
 不思議な場所として、いつからか「エンジェルロード」と呼ばれるようになりました。
     *
 夕日が沈み気温も下がって来たのでホテルへ戻りました。途中『ブーゲンビリア』の花が一輪咲いていました。
  
 汗を流してからの夕食は2階の『あけぼの』で『瀬戸のあけぼの会席』をいただきました。
  
 ・食前酒 小豆島で採れたすもものワイン
 ・御造里 旬魚四種盛り合わせ…オリーブ醤油、諸味醤油、ヤマハ醤油
 ・煮 物 瀬戸内鰤の艶煮
 ・焼物八寸 鮑のポテト和え 瀬戸内魚の切り身焼き 珍味、鳴門金時胡麻ポテト 他色々
 ・台の物 讃岐三畜焼き・すき焼き風 地卵付
 ・蒸し物 替り茶碗蒸し そぼろ餡掛け 糸雲丹、青雲丹、剥き海老
 ・酢の物 瀬戸内魚のみぞれ和え いくら、蛇腹胡瓜、レモン
 ・麺 物 小豆島名物手延べ半生そうめん 薬味、美味出汁
 ・御飯物 混ぜ御飯 島佃煮のオリーブ風味、ちりめん煮、手漬け漬物
 ・止め椀 浅利のお吸い物 鳴門若芽、刻み葱
 ・水菓子 自家製醤油プリンと果物
  
 夕食に『小豆島名物手延べ半生そうめん』が出るとは思っていなかったので、特別美味しく頂きました。
 また、料理の種類が多くお腹がいっぱいになり、とても御飯を食べることができませんでした。
     *
 早朝に出発し終日の観光にいささか疲れて早々と寝ることにしました。
     *
 9時45分 羽田空港発(ANA533便)→ 11時05分 高松空港 11時20分(琴参バス)→ 12時00分 高松港 12時35分
 (しょうどしま丸)→ 13時35分 土庄港 → 14時20分 二十四の瞳映画村 15時30分 → 16時10分 小豆島国際ホテル着
 16時30分 エンジェルロード 17時10分 … 18時30分 夕食(あけぼの・瀬戸のあけぼの会席)20時00分
     *
小豆島国際観光ホテル
 小豆島国際ホテルの客室は全て、美しい瀬戸内海を望むことのできるオーシャンビュー。
 窓からは瀬戸内の多島美に四国屋島の雄大な姿、そして恋人の聖地「エンジェルロード」がまるで額に飾られた名画の
 ように見ることができます。
 周囲を海に囲まれたこの素晴らしいロケーションならではの波打ち際の天然温泉露天風呂も大きな魅力。
 
小豆島温泉
 ・泉質 : アルカリ性低張性低温泉 ・泉温 : 源泉 : 28.0度、使用場所 : 42.0度
 ・効能 : 疲労・ストレス回復・冷え性・神経痛・筋肉痛、関節炎・五十肩・運動麻痺・慢性消化器病・痔疾など
 ・露天風呂からは、エンジェルロードや屋島を望むロケーションが広がります。

小豆島 人 口 28,764人(2016年度推計)面 積 95.63 ㎢ 
 小豆島町は、瀬戸内海国立公園に浮かぶ小豆島の中央から東に位置する、海と山の美しい自然に恵まれた町です。
 小豆島町は、日本におけるオリーブ発祥の地として、また、壷井栄の小説を基にした映画「二十四の瞳」の舞台として
 国的に知られています。オリーブ発祥の地にはオリーブ公園が、「二十四の瞳」の地には再映画化のセットを保存し
 二十四の瞳映画村があり、多くの観光客で賑わっています。
 その他にも日本三大渓谷美に数えられる寒霞渓、18世紀頃に始まり、現在も伝承されてきている農村歌舞伎舞台など数
 多くの観光スポットを有しています。                 
 小豆島町の産業は、醤油、佃煮、素麺などの食品産業が中心です。電照菊やスモモなどの農業、大坂城築城からの歴史
 を有する石材業、豊かな観光資源を生かした観光関連産業やオリーブ製品の製造業も盛んです。  【小豆島町】


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