平成31年4月27日(土)曇時々晴、俄雨
起床して窓を開けると漸く青空が覗いている。どうやら天気が回復しそうだ。
朝食も部屋食で和食膳。具沢山で美味しく頂きました。参考までに部屋の外にある露天風呂を載せておきます。
出発前に付近を散歩しましが、冷たい風が強く吹いて寒さを感じました。ホテルの脇の道を見ると外湯の一つ『まんだら湯』のユニーク
な建物が見えていました。その手前の『曼荼羅場橋』から大谿川を撮った画像も載せておきます。
今日は最初に待望の『コウノトリ郷公園』へ向かいました。
ホテルから30分足らずで公園の駐車場に到着しましたが、開園まで少々早く到着したので、公開エリアにある『人工巣塔』を覗いてみま
した。雛が2羽いて、子育て中のようでした。
公開時間となり、鎌谷川にかかる橋を渡って、『コウノトリ文化館』に入り、公開ゲージから観察することになりました。
目の前の草地などに10羽ほどのコウノトリが、思い思いの場所で餌を漁っていたり、のんびり立ち止まっていたりしています。
建物の屋根上では、けたたましく嘴を鳴らして(クラッタリング)相手を呼んでいる個体や、上空を飛び交う個体などどれに焦点を当て
たら良いのか戸惑うほどでした。夢中でカメラに収めていると、あっという間に予定の30分が経ち、渋々引き上げざるを得ませんでした。
コウノトリの郷公園
国の特別天然記念物コウノトリを保護増殖し、科学の理論に基づいて野生復帰を実践する研究機関として1999年に開園しました。
兵庫県のコウノトリ保護事業の歴史は、1955年の特別天然記念物コウノトリ保護協賛会の発足や、1965年のコウノトリ飼育場における
飼育の開始に遡ることができ、すでに半世紀以上に及んでいます。そして2005年には、コウノトリの郷公園が満を持して野外への再導入、
つまりコウノトリの野生復帰を開始したのです。
コウノトリは湿地生態系の頂点に君臨する鳥で、大型の淡水魚をはじめとする水生動物から、ヘビやバッタのような陸生動物まで、多様
な餌を食べる肉食の鳥です。現在では、極東に2000羽あまりしか生息していない絶滅危惧種です。 【兵庫県立コウノトリの郷公園】
- 名称 英名 Oriental White Stork 学名 Ciconia boyciana(キコニア・ボイキアナ)
- 分類 コウノトリ目コウノトリ科
- 大きさ 両翼を広げたときの大きさ(翼開長)は200~220cm、立った状態での高さは100~110cm。体重は4~5kg。
- 雌雄の区別 外見上の差異はほとんどありませんが、一般的にオスはメスより大きいです。
- 餌生物 肉食性で、ドジョウ、フナなどの魚類をはじめ、ヘビ、カエル、バッタなどの多様な動物を餌とします。
- 分布 ロシア極東地方や中国東北部等で繁殖し、中国の長江中流域、台湾、韓国、日本などが主な越冬地です。かつて繁殖していた 日本や韓国では、野生復帰事業が進められています。
- 国内での保護上の位置付け 環境省レッドリスト 絶滅危惧ⅠA類(CR)(ごく近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)






与謝野町 面積 : 108.38㎢、人口 : 2万1834人(2015)
京都府北西部、与謝郡にある町。
江戸時代以来、機織業が盛んで、京丹後市とともに丹後縮緬の主産地として知られた。平成13年岩屋に老舗の織物工場跡を活用して丹後
ちりめん歴史館が開館。加悦の中心街区には「ちりめん街道」の通称がある。近世から昭和初期に建てられた建造物が一体となって織物
の町として栄えた特色ある景観をよく伝え、重要伝統的建造物群保存地区に選定される。 【与謝野町観光協会】
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ここで昼食の時間となり、天橋立方面へ向かい、阿蘇海沿いにある『シーサイド・センター』で、焼きアワビ、サザエ、あさりの酒蒸し
などを頂きました。この頃から青空が広がり、食後センターの前庭から日差しを浴びた阿蘇海の模様を撮りました。
食後は歩いて『元伊勢籠神社』へ行きました。籠神社は伊勢神宮の元宮として知られていることから「元伊勢籠神社」と呼ばれ、“お伊
勢さんのふるさと”として親しまれているとのことです。
拝殿で拝礼しての帰り、境内にある『大和さざれ石』に気がつきました。この石は長い年月をかけ、小石が粘土・砂に混じり、大きな岩
となったとのこと。あの ‘ 千代に八千代にさざれ石の巌となりて… ‘ のさざれ石とのことでした。
この後は、天橋立観光船に乗るため、観光船乗り場の『一の宮駅』に向かいました。
観光船は20分ごとに出航しており、乗船客も多く見受けられました。
船は左手に天橋立を見ながら進み、ここでもウミネコが飛来し、餌をねだっていました。
船は12分ほどで『天橋立桟橋』に到着しました。
ここで自由時間があるので、桟橋付近から珍しい『廻船橋』と『大天橋』を渡って、松林の中などを散歩することにしました。
下の画像は大天橋から桟橋付近と天橋立の松林を撮ったものです。
次いで松林の入り口にあった『日本三景の碑』と、天橋立の宮津湾に面した海水浴場です。
ここまでで元に戻り、知恩寺の山門前にある『吉野茶屋』で天橋立の名物和菓子『智恵の餅』を頂きました。
江戸時代から伝わるこの餅は食べると智恵を授かるといわれており、軟らかい餅にこし餡をのせたものでした。
かくして今回のツアーの見学は終わり『知恩寺』の山門を潜り、『文殊堂』で拝礼し駐車場へと戻りました。
知恩寺
日本三文殊のひとつで通称切戸(又は九世戸)の文殊堂として知られている文殊菩薩の霊場です。
智恵を授かる文殊さんとして有名で、受験や資格試験などの受験生やその御家族がお参りに来られます。
茶屋通りに面する山門は、黄金閣とも呼ばれる市の指定文化財で、楼上に釈迦如来を中央に両脇士・十六羅漢を安置する、禅宗様式・
三間三戸二重門の丹後地方最大の山門です。 【天橋立観光協会】
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バスは宮津天橋立 I Cから京都縦貫道に入り、綾部JCTで舞鶴若狭道、敦賀JCTで北陸道、米原JCTで名神高速道を経由して岐阜羽
島 I C から岐阜羽島駅に到着しました。
舞鶴若狭道の途中急に雲が広がり、雨が降ってきた際に低い位置に虹が出て暫し楽しませてくれました。
また、三方五湖PAでトイレ休憩の際は、雨が上がっていましたが、強い北風が吹いていました。
画像は三方五湖の水月湖です。
その後、名神道では養老SAでトイレ休憩して、岐阜羽島駅に到着しました。
岐阜羽島駅からは『こだま678号』に乗車し、途中夕食のお弁当(松坂牛めし、海女のわっぱめし)を頂いて、東京に着きました。
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8.25. 旅館発(バス)→ 8.50. コウノトリ郷公園 9.30. → 10.40. 与謝野 11.15. → 11.35. シーサイド・センター(昼食)… 12.40. 元伊勢籠神社
13.00. … 13.20. 一の宮駅(観光船)→ 13.32. 天橋立桟橋 … 天橋立 … 知恩寺 14.30.(バス)→ 16.00. 三方五湖PA 16.15. → 17.20.
養老SA 17.50. → 18.20. 岐阜羽島駅 18.48.(こだま678号)→ 21.47. 東京駅着
【観察した野鳥】 24種類
1.ウミウ 2.ダイサギ 3.コサギ 4.アオサギ 5.コウノトリ 6.カルガモ
7.ミサゴ 8.トビ 9.ユリカモメ 10.ウミネコ 11.コゲラ 12.ヒバリ
13.ツバメ 14.セグロセキレイ 15.ヒヨドリ 16.イソヒヨドリ 17.ウグイス 18.オオルリ
19.シジュウカラ 20.カワラヒワ 21.スズメ 22.ムクドリ 23.ハシブトガラス 24.ハシボソガラス
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