『若い方』が良いって、知らず知らずに刷り込まれている事なのかもしれません。
車の世界では『ヤレ感』と言う言葉があります。
元々は印刷や書籍業界の言葉らしいのですが、『ヤレ』の意味は『疲れ』
ただただ年式が古くて、ヤレている車は、手入れをされてこなかった車です。
しかし、オーナーが愛情を注いで手入れしてきた車には、良い『ヤレ感』が出ているのです。
風合いが出ている状態ですね。
私はそこを好みます。
故に、中古車も古着も『良いヤレ感』が出ていれば、私にとっては新品より価値があるのです。
人は?
自分の頭と身体を手入れせずにただただ歳を経た個体は、単に老化した『ヤレた』存在なのでしょうか?
私はそうは思いません。
人には感じて変わる機能があるからです。
喜怒哀楽を感じた年月の積み重ねが、程よいヤレ感を作ってくれると思います。
若い頃は全てに繊細過ぎるのです。
つまり、くたびれちゃう( ̄▽ ̄)
生きているだけでくたびれちゃうのです。
でも歳を重ねてくると、そこがいい感じで麻痺してくる(^○^)
『なんであんな事にめくじら立てていたんだろう?』って、懐かしむような気持ちにすらなってくるから不思議です。
話としては聞いていましたが、その年齢にならないと分からない良さが多々分かってくるのです。
故に、過去に戻ってやり直したいなんて気持ちにはなりません。
後悔に近い経験や反省すべき出来事の多い人生ですが、それらの経験値があったこそ、今の自分が存在しているわけですから。
この先の事はわかりません。
別に経験主義者ではありませんが、これまでもそうだった様に、多分面白い事が待っているはずなのです。
それって何?
一言で言うと『精神の解放』かな。
もうどうでも良くなっちゃうって事ではありませんよ(笑)
何が起きても飄々と対応し、自分以外の人の持てる能力をも存分にに発揮させる事のできる長老的『精神の解放』
森羅万象の源に向かっている人生を実感できる聖人的『精神の解放』
新しい事や分からない事を拒絶せず、その本質を知ろうとする挑戦者的『精神の解放』
それぞれの人にそれぞれの
『精神の解放』があるはずです。
今日も精神の解放を求めて、お稽古しようかな?
硬っ!(^○^)
『精神の解放』に必要なものは
『元気』です!
『元気があればなんでもできる!』と
アントニオ猪木が言っていましたが、
あれ、ど真ん中の正解です。
よく寝てよく食べて、声出してラジオ体操すれば、丹田から元気は出てくるのです。
『元気があればなんでもできる!』
『元気があれば精神が解放される!』
そう言う単純な事なのであります。
更なる精神の解放を求めて、
元気にお稽古しましょう!
そう言う事なのであります。
今日は午後から雨もあがってくるそうです。
お教場でお待ちしております〰