悠翠徒然

画像中心

久々にチャクラ開く

2022-12-09 08:09:00 | Weblog
私の作品作りの方法は、まず、漢字や言葉からひたすら想像する。
想像できたら、それを表現する為にひたすら書く。
書きまくる。
書きまくっているうちに、技巧の枝葉が落ちて行き、太い幹だけが残って行く。
さらにひたすら書く。
降りてくるまで書く。
時間が止まる。
呼吸も止まる。
そうして無心になったところへ降りてくる。
それには後から気づく。
その時は気づかない。
体力を使う。
身体勝負だ。
創造したのかすら分からない。
書き終わってしゃがみ込んだところには、書き損じた紙の山、、、、。

伝統や形式には理由がある。
しかしその必然性を分かりやすく説く者は少ない。
ならば自分でその必然性を突き止めてやろうと思う。
たどり着いた答えは大抵シンプルなものだ。
それには従う。
それに従いながら、心も書技も自由自在に書けるまで書く。
自由自在になった時は何かが降りている。

何かって何?

なんだろうね?

それは書を志す者にしか分からない、言葉に出来ない『何か』なんだろうと思う。

そこに少しでも触れた人は、もう墨の虜になっている。
引き返すことはできないし、それは無意味な事だ。
だったら前に進むしかない。

誰の事?

これを読んでいる君の事だよ。


墨をガッチリと抱きしめて生きるしか、楽しく生きる方法はなさそうだ。