居合では『遠山の目つき』という言葉があるそうです。遠くを見ているような、どこを見ているか分からないような目線。
相手の後ろを見ているようで全体が見えている状態、、、。
相手をにらむような目つきより、武道の世界では『遠山の目つき』が一番怖いそうです。
武道で対峙した時には会話はありませんが、一般社会では会話する中で起こり得るのが『遠山の目つき』なのかもしれません。
どことなく掴みどころがなく、ふわふわとそこそこ楽しく会話しているうちに相手の術中に取り込まれている経験ってありますよね。
しかも時間はそれほどかからない。
短ければ初対面なのに5分以内に勝負はついている。
会話の達人ですよね。
そんな人が詐欺師の場合も多いのです。
多くのことを一気に捲し立てる様な話術の営業マンとは話し半分以下にして聞くようにしています。
長く付き合おうとしているなら、自分の言いたいことを一気に話さないはずです。
一気に来るのは怪しいのです。
黒い裏が明確にあるのです。
時間がある時は時間かけて腹割らせる事もします。
売り込みに来た商品より良い商品が台頭しつつあり、賞味期限切れになる前に売り尽くす営業の最中であることを暴露した営業マンもいました。
『義理があったとしてもそんな仕事辞めた方がいいよ』と諭して帰した事もありました。
その時の私の目が『遠山の目つき』になっていたとは思えませんが、、、、。