昔の実家には、赤いとんがり屋根の洋間がありました。
洒落た造りでした。
大正期から昭和初期にかけての流行りだったのかな?
山田洋次監督作品にも、赤い屋根のお家が登場します。
最後は空襲で焼けてしまうのだけれど、我が家は建て替えるまでの昭和60年まで残っていたのです。
とんがり屋根なので、たまに大雪が降ってもつもらない屋根でした。
てっきり雪国の家はとんがり屋根ばかりだと思っていたのですが、映像を見ると東京都変わらない勾配の屋根ばかりのようです。
建物の耐久性が上がったからなのか、とんがり屋根建築にはコストがかさむのか、、、。
山田洋次監督作品の映画に出てきた赤いとんがり屋根のあるお家には、人間の営みが描かれていました。
戦争があったって、空襲があったって、貧しくたって、そこに人間がいる限り、営みがあるのです。生活があるのです。
その象徴が赤いとんがり屋根だったように思います。
戦禍に苦しむウクライナの人々心の中に、せめて赤いとんがり屋根があればと思います。
破壊された戦車の前に立つデビ夫人の写真に、『赤いとんがり屋根』を感じました。
彼女はウクライナへの日本からの救援物資の輸送費にも多くの私財を出しているそうです。
陰日向に活躍している彼女は、セレブの本来の役割を知っていて、それを実行しているのですから大した人です。
バラエティで簡単に取り上げるべき人ではないのでしょうが、それをあえてやっているのも本人の考えなのでしょう。
日本人でデビ夫人を知らない人はほぼゼロなのですから。
彼女の活躍に刮目。