軽井沢バイシクルライフ

10年以上のブランクの後現役復帰した中年サイクリストの活動と昔話

自転車競技の根幹を揺るがす問題 ドーピングについて

2018-12-21 21:58:02 | 日記

(2017さいたまクリテリウムのフルーム選手)
昨年のブエルタ・イスパーニャ(スペイン一周)で総合優勝のクリストファー・フルーム選手(チームスカイ・イギリス)のサルブタモール(喘息薬)の基準値超過使用がド-ピング検査で発覚しましたが、それに対するUCI(国際自転車競技連合)の沙汰がなかなか出ないでいました。
そしてようやく5月のジロ・デ・イタリア(イタリア一周)の開幕直前でお構いなしの裁定が出ました。
慎重なのは良いが遅すぎでは?

(2017さいたまクリテリウムスタート前)
そして、今日の自転車サイトでは今年のツアー・オブ・ジャパンに出場した日本人選手が喘息薬の使用により6ヵ月の出場禁止という、日本アンチ・ドーピング規律パネルの決定があったとのニュースが流れました。
どうしてフルームはお構いなしで、こちらは6ヶ月出場停止なの?しかも当該選手はチームを解雇されたとのこと…
疑問に思う方もおられると思います。
私見を述べさせていただきます。
・フルーム選手は事前に医師の指示で喘息薬が処方され、使用することを申告していたが、たまたま基準値を超過してしまった。
・ツアー・オブ・ジャパンのケースでは事前の申告を怠っていたため、意図的なドーピングではなかったとしても、ドーピングに対する意識が低い、甘いので今後のためにも厳罰に処する必要があった。
こんなところなのでしょうか?

(2017さいたまクリテリウム)
大げさに言えば、日本でも多くの観客が集まり人気スポーツにのし上がろうとする、ロードレースを中心とした自転車競技の根幹を揺るがす問題がドーピングなのではないでしょうか?
何しろ自転車競技では過去幾多のドーピング陽性事例が問題となっており、しかもスポーツ界では過去最悪ともいえる、アームストロング事件が有名になっておりますから、どうしても世間の目を引きやすくなってしまいます。
ちなみにもう一つベルギーのトラックレース(6日間レース)に出たロード選手が点鼻薬を使用してドーピング陽性というニュースも今日の自転車サイトに出ていました。
鼻炎持ちで点鼻薬を使用する私もドーピング黒判定です!
しかし、点鼻薬については申告しておけばOKとの記述がありました。
事前申告についても分かりやすく選手やコーチに周知することも大切なのではと思うところです。
コメント
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