(写真は2017年ジャパントラックカップ)
団体追い抜き競争(チーム・パシュート)は、スピードスケートでは1チーム3名で距離3,000mです。
自転車では1チーム4名で距離4,000mです。
歴史はおそらく自転車競技の方が先だと思うのですが…
団体追い抜きは、ケイリンのように集団でスプリントする種目ほど落車事故は少ないように考えられますが、たまには落車も発生します。
室内250m走路のコーナーは45度もあります。女子日本ナショナルチームの団体追い抜きでペダルをこすって落車したのをテレビで見たことがありました。
ところが、角度がせいぜい30度前後の400m走路で、私の前を走る選手が、先頭交代に失敗して単独落車したことがありました。
多分ペダルをこすったのではなく、ハンドル操作のミスなのかなと思うのですが…
それは、ある年の国民体育大会のことです。
スタート直後の最初のコーナーで突然それは起こりました。
落車した彼はひどい擦過傷で、本当に痛かったと思います。
翌日は、痛い体で車を運転して帰りました。
本当にお気の毒ですが、残された私を含む長野県チームも大変でした。
1人少ない3人で4,000mを走ることになりましたので、それは大きなハンディでしたが、それなりに納得がいくタイムでありました。
しかし、残念なのは、結果ではなくチーム全員で4,000mを走り切ることができなかったことです。